大学発スタートアップで社会課題に取り組む企業に就職・転職したい!
そう思っていても、どんな企業が取り組んでいるかわかりにくいですよね。
そんなお悩みを解決するため、大学発スタートアップで社会課題に取り組む企業をご紹介します!
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掲載を希望される企業様はこちらをご覧ください。
目次
大学発スタートアップとは
大学発スタートアップとは、大学の研究成果や技術を基に起業されるベンチャー企業です。
これにより、学術的な発見やイノベーションが社会実装され、新たな産業創出や経済成長に貢献します。
大学発スタートアップは、特にバイオテクノロジー、AI、環境技術などの先端分野で多く見られます。
起業にあたっては、大学の知的財産を活用し、産学連携や資金調達が重要な要素となります。
学発スタートアップは、研究と実社会の橋渡し役として、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。
乳幼児を対象とした非接触の生体データを取得・活用して、感情や状態を言語化できない子どもたちと、子どもたちを支える大人たちを支援するソリューションを提供しています。
テクノロジーの力で、子どもたち一人ひとりの個性を可視化することで、多様な個性が織りなす持続可能な社会を実現することを、ミッションとして掲げています。
HP:https://fvital.tech/
ファントフット株式会社
ファントフット株式会社は、近畿大学発のスタートアップ企業で、「福祉施設を利用したい人」と「福祉事業者」を結びつけるサービス「ぞうのあしあと」を運営しています。
「ぞうのあしあと」は、西宮市を中心に近隣の尼崎市、芦屋市、伊丹市に特化した福祉サービスの紹介サイトです。
ファントフットは、完全地域密着型の地域で頼れる存在として、契約が成立した後も、万全のアフターサポート体制を提供しています。
HP:https://zounoashiato.phantfoot.co.jp/
Qolo株式会社
Qolo株式会社は、起立リハビリテーション機器や起立車椅子の開発、サービスの提供に取り組んでいる企業です。
立ち上がるのが困難な車椅子使用者に「立ち上がる」という選択肢を提供する技術「起立アシスト」は、電気を使わずに、立ち上がろうとする動きに応じたアシストを実現しています。
立ち上がることで車いす使用者の潜在力を引き出し、よりよく働き、健康寿命が伸びる社会の実現を目指しています。
HP:https://qolo.jp/
株式会社OPTMASS
株式会社OPTMASSは、京都大学発のベンチャー企業で、「街を森に!!」を合言葉に、発電する窓ガラスの技術開発に取り組んでいるスタートアップです。
地球温暖化やエネルギー問題が深刻化する中、クリーンで持続可能なエネルギー源への関心が高まっています。
同社は、発電する窓ガラスを社会実装し、街全体を森のようにエネルギーを生み出す場所に変えることを目指し事業に取り組んでいます。
HP:https://optmass.jp/
つばめBHB株式会社
つばめBHB株式会社は、革新的なアンモニア合成技術を基盤としたる東京工業大学発のベンチャー企業です。
アンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しないため、化石燃料の代替として注目されているほか、水素を貯蔵・輸送するためのキャリアとしてなど、さまざまな分野で活用するための研究開発が進められています。
同社の取り組みは、エネルギー、農業、輸送など、多方面の分野に大きなインパクトを与える可能性を秘めています。
HP:https://tsubame-bhb.co.jp/
Floatmeal株式会社
Floatmeal株式会社は、北海道大学発のベンチャー企業であり、藻類を原料とした新しい食品素材の開発・製造をおこなっています。
藻類は、陸上の植物に比べて栽培に必要な土地や水が少なく、二酸化炭素を吸収する能力も高いことから、環境負荷が低い持続可能な原料として注目されている素材です。
同社はこれらの藻類の機能性を科学的に解明し、新たな食品素材として開発しています。
HP:https://ja.floatmeal.com/
株式会社バッカス・バイオイノベーション
株式会社バッカス・バイオイノベーションは、バイオテクノロジーとデジタル技術を融合し、微生物を活用した新たな物質生産を目指す、神戸大学発のベンチャー企業です。
「天寿を全うする直前まで健康でいられる社会の実現」を理念とし、バイオテクノロジー分野におけるイノベーションを加速させ、人々の健康と豊かな暮らしへの貢献を目指しています。
社名の「Bacchus(バッカス)」は、ローマ神話に登場する「ワインの神」が由来です。
HP:https://www.b2i.co.jp/
株式会社バッカス・バイオイノベーションの事業内容や創業理由を詳しく見る
CYBERDYNE株式会社
CYBERDYNE株式会社は、2004年6月に筑波大学発のベンチャー企業として設立されました。
超高齢社会が抱える課題を解決するために、先端技術を駆使した革新的なソリューションを提供しています。
主な研究開発メンバーは筑波大学をはじめ、東大や早稲田大学、外国有力大学出身で、博士号取得者が多数在籍している点も特徴的です。
HP:https://www.cyberdyne.jp/
株式会社イノフィス
株式会社イノフィスは、東京理科大学発のスタートアップとして2013年に設立されました。
人間の動作を補助する装着型アシストスーツの開発・製造・販売を中心に事業を展開し、介護、製造業、物流、建設など幅広い分野で活用されています。
創業者である小林宏教授が開発した人工筋肉技術を基盤とし、業務効率化や労災リスクの低減、さらにはシニアや女性の労働参画を支援する製品を提供しています。
「自立した生活の実現」という理念を掲げ、社会課題の解決を目指しています。
HP:https://innophys.jp/
株式会社エンドファイト
株式会社エンドファイトは、2023年4月に設立された茨城大学・筑波大学発のスタートアップ企業で、植物の根に共生する微生物「Dark Septate Endophyte(DSE)」を活用し、農業の収量増加や土壌・森林再生など、世界の環境課題の解決に取り組んでいます。
DSEは、多種多様な植物の根に共生することで、植物のストレス耐性(耐暑性、耐寒性、病害耐性、干害耐性など)の向上や栄養吸収促進、花芽形成促進、土壌のCO2排出量削減などの効果をもたらします。
これにより、通常では生育が難しい環境下でも質の高い有機・循環型農業を実現し、農家の経営改善や食糧危機の解消、土地の再生・高付加価値化を可能としています。
HP:https://endo-phyte.com/
最後に
今回の記事では、就職・転職におすすめの大学発スタートアップで社会課題に取り組む企業を10社紹介しました。
この記事で取り上げられなかった大学発スタートアップで社会課題に取り組む企業はたくさんあります。
ほかの大学発スタートアップで社会課題に取り組む企業を知りたい方は、社会課題に取り組む企業のデータベース「ココキャリア」をご覧ください。
また、ココカラアースでは、社会課題に取り組む方々のインタビュー記事を掲載しています。
この機会にぜひご覧ください。
※企業の選定基準について
企業の選定基準については、「事業内容」「企業風土」「創業理由」の3つを軸に、COCOCOLOREARTH独自の基準によって企業を評価・掲載しています。
基準の中には、企業のミッション・ビジョンや第三社機関による認証、IR/サスティナビリティレポートの内容、直接のインタビューなどが含まれます。
![](https://cococolor-earth.com/wp-content/uploads/2023/11/吉田くん写真.jpeg)
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。