NPO起業でヒーローを育てる~「経営」×「国際協力」の考えとは~ NPO法人 The Peace Front共同代表 新谷佑也さん

3.国際協力に必要なマインド

―――――活動する上で、大切にしている考えを教えてください。

大事にしている考えは、「その人の人生が前に進むこと」です。

「インターン行っておいた方がいいよ」
「資格持っておこう」
「国際協力するなら絶対院卒だよ」

世の中が表面的なものにあふれていると時々思います。

その中での私たちは、その人が抱えている課題を解決できたか、今日自分と会ったことでブレークスルーや衝撃を与えられたかという点にとてもこだわっています。

ツアーキャンプ参加者と面談をする際には、ツアーに参加するしない以前に、この人の人生が前に進むにはどうすればよいか全力で向き合う時間を過ごしています。

自分たちは向き合いたいお客さんを選べる、そこで思いを持っている本気の人と使う時間が幸せですね。

だから、思いを持った本気の人と出会えたことに感謝をして、出会えた人に衝撃を与えたいなと、その人の人生が前進するような時間を過ごせているのかどうか、というのが大事なマインドだと思います。

―――その考えをもった原体験を教えてください。

この考えを持った原体験は2つあります。

1つは、Peacefrontができることはそこだけだと思っているからです。

というのは、ツアーに連れて行った人数やコミュニティでは200~300人を相手にしており、抱えている顧客数は企業に比べると少ないです。

しかし、自分たちが一人一人に伝える時間はすごく多いです。
接点も多く、コミュニケーションもとれ、お互いの理解度は、ほかの会社や企業に負けない強みだと考えています。

2つ目は僕自身が人の顔色伺いながら生きていたことです。

最近改善してきましたが、これは国際協力やっている人や人のために生きる人は多い気がしています。
場の空気や人の気持ちをうまく読めすぎるから、自分に当てはめるとか、自分がうまく立ち回ろうとすると思います。

僕がPeacefrontを立ち上げた当初は、お客さんのことを短期的にしか見ていませんでした。
この場をいい感じに過ごしてくれればいいなという風になっていました。

しかし、自分と向き合ったときにそれが無駄であり、そのコミュニケーションが失礼だと気づきました。

お金や時間を使ってくれている人たちに自分たちができることはそうじゃないだろうと、本当に向き合うことが必要だろうと反省しました。

そして、この2つを考えた先に「人の人生を前進させる」というのがあります。


―――――最後に国際協力をやっている人に応援メッセージをお願いします。

行動の質を上げることです。

行動している人は多く、とりあえず途上国行く、イベントに行く人はたくさんいると思います。

行動の質とは、行動してインプットした時にその結果を最大化させたほうがよいです。

例えば、国際協力をやっている人に会ったとして、表面的なことだけを聞いてしまいがちです。

しかし、それだけではなく活動する上で自分が苦労しているすごく具体的なことや自分が聞きたいことをすごく深掘りをしたほうがいいです。

具体的な話を聞くように、自分が行動するときに確信を取っていく力、つまり行動の質を上げて欲しいと思います。

 以下がカンボジアツアーの様子をまとめた動画になります。雰囲気などもよく伝わってくるので、気になるかたはぜひ見てみてください!

【2019 Cambodia】Social Business Camp

主催:NPO法人The Peace Front

cococolor earth(ココカラーアース)
ライタープロフィール

別所梨央
中央大学商学部3年
学生国際協力団体FEST代表
フィリピンで参加型開発に取り組む
目標は社会問題をビジネスで解決すること
Twitter ID @BesshoEragon

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