政府からみた国際協力の行方〜農林水産省 西村はじめさん〜

2. 国際協力のきっかけ

ーーー国際協力を始めたきっかけを教えてください。     

農林水産省に入ったのは「たまたま」です。

元々、公務員志望ではあったのですが、具体的に農林水産省に入りたいわけではありませんでした。国家公務員の試験を受けて、たまたま入れてもらえたのが農林水産省でした。

チュニジアで国際協力を担当したのも「たまたま」です。

農林水産省に入った時には、担当になるとは思っていませんでした。たまたま在外公館への出向を奨められ、たまたま行った国がアフリカのチュニジアだったのです。

チュニジア出向中に、たまたま革命(ジャスミン革命)が起き、たまたま独裁政権の終わりと民主化の始まりを間近に見る機会を得ました。

そして今も、たまたま農林水産省国際部で働かせてもらい、たまたまTICAD7でアフリカを接する機会をもらえました。

農林水産省のような大きな組織で働いていると、自分の想いをそのまま形にできる機会は少ないです。

私たちの仕事は、多くの国民、場合によっては世界中に影響を与える可能性があるので、慎重に意思決定をする必要があります。

そんな中でも、自分にできること、やるべきことを見つけて、一つでも、少しでも形にしていく。

そのためには、努力して信頼を勝ち得ていくしかないと思うので、まだ努力をしている最中です。

ーーー アフリカで活動する上で、大切にしている考えはありますか?

相手の国に行ったら、相手の文化や歴史を尊重することです。

日本人にとっては意味のないことであっても、彼らにとってはとても重要な場合があります。

「日本だったらこうやっている・・・」と言ういい方や考え方は、避けた方がいいと思います。

日本の技術や製品には素晴らしいものがたくさんありますが、それらを押し付けるのではなくて、相手の国の生活や仕事のやり方に、上手くマッチする方法を考えた方がいいと思います。

1

2

3

関連記事

  1. 日本の教育は最先端!?〜UNESCO 斎藤珠里さん〜

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。