仕事は「社会貢献」NPOでの働き方#1~認定NPO法人フローレンス岩井純一さん~

NPO・NGO

今回インタビューさせていただいたのは岩井純一さん。

子育て支援を行う認定NPOであるフローレンスで働いています。

第1章では現在の仕事内容ややりがいをお聞きしました。

“社会課題を解決に導く仕事に就きたい“学生必見です。

認定NPO法人フローレンスにて広報やプロジェクトマネージャーなどを担当。
学生時代は国際協力を専攻し、主に東南アジアの子どもたちの支援に携わる。
その後、日本の子どもに関する社会課題に関心を持ち、教育コンサル、人材派遣、制作プロダクションを経て、フローレンスに参画。
現在は、本職であるフローレンス以外にも、マギーズ東京での広報ファンドレイジングやNPOコミュニティ運営など幅広く活動している。

現在の仕事

ーーー現在の仕事を教えてください。

子育て支援を行う認定NPO法人フローレンスで広報、外部連携、新規事業などを行っています。

もともとは国際協力に興味があり、学生時代にはNGOを立ち上げて活動していました。

大学卒業後は、制作プロダクションなどで働き、4年半ほど前からフローレンスで働いています。

NPOは情報発信がまだまだ弱かったり、認知されていなかったりするので、フローレンスではオウンドメディアを通して活発に記事作成などを行い、情報発信をしています。

フローレンス以外にも、他のNPOの広報ファンドレイジング支援やNPOコミュニティの運営などを行っています。

ーーー広報の仕事とは具体的に何をしているのですか?

フローレンスでの取材対応やオウンドメディアでの情報発信、SNS運用などを通して組織、社会課題、事業の認知拡大や必要なリソース獲得を行うのが広報にあたります。

まとめると、記事を書いたり、上がってきた記事の校正編集やメディア管理、SNS運用を主に広報としてやっているところですね。

ーーー外部連携はどんなものがありますか?

フローレンスは、色んな企業やNPOなどとプログラムを共に立ち上げたり、連携していくことが増えています。

その中で、何を目的に、課題解決のために、どうプロジェクトを進めていくかなどを考え、連携して、物事を作り上げていくことも外部連携としての仕事の一つです。

私はプロジェクトマネジメントをすることもあれば、広報を担ったりもします。

プロジェクトを進める中で役割は変わっていきますね。

また、NPOが企業と違う部分は、NPO同士は決して競合ではないところです。

特にコロナ禍で社会問題が深刻化、複雑化しているので、色んな企業、団体と、目的や前提を共有して、どう課題解決をしていくのかを考えて、手を取り合って、取り組みを行なっています。

企業の場合だと、いかに売り上げを上げるか、サービスの顧客を獲得するかが目的だと思うんですが、NPOが求めるのは“社会課題をいかに早く解決するか“なので、そこは個々でやるより、連携したり、お互いの専門性を活かした方が確実に早く良くできると思います。

ーーー新規事業に関していかがでしょうか?

フローレンスは、トライ&スモールスタートでまずはやってみる気質がある組織です。

そのため、新規事業が大小含めて立ち上がります。

そこにも必要に応じて、プロジェクトマネージャーで関わる時もあれば広報で関わる時もあるし、時には立ち上げに関わったりだとかします。

今も10個くらい大小問わず新規事業があるので、それぞれの場所で求められる形で入って、必要な対応やスキルを提供しています。

やりがいは変化を生み出す瞬間に立ち会えること

ーーー仕事のやりがいはなんですか?

社会を変える瞬間や個人の変化を生み出す瞬間に立ち会えることです。

困難があって実現しえなかったこと、多くの人が目を向けなかったことを形にする、変えていくことをフローレンスは行っています。

制度を変えたり、待機児童にすらなれなかった子どもたちがフローレンスの事業を通して認可保育園に行けるようになったり。

そんな瞬間に関われたり、生み出していけるのは本当にやりがいを感じました。

例えば、今100人に1人くらいの確率で多胎児(双子や三つ子など、母親の体内で同時期に発育して生まれた複数の子どもたち)が生まれていて、授乳やおむつ替えも2人分以上となると、育児はとても大変です。

家から出るだけでも一苦労で、移動には大変な困難が伴うのですが、バスに「双子ベビーカーは畳めないと乗れない」という理由で乗車拒否されるケースもありました。

その問題をあるフローレンススタッフが、双子を育児する友人の手伝いをしながらその壮絶さを知ったことで、“なんとかしたい!“と思い、双子や三つ子を子育てする親御さんに対してアンケート調査を始めました。

実際に何が問題なのか、可視化しないと分からないので、SNSを中心に回答を呼びかけたところ、1500以上もの声が集まり、多胎育児に関する課題が明らかになったのです。

その声をもとに記者会見を実施し、政策提言などを通して、などをしてサポートの必要性を訴えたら声を上げたら、小池都知事や東京都、厚労省、東京都交通局にもその声が届いて、つい先日、一部都バスの一部路線で双子ベビーカーを畳まずに多胎児が乗車できる試みがスタートしました。

ーーーーーー次回予告ーーーーーーー

フローレンスで仕事に情熱を傾ける岩井さん。

実は学生時代、今の姿からは想像もつかないような荒れた生活を送っていたそうです。

第二弾では、自分を変えた出来事や人生の転機についてたっぷりとお伝えします。