※本記事は、一般社団法人花の国日本協議会様からの情報提供で作成しております。

一般社団法人花の国日本協議会(東京都港区・理事長 井上英明、以下花の国日本協議会)は、農林水産省「持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」の助成支援を受けて、事務局をつとめる「国産花き需要拡大推進協議会」の活動の中で、令和5年度より準備をしてきました「サステナブル」と「ウェルビーイング」の2つを柱とする花業界のSDGs活動を「well-blooming project(ウェルブルーミングプロジェクト)」と総称し、始動します。

花業界全体で「環境アクション」を本格的に推進、かつ、花や植物が人間の「ウェルビーイング」に与える好影響を「#ビタミンF」(造語、FはFlowerのF)という言葉とともに、社会に広めていくことを目指します。

well-blooming project ロゴマーク
well-blooming project ロゴマーク

「well-blooming project(ウェルブルーミングプロジェクト)」とは、世界中で時代のキーワードとされる「Well-being」(ウェルビーイング=心身が健康で社会的にも満たされた幸福な状態)と「blooming」(ブルーミング=花が咲く、咲き誇る)を掛け合わせた言葉。自然の恵みを享受している花業界だからこそ、環境問題にもまっすぐ向き合いながら、持続可能、かつ人々の幸せに貢献する存在であり続けたい、という願いをこめて命名しました。

業界内における互いの垣根を越えて、花業界全体、ひいては地球のために皆で学び、共に考えながらチャレンジしていこう!という本プロジェクトは、資材メーカーや運送業などを含むフラワービジネスにまつわるあらゆる業種の方々、さらには花店のお客様一人一人にもご理解・ご協力いただきながら、共に育てていく活動になります。いずれは本プロジェクトが当たり前のこととして定着し、10年後20年後の次世代に誇れる花業界でいられるよう、仲間を増やしながら推進してまいります。

本プロジェクトでは当面、

①使い捨てをできるだけせずに、素材の見直しや資源の循環を目指す「環境アクション」
②花や植物がウェルビーイングにどのように寄与するかを探り・伝える「#ビタミンF」

この2大テーマに取り組んでいきたいと考えています。

  • 花業界向け well-blooming project 啓発冊子の刊行

地球環境を取り巻く状況は待ったなし、2030年までのSDGsの目標達成も危ぶまれている中、かなり後発ながらも、花業界として取り組み始めるなら一日でも早く、一人でも多くの人々に諸問題に関心を持ってもらい、行動変容につながるよう、今知っておきたい情報を集め、解説する冊子を刊行します。さらに、資材メーカー各社推奨の環境に配慮して企画・製造されているラッピング資材などをピックアップしたチラシ「花エコ資材カタログ vol.1」を同時発行予定。

花業界向け well-blooming project  啓発冊子表紙花業界向け well-blooming project  啓発冊子表紙

<内容紹介>

01/今知っておきたい環境のこと 世界の状況は?私たちにできることは?

●温暖化→沸騰化、石油資源は枯渇、このままの社会はもう続けられない。世界はとっくに動き始めている!
●じゃあ花業界としてどうやって環境に配慮したらよい?なぜ取り組む?何からはじめる?
●環境問題の専門家が花業界をサポート!/宇山先生のちょこっとプラ講座
●花業界のプラスチック問題は?花店、花市場、資材メーカーへのヒアリングで見えてきたこと
●まずはやってみよう!花屋さんの環境アクション〜ひとつひとつの花束から変えていくwell-bloomingな未来へ

02/#ビタミンFはまさにウェルビーイング 今こそ花や植物の持つ驚きのチカラを伝えよう

●「#ビタミンF」とは
●「#ビタミンF」の価値を伝えるメディア〜note「お花とウェルビーイングのいい関係」
(監修・協力:カムフル株式会社、芽inc.)

【ご参照】冊子PDF
https://hananokuni.jp/wp/wp-content/themes/fjc_theme2022/pdf/well-bloomingproject_book_240422

  • まずは、お客様の手元でごみになるプラスチックの問題から
    〜花店における具体的な環境アクションを促す

花の商流それぞれの過程で解決すべき課題はありますが、消費者との最終接点である「花店における環境アクション」について、先行して推進しています。令和5年度、国産花き需要拡大推進協議会に参画している花店・資材メーカー約20社と共に2回にわたり実施しました「花エコラッピング研究会共創ワークショップ」にて議論された内容をベースに、まずはお客様の手元でごみになってしまうプラスチックを対象に、「できることからやってみよう!」と提案します。

花業界向け well-blooming project  啓発冊子より①花業界向け well-blooming project  啓発冊子より①

  • 6月の環境月間、9月のSDGs週間にあわせて、well-blooming project キックオフプロモーション実施

これから、毎年6月の環境月間や、9月のSDGs週間をきっかけに、活動の盛り上がりを創出していきます。

キックオフとなる今年度は、6月5日「世界環境デー」から、花店を中心に各社における具体的な「環境アクション」がスタートできるよう、活動に共に取り組む「花店」「企業」の募集を開始します(エントリーフォームへ登録/300店目標)。花店のみならず、資材メーカー、花市場・仲卸など流通、花生産者など広く告知していきます。

全国の一店一店の花店、一社一社の企業がそれぞれに、毎年自社で考えた独自の「環境アクション」を宣言・実行し、その成果を年々積み上げ、時に異業種の方々とコラボレーションしながら、花業界全体の大きなムーブメントに育てていきます。


参加くださる「花店」「企業」には、上記の環境啓発用冊子はじめ、「well-blooming project」のロゴ入りPOPダウンロードツールやステッカーを無償で提供します。また、国産花き需要拡大推進協議会の公式サイトに、花店名・企業名、活動内容などを紹介していきます(2024年5月中旬より順次)。

▼「well-blooming project」活動参加エントリーフォーム(花業界専用)
https://business.form-mailer.jp/fms/1be60ffd236705

  • 3つの分科会を立ち上げ、取り組みスタート

令和5年度の活動では、まず花業界における環境意識や環境対策について把握しようと、花店、花市場、資材メーカー20社を訪問しヒアリングを実施しました。すると、花店→お客様へのごみとなるプラスチック製品以外にも、花の流通過程における様々なプラスチック製品に関する課題があることが浮き彫りになりました。

そこで、特に大きなテーマ3つに絞り、それぞれの分科会を立ち上げ、検討メンバーを募りながら課題解決に向けた具体的な議論をスタートしています。

◆脱プラ減プラ・花エコラッピング研究会   

参画メンバー:花店、資材メーカー・卸各社
検討内容:プラスチック資材の削減、リユース、代替の検討/次世代のラッピングのあり方を検討/花店、生活者の意識改革をどのように進めるか?実験検証していく

◆産地由来包材プラ資源サーキュラープロジェクト

参画メンバー:切花メインの花市場/今後は生産地・花店・資材メーカーも協力
検討内容:主に産地由来のプラスチック製保水バケツ(ダルマ)の水平リサイクルを目指す回収・計量・圧縮・粉砕・リサイクル実証/ゆくゆくは、花店で発生する植物残渣(茎・葉)の回収・リサイクル・アップサイクルにチャレンジし、生産地および花店、地域での有効活用も目指す

◆鉢物トレープラ資源サーキュラープロジェクト

参画メンバー:鉢物メインの花市場/今後は生産地・花店・資材メーカーも協力
検討内容:鉢トレー規格の思い切った絞り込みと、水平リサイクルを目指す回収・粉砕・リサイクル実証

花業界向け well-blooming project  啓発冊子より②花業界向け well-blooming project  啓発冊子より②

  • 花や植物がウェルビーイングにどのように寄与するかを探り・伝える「#ビタミンF」
    公式note 「お花とウェルビーイングのいい関係」更新中!

2024年3月28日、花や植物の驚きの効果=「#ビタミンF」 (造語、flowerのF)の価値や魅力について、科学的観点や実践者の観点で紐解きながら紹介する公式noteを新たに開設。⼈間のメンタルヘルスに良い影響を及ぼす、植物の効果効用について研究した国内外の様々な研究結果や、「ウェルビーイング」を追求している専門家やその実践者の方の体験談などをもとに、花や植物が人間の「ウェルビーイング」に与える好影響を、「#ビタミンF」というキーワードとともに社会に広めていくことを目指しています。

新たに第4弾となる記事を公開

◆10代の花ワークショップレポート:「花あそ部2024」特別講座『ひとりとみんなと、つくるお花見の時間』
https://note.com/wellblooming_pj

2024年3月10日、東京・渋谷PARCOにてひと足早い「お花見」を開催しました。集まった10代の学生たちが皆でつくりあげた「お花見」空間と、その体験を分かち合い、花の魅力について気づき、語りあった言葉たちをご紹介しています。

ワークショップ開催概要  

日時:2024年3月10日(日)13:00〜17:00
会場:渋谷PARCO 9F GAKU
講師:日向雄一郎(花美術家)
参加者:10代の学生15名
主宰:一般社団法人 花いけジャパンプロジェクト
事業主体:国産花き需要拡大推進協議会

10代の花ワークショップレポートより①10代の花ワークショップレポートより①

10代の花ワークショップレポートより②10代の花ワークショップレポートより②

公式cote「お花とウェルビーイングのいい関係」バナー公式cote「お花とウェルビーイングのいい関係」バナー

既存の掲載記事:

◆LiLiCoさん・幸福学研究の慶應義塾大学大学院・武蔵野大学教授・前野隆司さん対談
花を楽しむことがウェルビーイングの向上につながるのはなぜ?【前編】
花は、自分のために買っても人に贈っても幸せ。【後編】

◆東京大学准教授・曽我昌史さんインタビュー
野菜を摂るように、自然に触れよう。花や自然とウェルビーイングの関係

◇「#ビタミンF」とは   https://hajimetehanaya.jp/vitaminf/

#ビタミンF ポスターチラシ
#ビタミンF ポスターチラシ

コロナ禍が始まってすぐ、2020年4月に実施したアンケート調査※によると、「以前に比べ、自宅に花やグリーンを飾りたい気持ちになった」と回答する人が90%に達するという、驚きの結果が出ました。実際、若年層を中心にご自宅に花やグリーンを飾る人がとても増えたのです。なぜか?を紐解けば、“植物のちから”に思い⾄ります。

この“植物のちから”を「#ビタミンF」(造語、flowerのF)と称し、お客様にわかりやすく伝えるツールを開発しました(画像右)。⼈間のメンタルヘルスに良い影響を及ぼす植物の効果効用について研究した国内外の様々な研究結果をもとに、 「フラワー(切り花)」「グリーン(観葉植物)」「ガーデニング(園芸)」「フラワーギフト」の4つをテーマに、それぞれの効果を解説。家で過ごす時間を快適かつ健全に過ごすために、花やグリーンがいかに人間に必要不可欠な存在であるかをご紹介しています。

※2020年4月、旬の花モニタープレゼント企画 「Stay Home with FLOWERS おうちフラワーで私を元気に!」 応募時アンケート/回答者(950名)

◇一般社団法人 花の国日本協議会とは

花き業界の有志により編成され、2010年に発足した「フラワーバレンタイン推進委員会」が、2014年10月に一般社団法人花の国日本協議会に発展。2011年にスタートした花贈りを啓発するプロモーション「フラワーバレンタイン」をはじめ、年間を通じ、花き業界および異業種との連携によって、花や緑が身近にある日本人のライフスタイルを実現させるプロモーションを実施。2015年秋より、ホームユースの消費拡大を推進する「WEEKEND FLOWER」企画を全国で本格展開。

現在は、農林水産省「令和5年度ジャパンフラワー強化プロジェクト推進」の全国事業の一環で「国産花き需要拡大推進協議会」の事務局を担いながら、ホームユース需要拡大・定着を目指す花初心者向け「#花のABCワークショップ」や、観葉植物を枯らさないノウハウを啓蒙する「GREENS RESCUE」、ウェディングの新しいスタイルを提案する「#花とフォト」を展開。さらに、ジェンダー平等を考える「国際女性デー」や「花業界の環境アクション」「花とウェルビーイング(#ビタミンF)」など、SDGs課題にも積極的に取り組み中。

なお、本活動は花の国日本協議会が事務局をつとめる「国産花き需要拡大推進協議会」にて全国展開、を農林水産省 令和5年度「持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」を活用して進めています。

名称:  一般社団法人 花の国日本協議会   Flowering Japan Council
理事長: 井上 英明 (株式会社パーク・コーポレーション 代表取締役)
事務局: 東京都港区南麻布1-6-30 5F
花の国日本協議会公式サイト:     https://hananokuni.jp/
国産花き需要拡大推進協議会公式サイト:https://homeuse-hana.jp/
フラワーバレンタイン公式サイト:     https://www.flower-valentine.com/
国際女性デー公式サイト:                     https://happywoman-flower.com/
WEEKEND FLOWER公式サイト:   https://weekendflower.jp/
花初心者向けサイト『はじめて花屋』:  https://hajimetehanaya.jp/


情報元サイト:PRTIMES
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