自分の中にある想いや違和感、疑問を大切に#3~認定NPO法人フローレンス岩井純一さん~

NPO・NGO

いよいよ最終章。

フローレンス岩井さんが望む未来と
社会課題に取り組む学生へのメッセージをいただきました。

“自分のペースで“がキーワードです。

認定NPO法人フローレンスにて広報やプロジェクトマネージャーなどを担当。
学生時代は国際協力を専攻し、主に東南アジアの子どもたちの支援に携わる。
その後、日本の子どもに関する社会課題に関心を持ち、教育コンサル、人材派遣、制作プロダクションを経て、フローレンスに参画。
現在は、本職であるフローレンス以外にも、マギーズ東京での広報ファンドレイジングやNPOコミュニティ運営など幅広く活動している。

理想の社会

ーーー岩井さんはどんな未来を望みますか?

誰もが挑戦することができて、選択したい選択をしていける世の中にしていきたいです。

「何かしたいけど何をしていいか分からない」「自分にはできない」「自分とは違う」と思っていて一歩踏み出せなかったり、日々の生活や仕事に追われていて何かしたいけど、余裕がなかったり。

そんな風に思っている人も多くいると思います。

これからは、自分も挑戦したい、自分にできることをやっていきたい、〇〇がしたいと思って、誰もが挑戦していけるように、一歩踏み出せるような未来にしていきたいです。

一人一人にできることがあるからこそ、まずは今の自分にできることから始めて欲しいと思います。

調べる、イベントに参加する、話を聞く、情報発信をする、寄付をする、ボランティアをする…

できることから始めて、そこから幅を広げたり、自分のやりたいことを見つけたり、挑戦したりと。誰もが当たり前のように、やりたいことができる未来を作っていきたいです。

就活までにやるべきこと

ーーー就活を始めるまでにやるべきことや大切なことはありますか?

自分と向き合って、自分の軸を持っていてほしいです。

自分がどんな問題意識を持っていて、どんな課題を解決していきたいか、何を大切にしているか、なぜそう思ったのかなど、自分と向き合って、深掘りをして欲しいですね。

その中で迷うこともあるかもしれませんが、自分の軸を持っていれば、そのために必要なことは何か、いま何をすべきか、その先に繋がっていくかという思考や視点、意識を持つことができるかと思います。

自分の「得意」「好き」「やりたい」「大切にしたいもの」をしっかりと把握しておくことが大事です。

キャリアに悩む方々へ

ーーー将来のキャリアについて悩んでいる人たちへメッセージをお願いします。

自分の中にある想い、違和感、疑問を大切にしてください。

明確にやりたいことや想いがなくても全然いいと思います。

想いだったり、やりたいことが見つかったり、できるようになるのは人それぞれのタイミングやペースがありますからね。

周りがそうしてるからとか、世間的にそう言われているからする必要はないと思うので、比べたり、周りに合わせたりしないで、自分のペースや関わり方で社会課題に向き合って、付き合えたらいいですね。

やりたい!で動ける人は多いけど、“違和感“とか“疑問“はうやむやにしたり、無かったことにする人がいるかなと思います。

“違和感“ってものすごく大事かなと。

“なんかモヤモヤするな“とか“違和感があるな“と思ったら調べてみたり、発信してみたり、声を上げたりすると少しずつですが、変わってくるのかなと思います。

同じような違和感を持っている人が多くいたり、一緒に物事を作っていったり、動かしていったりとすることもありますからね。

ーーー“自分のペースで“って大事なことですよね

選択や行動のタイミングは人それぞれですからね。

私みたいに30代になってから本当にやりたい仕事につく人もいますが、今は新卒でNPOに来る人もいますから、その選択のタイミングは人それぞれだなと思います。

私は正社員だけど、社会貢献にボランティアやプロボノで関わっている人もたくさんいますよね。

関わり方もそれぞれで、一人一人が選べるはずなので、自分が今どれくらいできるか、どれくらいやりたいか、やれるかを大事に行動してもらえたら一番いいのかなって思います。

周りと比べるとかは全然しなくていいと思うので。

休みの日の過ごし方

ーーーここまでのインタビューで岩井さんの活動的な人生を見せてもらいましたが…お休みの日はどうやって過ごしているんですか?

私は休みの日でも常に動いていますね。笑

仕事以外にもNPOコミュニティを運営したり、他のNPOにも関わっているので、その運営や打ち合わせをしたりしています。
それが好きだし、常に自分がやりたくて、楽しくてやってるので、オンオフの切り替えとかはないです。

外が好きなので家でじっとはいないですね。

止まったらきっと死んじゃうタイプなので。笑

ーーー最後に学生へのメッセージをお願いします!

社会課題が課題として多くの人に認知されたり、物事が動いたり変わったりする時って、最初は一人の声から始まってるんですよね。

記憶にある方も多いかもしれませんが、「保育園落ちた日本死ね」は、ある方のブログをきっかけにして待機児童問題が一気に浮き彫りになりました。

たった一人の想い、言葉、時には愚痴や、ツイートで世の中が変わっていくことがあります。

発信する、行動するって勇気や覚悟がいることだけど、誰にでもできるので、できることからやっていくと、繋がったり見えてきたりします。

無理はしなくていいから、まずは自分にできる発信や行動からしていけたらいいなと思っています。

あとは、未経験とか前提や条件とか意外と問題にならないこともあるなって今振り返ると思います。

私はもともとフローレンスにWEBディレクターで入りましたが、当時はWEBのスキルも知識も一切無かったんです。

もし知識やスキルだけを重視されていたら、書類で落とされて相手にもされないはずです。

でも私には「想い」だけはあって、人とのコミュニケーションや繋がりが好きなので、そういうところをひたすら伝えました。そして採用してもらえました。

だからやりたいことがあるのに、自分で制限してしまうのはもったいないなぁと。

大学生って一番なんでもできる時期で、今やっていることが今後どう紐づくかわからないけれど、ゆくゆく繋がっていくこともあるので、明確でなくてもいいし、もし何かしたいことがあるのなら、できる範囲で動いていって欲しいと思います。