フリーランスで社会課題解決~今を生きる国際協力師 原貫太さん~

4.国際協力に関わる人を増やす発信

―――日本で現地のことを発信する中で、大切していることはありますか?

最近は自分を軸にして発信しています。

「ウガンダの問題」という枠だと遠く感じてしまうけど、「原貫太」というフィルターを通してなら、現地で起きていることも身近に感じられます。

つまり、僕という人間を近くに感じてもらったり、応援してもらえれば、その先の社会課題も身近に感じると考えています。

なので、自分を軸にすることは無意識的に大事にしています。

また、「自由に働きながら世界を変える」を目指したいと思える人を増やす、そういう発信を心掛けています。

 ―――なぜ国際協力に関わる人を増やしたいのですか?

ざっくり言うと、「いい社会を作りたいから」ですかね。

もう1つは既存の国際協力に違和感を感じていて、学生時代のインターンは一人一人に寄り添った支援をしていて、すごくいい活動でした。

その学びの一つとして、団体の理事長が書いた「ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?」という本に書かれていた哲学が自分の中に刷り込まれて、既存の援助や大きな枠組みに疑問を感じることもあります。

開発世界の既得権益的なところには問題意識を感じることもあるので、個人レベルで社会課題解決していきたいです。

今後は個人の力が強くなっていきます。

現にSNSの発達を見ていれば、マスメディアに対して個人が物言えるようになっていますよね。

そういったムーブメントは、ほかの分野にも広がると思うので、個人で活躍できる人を増やしていきたいです。 

―――原さんの考えるいい社会とはなんですか?

「公正」がキーワードかなと思います。

スタートラインに立てない人、例えば布ナプキンの支援とかも生理のせいで学校に行けなくて教育が受けられない。

そもそも夢をかなえるためのスタートラインにも立てないかなと思っています。

僕の支援は現地からのニーズがあって、それに呼応する形で始めたというシンプルなものでした。

しかし、よく考えると、そういった支援にモチベーションを感じるのは、現地の子供たちがスタートラインに立てるような支援をしたいという想いからでした。

そこから先は現地の人たちの力を信じればいいと思うので、夢をかなえるためのステップをサポートしたいなって思います。

―――最後に社会課題解決の道を志す人達に応援メッセージをお願いします。

余計なことは考えずに、今自分が考える「やりたいこと」や「やるべきこと」に集中すればいいと思います。

学生でいろいろなしがらみを考えて行動を起こせない人がいると思います。

例えば、就活しているひとであれば、親や社会からのプレッシャー、いろいろあると思うのですが、そういった周りの声はいったん取っ払って欲しいです。

シンプルに今何がやりたいかを考える、その結果、自分がやりたいことや足りないものが出てきたらそれを身に付けて行く。

そういう姿勢で生きたほうが、トータルで幸せに、まっすぐに生きられると思います。

そういった意味で、自分に自信をもって今やりたいことをやる。自分の気持ちに真正面から向き合ってもらえたらなと思います。

 

原さんをより詳しく知りたい方はこちら👇

 

フリーランス国際協力師原貫太

フリーランス国際協力師原貫太のYouTubeチャンネルです。 原貫太(はらかんた)。1994年生まれ。フリーランス国際協力師。早稲田大学卒。 フィリピンで物乞いをする少女と出会ったことをきっかけに、学生時代から国際協力活動をはじめる。これまでウガンダの元子ども兵や南スーダンの難民を支援してきた。 大学在学中にNP…

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ライタープロフィール

別所梨央
中央大学3年
学生団体NGO FEST TOKYO9期代表
フィリピンで自立支援。「最良の国際協力を探究、実行、啓発する」ことを目指しておりました。最近は学生団体のエンパワメントができるオフラインプラットフォーム作り。
Twitter: @BesshoEragon

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