NPO起業でヒーローを育てる~「経営」×「国際協力」の考えとは~ NPO法人 The Peace Front共同代表 新谷佑也さん

2.国際協力で「起業する」という決断

 ―――なぜNPOを起業したのですか?

まず、起業をした理由は、自分のプレイヤーとしての活動に限界を感じたからです。

大学1,2年生の時に世界中を飛び回り、ジャーナリストとして発信で世界を変えようとしていましたが、目標に対して自分1人の発信では限界を痛感せざるを得ないタイミングがありました。

そこで、自分と同じような経験をした人が10人いれば目標達成するのではないかと考えました。

僕が高校生の時に得た原体験のような、世界を良くしようと考える人がたくさん生まれる仕組みを作り、人を育てようと考えたのが一番大きな転機です。

NPOの起業をした理由は、自分たちが欲しいサービスや課題解決が世の中になかったので、自分たちが最初にやろうと考えました。

ソーシャルビジネスを回していく中でファイナンスのリテラシーや自分たちが生きつつ、ターゲットにも価値を与え続けることが必要です。

しかし、業界が割と苦手なイメージなので、国際協力の専門性を持った素敵な人達に生きていくためのリテラシーをつけるためのサービスを自分たちで作ろうと考えました。


――――起業における過去最大の困難は何ですか?

自分が食べていけるようになるまでは結構大変でした。

困難は3年生の時に事業の作り方を教わって、自分が誰かに価値を与えて対価をもらうという訓練を始めました。

当時は自分で「Catalyst」という団体を作ってリーダー育成を行っていました。その団体では、同世代の中では割と影響力があったので、出張授業や講演でお金をいただくようになりました。

また、無人島に学生連れて行ってリーダー育成など、面白いこともやりました。そのうちにお金が大きくなってきて、それを組み合わせることによってバイトをやめられました。

その時は、自分がやりたいことと思ったことや誰かを喜ばせることに集中していたので、大学の中で浮いた存在になっており、ほかのものは捨てざるを得ませんでした。

自分が事業を作ると覚悟を決めて他のものを切り捨てる決断をしたときは、短期的には苦しかったですが、そこはすごくやってよかったなと思います。

また、Peacefrontを黒字化するまでの尋常でない行動量はあまり人にはマネされづらいと思います。

自分が食べてスタッフも食べていくにはそれくらい必要なので、自分で何かをしたい人はそれくらい覚悟をして臨むべきです。

かけがえのないThe Peace Front の仲間たち

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