グリーンリカバリーという考え方を聞いたことはありますか?
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、外出自粛を求められる今。
マスクをせずに街中に出かけられる、以前までは当たり前であった日常を切望してきた方も多いはずです。
でも本当に「以前までの当たり前を取り戻すだけ」で、いいのでしょうか?
どうせなら、新型コロナウイルスが流行る前の社会よりも、いい社会になればいいと思いませんか?
コロナ禍以前よりもいい社会を創ろうとするのが、グリーンリカバリーの考え方です。
コロナ禍で知った当たり前の有難さ
私たちは新型コロナウイルスが流行ったことにより、当たり前だと思っていたことの有難さを知りました。
当たり前に大学の対面授業に出られること、ライブやフェスを楽しみにできること、海外旅行に行けることなど、挙げればきりがありません。
また、私たちが外出を自粛したことにより、大気汚染が改善したり、海や川がきれいになったりするなど、環境が改善された話も聞きました。
グリーンリカバリーでいい社会を
私たち人間のライフスタイルが少し変わっただけで、自然は力強い回復力を発揮し、環境は変化しました。
少しずつ進むコロナ禍からの脱却。
いい環境の変化を一時的なものにせず、暮らしや社会を立て直していくには、どうすればいいのでしょうか?
その答えのひとつが、グリーンリカバリーです。
グリーンリカバリーは今、欧州を中心に世界中で広まっています。
脱炭素社会の実現に向けた気候変動対策をさらに推し進め、
生態系や生物多様性の保全を通じて、よりレジリエントな社会・経済モデルへと移行していきませんか?
*脱炭素社会とは
二酸化炭素(地球温暖化の原因)排出量が実質ゼロでなる社会*レジリエントとは
困難な問題や危機的な状況から、すぐに立ち直る力を持っていること。
コロナ禍からの経済復興・グリーンリカバリー。
大切にしたい考え方です。