※本記事は、認定NPO法人スローレーベル様からの情報提供で作成しております。

認定NPO法人スローレーベル(神奈川県横浜市)は、音楽監督に蓮沼執太氏を迎えた参画型音楽プロジェクト『Earth∞Pieces(アースピースィーズ)』を始動します。2023年12月20日には栗栖良依(SLOW LABEL芸術監督・東京2020パラリンピック開閉会式ステージアドバイザー)と蓮沼執太氏によるトークサロンを開催し、プロジェクトの背景やプレイヤー募集について語ります。

【WEBページ】http://www.slowlabel.info/news/7603

  • 全てのプレイヤーが“自分らしく”輝ける世界へ

『Earth∞Pieces』は、音楽の経験や技術のレベルに関係なく、公募で集まった全てのプレイヤーが共に豊かな時間を紡ぎながら、ベートーヴェンの「喜びの歌(第九)」を合奏するプログラムです。

 毎回、蓮沼執太セレクトの多彩なジャンルのプロミュージシャンが一緒に演奏するほか、伝統的な第九には使われない楽器や生成AIといった先端テクノロジーから自然の音なども自由に取り入れ、国際社会共通のSDGs達成目標である2030年までの間、ゆっくりとアンサンブルを有機的に発展させていきます。

クリエイティビティとインスピレーションが拡張していく瞬間を、どうぞお楽しみください!

  • 第一弾プロジェクトのプレイヤー募集開始!

第一弾となる今回は、それぞれ異なる背景の人を対象とした3つのカテゴリーでプレイヤーを募集します。詳細と応募方法はスローレーベルの公式サイトから確認することができます。


①U25スカラシップシート
障害や経済的事情などにより音楽にアクセスすることが困難でありながらも、音楽に対する熱意とこのプロジェクトで自分や社会を変えようという強い意欲のある青少年を募集します。
②プレイヤーズシート
自身がもつ楽器演奏や歌唱のスキルで、スカラシッププレイヤーと共に自分や誰かをエンパワーしたい、新しい表現の可能性を広げたいというミュージシャンや音楽愛好家の方を募集します。
③メセナシート
このプロジェクトのビジョンに共感し、国や業界を超えた新しいエコシステムの一役を担いたい、クリエイティブなアプローチでSDGsの目標達成をめざしたい企業、経営者、団体などを募集します。

【蓮沼執太コメント】
このプロジェクトは、東京2020パラリンピック開会式でパラ楽団のメンバーと共に音楽を作り演奏した経験が起点となって、その取り組みをさらに前進させたものです。私たちが、音楽を聴くこと、音楽を奏でること、その時間と空間を共にすること。オーディエンスとプレイヤーの人生が音となり、音楽として重なることを意味します。この前代未聞とも言える挑戦が、新しい領域を作り出す契機になりますように。たくさんのご参加をお待ちしています。

  • TALK SALON 開催!
    プロジェクト始動に先駆け、栗栖良依と蓮沼執太によるトークサロンを開催します。プロジェクトの背景や各募集カテゴリーの説明と今後の展望について語ります。
     
    日程:2023年12月20日(水)
    第一部 16:00-17:15 (SLOW LABELの公式YouTubeにて生配信)
    栗栖と蓮沼によるプロジェクトの背景や募集についてのトーク
    第一部は生配信終了後に字幕を整えてアーカイブ配信します。
    第二部 17:30-18:15(非公開ZOOMで実施)
    報道関係者向けQ&Aセッション
    第二部に参加いただける報道関係者の方はコチラからお申し込みください。
    後日、第二部専用の非公開Zoomリンクを発行いたします。

    フォーム:https://forms.gle/AmcjCx4Xq4XdYFPo8

  • プロジェクト立ち上げの背景

 SLOW LABELは、東京パラリンピック後の社会において、「ダイバーシティの価値」の普及と実践に取り組んでいます。パンデミック以降、多くの人々がストレスと生きづらさを感じている中で「必要性はわかるが、今は余裕がない」との声が聞かれるようになりました。また、実践する場合も公的資金への依存が大きく、持続性の面で課題を感じています。私たちは、これまでの活動を通じて「アクセシビリティ(人権)」と「サステナビリティ(環境)」は密接に関連していると実感しています。ダイバーシティを尊重する環境は、個々の創造性を肯定し、メンタルヘルスを支えることができます。この本質的なウェルビーイングへのアプローチこそ、人にも地球にも優しいアクションを長く起こし続ける最も根源的な原動力であると考えます。

  • 人と地球のウェルビーイングに永続的に貢献できるコミュニティを

   このプロジェクトがめざすのは、アートの力で「人と地球のウェルビーイングに永続的に貢献できるコミュニティ(文化的エコシステム)」をつくることです。既存の業界構造や常識にとらわれず、世界標準の倫理観に基づいた「新たなカルチャー」を共に育む仲間を国内外から募ります。世界中の誰もが知っている「喜びの歌」を通じて、人種、宗教、国籍など異なる文化や価値観をもつ人々と、日本で暮らす人々が交わる機会を生み出し、あらゆるバリアを超えて真の多様性と調和のある世界を希求する、一つの先駆モデルをめざします。

【栗栖良依コメント】
空気を読んで右に倣えな「同調力」ではなく、互いの違いを認め合い、活かし合える、本物の「調和力」が求められている時代ではないでしょうか。誰かのためではなく、まずは自分自身のウェルビーイングのために一緒に出来ることから始めましょう!

  • プロフィール

【栗栖良依プロフィール】
東京造形大学でアートマネジメントを学び、イタリアのドムスアカデミーでビジネスデザインの修士号を取得。25年以上にわたり、異なる分野の人やコミュニティをつなげ、対話や協働のプロセスで社会変革を試みる市民参加型のアートプロジェクトを手がける。 2010年、骨肉腫により障害福祉の世界と出会う。翌年、SLOW LABELを創設。ヨコハマ・パラトリエンナーレ(2014-2020)総合ディレクターとして、舞台やイベント制作におけるアクセシビリティの仕組みを開発。東京2020パラリンピック開閉会式で企画・演出振付・キャスティング・リハーサル運営・コメンタリーガイドまでをDE&Iの観点から総合的に監修。第65回横浜文化賞「文化・芸術奨励賞」、TBS「ひるおび」木曜コメンテーター。

【蓮沼執太プロフィール】
1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、映画、演劇、ダンスなど、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的 な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、ワークショップ、 プロジェクトなどを制作する。2013年にアジアン‧カルチュラル‧カウンシル(ACC)のグランティ、2017年に文化庁‧東アジア文化交流史に任命されるなど、国外での活動 も多い。主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「  ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。第69回芸術選奨文部科学大臣 新人賞を受賞。東京2020パラリンピック開会式にてパラリンピック讃歌編曲及び障害の有無を超えたミュージシャンで構成されたパラ楽団指揮。

<認定NPO法人スローレーベル>
SLOW LABELは国内外で活躍するアーティストとともに、コミュニティがかかえる課題を発掘し、さまざまな分野の専門家や市民・企業・行政をまきこんで、マイノリティの視点から社会課題を解決にみちびく、「もの」「こと」「人」のしくみをデザインしています。生産性を重視しがちな社会に「スロー」な感性をとりもどし、じぶんたちのあり方を問いつづけ、変化をおそれずに、多様性と調和のとれた社会をめざしています。
公式サイト:http://www.slowlabel.info


<Earth Pieces vol.1 World Premiere 2024.3.16>
主催:認定NPO法人スローレーベル
共催:象の鼻テラス
協賛:株式会社FREEing
助成:公益財団法人ノエビアグリーン財団
コーディネーション:MIRU DESIGN
メディアパートナー:Time Out Tokyo, マガジンハウス〈こここ〉, 日本財団DIVERSITY IN THE ARTS

情報元サイト:PR TIMES
>オリジナルサイトで見る