顔と名前がわかるたった一人のために#2~Africa Note Ltd.竹田憲弘さん~

Africa Note Ltd.(アフリカノオト)代表の竹田憲弘(たけだのりひろ)さん第2弾!
ルワンダでの青年海外協力隊としての経験やスタディーツアー事業活動されているAfrica Note Ltd.(アフリカノオト)代表の竹田憲弘(たけだのりひろ)さんにお話を伺いました。前回の「#1. なぜルワンダへ?」に引き続き、今回は、「#2.起業家として日々感じること」というテーマで起業について深ぼっていきます!


#2.起業家として日々感じること

目次:
1.今大切にしている価値観はなんですか?
2.起業のメリットとデメリットを教えてください。
3.起業をするとき不安にならなかった理由はなんですか?
4.活動の中で失敗はありましたか?
5.「やりたいこと」は見つけたほうがいいと思いますか?
6.ルワンダ・スタディーツアーお知らせ👇

 

 

1.今大切にしている価値観はなんですか?

顔と名前がわかる、たった一人の誰かのために働くことを大事にしています。

東北でボランティアをしていた時は、「東北のため」に何かをしたいと思っていて、「東北のどこかに住んでいる誰々さんのため」ではなかったんですよ。

だから目的や手段もふわっとしていて、自分自身でも納得感を得られていませんでした。

それがもし「この村に住んでいる何歳の○○さん」というのが明確で、その人が困っていることにピンポイントで解決策を提供できれば、より意味のある活動ができると思いました。

みんなを助けるためには、まず誰か一人が喜んでくれることから始まる。一人が喜んでくれるなら、同じような悩みを抱える人も喜んでくれると思うんです。だからこそ、たった一人の誰かを蔑ろにするのは絶対にダメだと思っています。

「その人がどうしたら喜んでくれるか」をとことん追求することが、今の自分の軸になっています。

 

2.起業のメリットとデメリットを教えてください。

メリットは、自分の意思で働けることです。

会社の中にいると、どうしても自分がやりたいことができない、自分の意に反する仕事でもやらなきゃいけないことって結構多いと思います。

それが自分の会社になれば、やりたいことができる。一緒にビジョンを共有できる人たちと働ける。働く相手も、場所も時間も全部自分で決められるんですね。

だからこそ責任も大きくなるんですけど、すごく刺激的で楽しいと思っています。

デメリットは、教えてくれる人がいないことです。

会社員の時は先輩や上司がいたので、間違っていることを指摘してもらえたり、方向修正してもらえたりしていました。

しかし、今は全部自分で決めるので進んでいる方向が正しいのかどうか分からないんですね。

そこで教えてくれる人がいれば、もっと早く成長できたかもしれないし、迷わずに進めていけるのになと思ったりもします。

 

3.起業をするとき不安にならなかった理由はなんですか?

理由は以下の3つです。

・ルワンダでの繋がりがあったこと
・ブログをやっていたこと
・環境が良いこと

特にブログをやっていたことは、金銭面での不安を拭ってくれました。

挑戦する時に一番ネックになるのがお金だと思います。

僕は、協力隊を終える時に個人ブログのアクセスが月に15万回ほどありました。

協力隊が終わってから収益化したのですが、ルワンダに戻る時には、月数万円ぐらいは入ってくるようになったので、ブログで毎月家賃が払える確証を持てました。

ベーシックインカムみたいなものを自分で持っていたことが不安にならなかった要素として大きいです。

このときのブログは、情報サイト「ルワンダノオト」とは別の個人ブログで、今も続けています。

 

4.活動の中で失敗はありましたか?

協力隊の時ですが、考え方が傲慢だったことです。

協力隊前はアフリカに行ったことがなかったので、アフリカに対して偏見しか持っていなくて。

「オレが世界を変えてやるんだ!困ってる人たちを助けるんだ!」という意気込みで行ったんです。

でもルワンダの人達は、すごく幸せそうに暮らしていたんですよ。

困っている人がいなくて、俺の仕事ないじゃんと思って。でも、自分は協力隊という立場で仕事をしないといけないので、最初の方は困っている人を探していました。

そこの考え方が傲慢でしたね。

国際協力というのは、やろうと思ってやることではないと思うんです。

「困っている人がいたら、それを解決できる人が手を差し伸べる」というのがあるべき姿だと思います。でも僕は順序が逆になっていました。

仕事だからって無理に「国際協力」をするのは間違っていると思うので、その時の自分の助けてやるとか教えてやるという姿勢が失敗というか、間違っていたなと思っています。

5.「やりたいこと」は見つけたほうがいいと思いますか?

モヤモヤしながら、ダラダラと時間だけ浪費していくのがもったいないと感じるなら、やりたいことをはっきりと持った方がいいです。

でもそれが「将来の目標」とか「夢」である必要はないかなと思います。

僕もそうでした。

5年後、10年後なんてどうなっているか分からないし、人の気持ちって変わるんですよ。

だから将来やりたいことよりも、「今」の自分がどうしたいのか、自分の気持ちをちゃんと聞けるかが大事です。

結局は「今」の連続が将来に繋がっていくので、「今」やりたいことをちゃんと把握してどんどん積み重ねていけば、結果的に自分の理想に辿り着けると思います。

将来やりたいことがよく分からないのであれば、今一番やりたいことを始めればいいんです。


6.ルワンダ・スタディーツアーお知らせ👇

ルワンダ・スタディツアー「START」2020年3月度(第14期)

・ツアー期間:3月17日(火)~23日(月)
・締切: 2月17日(火)
・学生800USD, 社会人1000USD

・おもなコンテンツ
 - 農村ホームステイ
  – 起業家や国際協力関係者との勉強会
  – 小学校ボランティア

・こんな人におすすめ
 - 「アフリカに行ってみたいけどひとりでは不安」という方
 - 「東南アジアではボランティアをしたことがあるけど、アフリカはまだ」という方
 - 「やりたいことがわからない」という方

・くわしくはこちらをチェック↓
ルワンダ・スタディツアー「START」

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ライタープロフィール
関沼久瑠美
中央大学 経済学部国際経済学科4年
フィリピン、インドなど5ヵ国でのボランティア活動を通して複雑に絡み合う社会課題を目にし、自分にできることを模索中。

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