本田圭佑選手とともに目指す「“モノ”ではなく、”機会”の提供を」 ~SOLTILO二村元基さん~

3.【“モノ”ではなく、”機会”の提供を】3つの機会とは??


ーーー現在はどんな活動をされていますか? 

現在は、本田圭佑グループの一つであるSOLTILO株式会社で海外事業部 / アフリカ統括マネージャーとして働いています。

事業内容は、国内外でのサッカースクール事業、スポーツ施設運営、国外サッカークラブ運営(カンボジア、ウガンダ)の3つです。

そして、この事業を基盤に 「AFRICA DREAM SOCCER TOUR」というチャリティー活動を行っています。

この活動は【“モノ”ではなく、まずは”機会”の提供を】というコンセプトのもと《3つの”機会”の提供》をしています。

1 無償でのサッカー指導の機会の提供
2 サッカーアカデミー入団の機会の提供
3 サッカー以外の選択肢の提供

このプロジェクトを始める時に、本田圭佑に提案したところラインで

「どんどん暴れて」

と7文字だけ。

本田とは同い年なのですが、上に立つ人間が彼でよかったと思いました。

俺の名前を使えるだけ使って構わないと言ってくれているので遠慮なく使わせてもらってます。

ーーー これまでの国際協力における活動において、「これは失敗だった」と思う体験や経験はありますか?

コンセプトの1つ目の無償でのサッカー指導の機会の提供につながる失敗があります。

最初は、ルワンダのストリートチルドレンにサッカーを教える活動からスタートしました。

現地のメディアや政府系の方を呼び教室を開きました。しかし、次の日にお礼に行くと彼らを使って金儲けしようとしていると思われ、子供に教えるな、テレビの映像も使うなと、、、

原因は2つありました。

1つは、活動の意義をしっかりと伝えきれていなかったことです。意義の言語化を相手が腑に落ちるまでできず、ふわふわした状態で進んでいました。


もう一つは、スタンスの問題です。僕らがやってあげるよというスタンス。
今までサッカーを教えてもらったことがないのだから、やるしかないでしょっていう。

しかし、彼らからするとそんなことは関係なかったのです。

その2つはとても経験になりました。

ーーー現在の活動をする上で、大切にしている考えを教えてください。

コンセプトの2つ目のサッカーアカデミー入団の機会の提供の部分で大切にしている考えがあります。

それは、彼らを100%依存者にしないことです。

上手な子にはアカデミーの試験に受けてもらいます。
合格した子には補助するが全額補助しないです。

彼らにとって全額補助は、天からの贈り物のようなもので継続性がないです。
結果的には彼らの生きる力を奪うことになると考えています。

国際協力に正解はないです。モノを提供する協力が不正解かというとそうではなく、役割分担が大切です。

ーーーサッカー以外の選択肢の提供とはどのようなことをしているのですか?

社会見学のような形で、ケニアにあるHONDAさまのバイク工場や、ローカルのNGOが運営しているサッカーボール工場などを訪問し、そういったところで働くためのキャリアパスなどを知ってもらいます。

また、ルワンダでは日本人アーティストの方に似顔絵教室を開催して、アーティストとしての可能性も示してもらいました。

彼らに「サッカー選手になりたいですか」と聞いたら、なりたいと言うに決まってます。

子供たちは、選択肢がとても狭まれています。

彼らの職業を否定したいのではなく、目の前にある選択肢を一つでも増やしたい。

きれいな言葉でいうと「与えられた環境を受け入れるしかない子供を一人でも減らしたい」です。

ーーー 最後に国際協力に関心のある人たちに応援メッセージをお願いします。

意志あるところに道は開けます。

「今(能力・経験を考えて)できないから」ということは「やらない理由」にはならないと思います。

優秀な人も最初から優秀ではなく、もがいて経験して築き上げたものです。

年齢関係なくやりたいことがあるならやってほしい。

これを読んでる人と一緒に仕事ができればいいなと思います。


cococolor earth(ココカラーアース)
ライタープロフィール

吉田宏輝(よしだ こうき)
「ボランティアを職業にする」というビジョンをもとに活動中
メディアやインターンを通じて100名以上の方々にインタビュー。
メディア:cococolor earth運営
学生団体topaz共同代表
個人note初月1万PV:よしだこうき
Twitter:よしだこうき/ボランティアを職業にする

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