※本記事は、鹿児島堀口製茶有限会社様からの情報提供で作成しております。

”茶業と挑戦に火入れする”鹿児島堀口製茶有限会社(本社:鹿児島県志布志市、代表取締役:堀口大輔)は、東京農業大学(東京都世田谷区)、冨澤ファーム(東京都三鷹市)、株式会社堀口珈琲(東京都世田谷区)、ローカルフードサイクリング(福岡県福岡市)、株式会社第一プログレス(東京都千代田区)と連携し、コーヒー粕を堆肥化して農業生産に活用する循環型プロジェクトを実証的に開始します。本プロジェクトは、コーヒー粕の廃棄を減らしつつ、地域社会における資源循環のモデルケースを目指します。

プロジェクトの概要

背景と目的

日本全国で年間大量に排出されるコーヒー粕の多くは焼却処理されていますが、堆肥化することで土壌の肥沃度向上や温室効果ガスの削減といった効果が期待されます。本プロジェクトでは、コーヒー粕を堆肥化して農地に還元し、その堆肥を利用して生産された食材を地域や店舗に供給する循環型フードチェーンを構築します。


役割分担と連携

本プロジェクトでは、以下のような形で各関係者が役割を果たします。

  1. 東京農業大学

    コーヒー粕堆肥の適用条件(配合割合や散布量など)についてアドバイスします。また、プロジェクトの影響力を評価し、今後の展開に向けたデータを提供します。

  2. 冨澤ファーム

    コーヒー粕を原料とする堆肥を製造し、野菜等の栽培に活用します。また、収穫された食材を通じて循環型フードチェーンを具体化します。

  3. 株式会社堀口珈琲

    コーヒー粕の排出元として、堆肥化に活用する原材料を提供します。また、堆肥を利用して生産された食材の活用を検討します。

  4. ローカルフードサイクリング

    コーヒー粕の発酵等における条件、試験方法等についてアドバイスします。

  5. 株式会社第一プログレス

    広報媒体を通じて本プロジェクトの背景や意義をわかりやすく広く社会に伝えることで認知度向上を目指します。また、全国各地との強い関係性を活かして他地域展開を促します。

  6. 鹿児島堀口製茶有限会社

    プロジェクト全体の進行管理や関係者間の調整を担当します。課題解決に向けたコーディネートを行います。



本プロジェクトの意義

  • 環境負荷の低減

    コーヒー粕を廃棄物ではなく資源として再利用し、焼却処理に伴うCO2排出を削減。

  • 農業への貢献

    堆肥を活用することで土壌の改善や作物収量の向上に期待。

  • 循環型モデルの創出

    コーヒー粕由来の堆肥を使った食材生産とその販売を通じて、持続可能な地域経済を目指します。


木枠コンポスターのワークショップを開催

2025年2月23日(日)午後には、本プロジェクトの第一歩として、コーヒー粕の堆肥化に欠かせない「木枠コンポスター」を参加者のみなさんと一緒に製作するワークショップを開催します!

ワークショップ後には、堀口珈琲と堀口製茶が厳選するこだわりのコーヒーとお茶を楽しみながら交流できる時間もご用意していますので、コンポストに興味がある方、コーヒーやお茶が好きな方、新しい体験にワクワクする方、ぜひ奮ってご参加ください!

詳細はこちらをご参照ください。

https://docs.google.com/forms/d/1obeZhycoNk6Q4525hdnxTI3plALwmhyadC54AZpqcUg/edit


今後の展望

プロジェクトの成果を基に、コーヒー粕堆肥の普及や規模拡大を進めるとともに、他地域や他業種との連携も模索していきます。また、環境教育やエシカル消費を促進する取り組みにも積極的に取り組んでまいります。