人生の新たなスタートで着られる美しいウェディングドレス。
憧れを持つ女性は沢山いると思います。

私もその一人です。

そんなウェディングドレスがなぜ白いのか知っていますか?

その理由について、中学の家庭科の先生はこうおっしゃっていました。
「『あなた色に染めて❤︎』っていう意味があるからだよ!」

ここでいう「あなた」とは新郎のことを指します。

ちなみに神前式で新婦が着る白無垢にも
「嫁いだ家の家風に染まる」
という似たような意味があるようです。


女性に色があってはいけないのか?

当時ウェディングドレスが白い理由を習った時には
何も思いませんでしたが、今では違和感を感じます。

女性は自分の色を持っていてはダメなのか?
女性は誰かと結婚したら自分の色を消さなければいけないのか?

沢山の女性が憧れるウェディングドレスに
女性軽視の意味が込められていると知って私は悲しくなりました。

≫結婚したら変わる5つのポイント!結婚と事実婚の違いも解説

女性軽視の現実

ウェデングドレスや白無垢を「あなた色に染めて
と意識して着る人は今では少ないかもしれません。

しかし世の中の風潮として、
女性を軽視するこのような考えがまだ残っているのではないか
と私は感じています。

一時期話題になったとある芸能人が
女性軽視発言をしてしまったことからも納得できます。

「男は仕事、女は家庭」
このコテコテのステレオタイプを持っている人は最近減ってきたとは思います。

 それでもまだ
女はみんな料理が得意」
女はみんな繊細な作業が得意」
女より男の方がリーダーシップがある」
などの女という性別で一括りにされた考えが残っている気がします。

この考えによって共働きだとしても家事が得意だから
と女性が家事をすることを強いられたり

男性の方ができる仕事だから
と女性に当てられる活躍の場が制限されているのではないか。

そう私は考えます。

全ての女性のそれぞれの個性や生き方は尊重されるべきです。

男性は女性より上、という考えはおかしい。
女性だからといって、人生での選択が制限されることは間違っています。

≫あなたは大丈夫?日本社会に潜む無意識のジェンダーバイアスとは

だから私は

パートナーの男性に左右されず、女である私だって常に自分の色を持っていたい。

 結婚したら多少の制限はあるかもしれないけど、それでも自分の色は失いたくない。
 だから「相手に染まる」という意味を持つ白いウェディングドレスは私は着たくありません。

タイトルには「緑」と書いたけれど、正直その色にこだわりはなく、
単純に自分の名前が「若葉」なので私のイメージカラーとしてそう書きました。

これから私らしく自分の思うように生きて、もし結婚という節目を迎えたら、自分の色は何か考え
 「改めて、私はこんな人です!よろしく!!!」
という意味を込めて、自分色のドレスが着たいです。

ライタープロフィール
杉野 若葉(すぎの わかば)

青山学院大学地球社会共生学部1年
世界中の女の子が「女の子に生まれてよかった」と思えるために、自分に何ができるか模索中。
twitter: @wkb_ino