再生可能素材・資源に取り組む企業に就職・転職したい!
そう思っていても、どんな企業が取り組んでいるかわかりにくいですよね。
そんなお悩みを解決するため、再生可能素材・資源に取り組む企業をご紹介します!
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掲載を希望される企業様はこちらをご覧ください。
目次
トレ食株式会社
トレ食株式会社は、未利用植物からセルロースを抽出している会社です。
セルロースは生分解性があり、石油由来のプラスチック使用量を削減できるバイオプラスチックの原料として注目されている素材です。
トレ食株式会社は、トマトの茎葉やキャベツの芯など、本来は捨てられる野菜や植物を活用しセルロースを抽出。
地域の廃材活用による新たな産業の創出や、プラスチックごみ削減などへの貢献が期待されています。
HP:https://syokulabo.jp/
Curelabo株式会社
沖縄県浦添市に本社を置くCurelabo株式会社は、サトウキビの搾りかすであるバガスをはじめとする植物残渣をアップサイクルし、新たな素材や製品を生み出すことで、循環型社会の実現を目指している企業です。
砂糖を作るためにはサトウキビを圧搾し、搾り汁を抽出し、年間で約20万トン以上のバガスが発生しています。
廃棄物とされていたバガスに新たな価値を与え、地域の活性化にもつながる、非常に意義深い取り組みをおこなっています。
HP:https://curelabo.co.jp/
クレサヴァ株式会社
クレサヴァ株式会社は不用になった衣類を回収し、肥料を製造して野菜を育てる取り組みを行っています。
大量生産・大量廃棄が繰り返されるアパレル業界は、国連貿易開発会議(UNCTAD)が世界2位の汚染産業として指摘しています。
クレサヴァ株式会社は「衣」から「食」へと循環することで「循環型衣食住」という新しい概念を提唱し、環境問題と衣類の大量廃棄問題の解決に貢献しています。
HP:https://www.cresava.com/
株式会社EcoLooopers
「資源循環の輪をつなぐ」をビジョンに掲げる株式会社EcoLooopersは、廃棄物をゴミとしてではなく、資源として活用される社会の実現を目指し、アップサイクルを通じた資源循環の促進に取り組んでいます。
リサイクルとは異なり、廃棄物に新たな機能や価値を与え、より高次の製品へと生まれ変わらせるアップサイクルの概念に基づき、環境負荷の低減だけでなく、新たな産業の創出にもつながることが期待されます。
HP:https://ecolooopers.com/
株式会社EcoLooopersの事業内容や創業理由を詳しく見る
株式会社アサギリ
株式会社アサギリは、静岡県富士宮市に本社を置く再生資源事業と肥料販売事業を展開する会社です。
有機性廃棄物を高品質なコンポストへと変換し、農業振興や緑化事業に貢献する完全循環型のトータルシステムを構築。
廃棄物の適正処理に取り組むことで、地域から必要とされる企業を目指しています。
HP:https://asagiri.info/
HUB&STOCK株式会社
HUB&STOCK株式会社は、建築現場で余剰となった新品未使用の建築資材を回収・販売することで、建築資材ロス問題の解決に取り組んでいる会社です。
建築現場で使われなかった資材や端材は、多くの場合、廃棄処分されます。
この余剰資材を廃棄物ではなく、資材として再び市場に循環させる仕組みを作り、温室効果ガス排出量の削減や、廃棄物処理に伴う環境負荷の低減に貢献しています。
HP:https://hub-st.jp/
合同会社アラネア
合同会社アラネアは、ハッコウホールディングスのグループ会社で、食品残渣や廃棄物を新たな価値を持つ資源へとアップサイクルする技術を持つ企業です。
「世界中の食糧問題とゴミ問題に具体的な解決策を」というビジョンのもと、循環型食品サプライチェーンの構築に注力。
食品残渣を効率的に分解し、高品質な素材を生み出すことができる独自の菌株「アラネア菌」の活用で、社会課題に向き合っています。
HP:https://aranea.co.jp/ja/
株式会社郡上割り箸
株式会社郡上割り箸は、岐阜県郡上市に拠点を置く、国産材を使った割り箸の普及を目的に設立された企業です。
割り箸を販売するだけでなく、地域の資源を活かし、森林環境教育など、幅広い活動をおこなっています。
日本では、手入れをしていない放置林が増えています。
同社は、「持続可能な地域社会を創る」を企業理念とし、国産材の有効活用を通じて、自然との共生や地域の活性化、環境保全に貢献することを目指しています。
HP:https://gujowaribashi.com/
ピープルポート株式会社
ピープルポート株式会社は、電子機器のリユース・リサイクル事業を行う企業です。
パソコンなどの電子機器を無料で回収し、リユースやリサイクルで再活用しています。
また、事業によって生まれた収益の一部をNPO団体に寄付し子どもたちを支援する社会貢献活動を行っています。
HP:https://peopleport.jp/
KAPOK JAPAN株式会社
世界でも有数の汚染産業と言われるアパレル業界。
中でも、羽毛は焼却処分に大量の二酸化炭素を発生するたため、その代替素材の探求が課題です。
そこで、カポックと呼ばれる果実から採れる綿を活用した素材を通し、サステナブルな社会を目指すのがKAPOK JAPAN株式会社。
2023年10月には、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム「J-Startup Impact」に選定されました。
HP:https://kapok-japan.com/
KAPOK JAPAN株式会社の事業内容や創業理由を詳しく見る
最後に
今回の記事では、就職・転職におすすめの再生可能素材・資源に取り組む企業を10社紹介しました。
この記事で取り上げられなかった再生可能素材・資源の問題に取り組む企業はたくさんあります。
ほかの再生可能素材・資源に取り組む企業を知りたい方は、社会課題に取り組む企業のデータベース「ココキャリア」をご覧ください。
また、ココカラアースでは、社会課題に取り組む方々のインタビュー記事を掲載しています。
この機会にぜひご覧ください。
※企業の選定基準について
企業の選定基準については、「事業内容」「企業風土」「創業理由」の3つを軸に、COCOCOLOREARTH独自の基準によって企業を評価・掲載しています。
基準の中には、企業のミッション・ビジョンや第三社機関による認証、IR/サスティナビリティレポートの内容、直接のインタビューなどが含まれます。
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この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。