日本の教育は最先端!?〜UNESCO 斎藤珠里さん〜

2.日本は教育後退国ではない。

ユネスコでは、どのように教育に関わっていますか? 

持続可能な開発のための教育というセクションESDEducation for sustainable development)プログラムで、ユース世代(18~35歳)が持続可能な世界に貢献できるための枠組みづくりに携わっています。

具体的には、ユースの育成や世界各国のユースが協力しあえるように、各地域でワークショップの開催などをしています。

例えば、アフリカの23カ国から、ユースリーダーを50人程呼び、ワークショップを行っています。

そこでは、自分たちの地域ではやってない他の国の良い活動に気付けたり、新たな解決策や気づきが生まれるので、ポジティブな化学反応が起きます。

今は地域的な単位で行なっていますが、ワークショップをもっとグローバルなレベルで行っていきたいです。

2017年2月、ケニア・ナイロビで開催したESDユースのためのワークショップにて

-日本の教育はよく時代遅れと言われますが、どう感じていますか? 

実は日本の教育はすごくレベルが高いです。

学力という視点ではなく、「ものを考える力」と「他人を思いやる精神」がすごいと思います。

そういった精神がないと、いくら知識があっても、実際には行動に移せません。

だから、クールな頭と温かい心の両方が必要です。
この2つが結びついて、発信力になる。
そこは日本のすごくいい部分だと思います。

実際、日本では、家庭教育や学校の課外活動、地域のクラブなど、いわゆる学校教育のカリキュラム外での学びの文化があります。

ESDを本当に推進させるためには、学校のカリキュラムだけではなく、その非慣習的な文化を手厚くすることが重要だと感じます。

日本人には、当たり前のことでも、世界では違う。

私は、もっと日本人1人1人が発信者になって、日本の良い所を発信していって欲しいです。

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