元協力隊が語る「居酒屋」で国際協力とは!?~協力隊 SAKE BAR Tommy’s 鴇田知弘~

 2.無関心を関心へ

ーーー青年海外協力隊で活動されるメリットとデメリットを教えていただきたいです。 

メリットは2つあります。

 1つ目のメリットは、派遣される前にある派遣前訓練です。

同じタイミングで派遣される協力隊候補生約80名が同時に皆1カ所に集まるもので、訓練を共にします。

訓練の内容はもちろん良いのですが、なにより出会いがたくさんあって毎日異業種交流会しているような感覚がとても良かったです。

70日間毎日いろんな人と意見交換したり、ご飯を食べたり、週末は一緒にお酒飲んだりしました。

アフリカに行ってた2年間くらい充実してました。それだけでも僕は協力隊に行くメリットを感じましたね。 

また2つ目のメリットは、外務省による事業なのでかなり手厚い待遇を受けられることです。

給料ではないが現地での最低限の生活費が保障されています。活動に関して上手くいかないと色々相談に乗ってもらえます。

NGOなどで行くとその団体の意向に従って活動が制限されることが多いですが、JICAだと個人の自由がききます。

自分次第で活動の範囲を拡大できるっていうのも良かったです。 

デメリットに関しては、その人次第だと思います。

例えば、隊員さんの中には自分だけで活動に集中してやりたいのにわざわざ集まることに違和感を感じていた人もいました。 

基本的に僕としてはデメリットは無かったです。国際協力の入り口としてはすごく良いものだと思います。  

顔にペインティングをして楽しむ鴇田さん

ーーー国際協力において、失敗だと思った体験や経験はありますか。 

向こうで僕が活動していた時にストリートチルドレンがたくさんいました。

どうしても寄ってくる子に対して、なにかしてあげたい思いがあって、食べ物をあげてしまいました。

そうするとどんどん広まり、彼らは僕に言えばなにかもらえると思うようになってしまい、、、

そのとき、ただ与えるというのはある意味悲劇しか生まず、根本的な解決をしないといけないと思いました。 

アフリカに行って、そういう子供たちに何もしてあげられない、自分の無力さを痛感しまし た。

そのような子達を本当に救うにはどうしたらいいかってなると国際的な規模で変えていくしかないと思います。

だから、国連とかの活動をするのが一番なのかもしれないですけど、目の前の子供を助けないんですかっていう話にもなります。

その矛盾の、間で板挟み状態になり辛かったです。  

ーーーtommy’s barで活動をする上で大切にしている考えを教えていただきたいです。 

このバーに国際協力に関わりがない人が来た時に、まず僕自身に興味を持ってもらうよう心がけています。

その後で、僕に興味を持ってくれた人にだけ初めて、自分がザンビアというアフリカの国に行っていたことなど国際協力の話題を出します。

興味無い人に、国際協力に少しでも興味を持ってもらうよう促していくのが僕の使命です。 

 

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