プラスチック問題に取り組む企業に就職・転職したい!
そう思っていても、どんな企業が取り組んでいるかわかりにくいですよね。
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目次
プラスチック問題とは
プラスチック問題とは、プラスチック製品の過剰な使用と不適切な廃棄が引き起こす環境汚染や生態系への悪影響を指します。
特に、海洋プラスチックごみは深刻で、魚や鳥などが誤飲することで生態系に大きなダメージを与えています。
また、マイクロプラスチックは食物連鎖を通じて人間の健康にも影響を及ぼす可能性が懸念されています。
この問題に対処するためには、プラスチックの使用削減、リサイクルの促進、生分解性素材の開発などが求められています。
アイ-コンポロジー株式会社
アイ-コンポロジー株式会社は、環境に優しいプラスチック素材の開発に注力している企業です。
間伐材などをプラスチックに混ぜることで、石油への依存度を減らし、環境負荷の少ない素材を開発しています。
また、海中で分解される生分解性プラスチックの開発もおこなっており、マイクロプラスチックをはじめとする海洋プラスチック問題の解決に貢献。
同社の取り組みは、プラスチック業界の変革を促す一つのモデルとして注目されています。
HP:https://www.i-compology.com/
オウン合同会社
オウン合同会社は、東京都江東区にあるアイウェアカンパニーです。
「環境に優しいサステナブルなアイウェア」をコンセプトに掲げ、メガネフレームの原料に使用済みペットボトルを用いたPLAGLAブランドを展開しています。
売り上げの一部を海岸の保全活動や調査研究をおこなう公益財団法人「海の羽根募金」に寄付しており、アイウェアを通して、安心して遊べる海や自然を守る活動に貢献しています。
HP:https://shop.plagla.jp/
Bioworks株式会社
Bioworks株式会社は、サトウキビなどを原料とする植物由来で自然に還ることが可能な素材「ポリ乳酸(PLA)」の研究開発をしているベンチャー企業です。
この素材を用いて新たに開発した「PlaX™(プラックス™)」は、製造時に大量の二酸化炭素を排出する既存の合成繊維やプラスチック製品の代替となりうることから、環境問題を解決し、持続可能な循環型社会を実現することが期待されています。
HP:https://bioworks.co.jp/
株式会社フィルズ
株式会社フィルズは、使い捨てプラスチック容器の削減を目指し、持参した容器にドリンクやフードの中身だけを販売・購入できるプラットフォームを提供している企業です。
「中身だけ」というユニークな視点からのアプローチは、環境問題に関心を持つ消費者のニーズに応え、新しいビジネスモデルを構築しています。
単なるサービスにとどまらず、人々の消費行動や価値観を変える可能性を秘めています。
HP:https://www.go.fills.app/
ファイン株式会社
ファイン株式会社は、歯ブラシや介護用品の製造・販売をおこなっている会社です。
竹の微粉末をブレンドした素材の柄に、豚などの天然毛を使用したエコ素材の歯ブラシを手掛け、石油系プラスチックの使用を減らす取り組みを続けています。
製品だけではなく、工場に再生可能エネルギーである太陽光発電を導入したり、包材に竹紙を使用したり、製品の開発から製造、販売に至るまで、環境への負荷を低減。
環境問題や社会問題の解決への貢献と、企業の成長の両立を図っています。
HP:https://www.fine-revolution.co.jp/
おかえり株式会社
おかえり株式会社は、「還すを未来のあたりまえに」をビジョンに掲げ、循環をキーワードとしたサステナブルなプロダクトやサービスの開発に注力している会社です。
人々が当たり前と思って消費していたものや捨てていたものを、少し変化させることで社会や地球を守り、未来につながっていきます。
おかえり株式会社は、そんな小さな一歩を、さまざまなプロダクトを通じて人々に提案しています。
HP:https://okaeri.company/
株式会社カネカ
株式会社カネカは、人と、技術の創造的融合により未来を切り開く価値を共創し、地球環境とゆたかな暮らしに貢献する企業です。
100%バイオマス由来で、海水中でも生分解されるカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®を開発しています。
バイオプラスチックは、自然界に存在する多くの微生物により生分解され、最終的には二酸化炭素と水になります。
HP:https://www.kaneka.co.jp/solutions/phbh/
トレ食株式会社
トレ食株式会社は、未利用植物からセルロースを抽出している会社です。
セルロースは生分解性があり、石油由来のプラスチック使用量を削減できるバイオプラスチックの原料として注目されている素材です。
トレ食株式会社は、トマトの茎葉やキャベツの芯など、本来は捨てられる野菜や植物を活用しセルロースを抽出。
地域の廃材活用による新たな産業の創出や、プラスチックごみ削減などへの貢献が期待されています。
株式会社REMARE
株式会社REMAREは、海洋プラスチック製品の企画、製造、販売を行う会社です。
廃棄プラスチックを再資源化し、開発した素材を内装材、建材、プロダクトに変換する事業を行っています。
この取り組みによって廃棄プラスチックの焼却、埋め立てにかかるCO2排出量の削減、産廃費用削減をします。
HP:https://www.remarematerial.com/
株式会社SUSTAINABLE JAPAN
株式会社SUSTAINABLE JAPANは海洋ゴミ問題、マイクロプラスチック問題解決に向け取り組み行う企業です。
海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)を導入し、海洋プラスチックの回収を行っています。
HP:https://www.sustainablejapan.org/
株式会社SUSTAINABLE JAPANの事業内容や創業理由を詳しく見る
最後に
今回の記事では、就職・転職におすすめのプラスチック問題に取り組む企業を10社紹介しました。
この記事で取り上げられなかったプラスチック問題に取り組む企業はたくさんあります。
ほかのプラスチック問題に取り組む企業を知りたい方は、社会課題に取り組む企業のデータベース「ココキャリア」をご覧ください。
また、ココカラアースでは、社会課題に取り組む方々のインタビュー記事を掲載しています。
この機会にぜひご覧ください。
※企業の選定基準について
企業の選定基準については、「事業内容」「企業風土」「創業理由」の3つを軸に、COCOCOLOREARTH独自の基準によって企業を評価・掲載しています。
基準の中には、企業のミッション・ビジョンや第三社機関による認証、IR/サスティナビリティレポートの内容、直接のインタビューなどが含まれます。
![](https://cococolor-earth.com/wp-content/uploads/2023/11/吉田くん写真.jpeg)
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。