最近は、アメリカでのデモによって「人種差別」の問題に注目が集まっていますね。
デモにまぎれた、アンティファというテロ集団やシアトルでの自治区設立などでアメリカの人種問題は収集がつかなくなっています。
そもそも人種差別とは何か、なぜ起こっているのか、皆さんはご存じですか?
僕なりの解釈と考え方をお伝えします。
人種差別とは
人種差別は、「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」で以下のように定義されています。
『人種差別』とは、人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものをいう
— 人種差別撤廃条約、第1条の1
定義は長いですが、皆さんが頭に思い浮かぶ人種差別と誤差はないでしょう。
人種差別は世界各地で問題となっており、現在のデモはアフリカ系住民に対する差別がメインとなっています。
他にも、ユダヤ人差別やウイグル人差別など数え切れません。
一体なぜ、こんなにも多くの人種差別があるのでしょうか?
*これより先は、僕の考察です。
人種差別と人間本能
僕が考える原因は、人間本能です。
動物は、似たものに親近感や安心感をもつ本能があります。
この本能は人間も同様でしょう。
赤ちゃんは、両親の顔を最初に覚えます。
両親に似た顔に親近感や安心感をもつのは当然です。
生まれた時から脳に刷り込まれています。
僕の仮説では、潜在的に人種差別の原因となるもの誰にでも刷り込まれているのです。
まだ、この仮説に納得感を得られない人もいるのではないでしょうか?
もう少しわかりやすい例をあげます。
目の前から人が歩いてきます。
しかし、近づくにつれある違和感が生まれてきました。
なんと全身が緑色です。
あなたは、緑色の人を受け入れられますか?
自信をもって「YES!」と答えられる人は少ないでしょう。
この現象と全く同じことが、幼い子にも起きていないとは言い切れないかもしれません。
自分や家族とは肌の色の違う人が歩いてくる。
違和感や疑問、恐怖が生まれてもおかしくないですね。
つまり、人種差別の原因は人間本能。
これが僕の仮説です。
次に、この仮説の解決策について考えました。
解決策は理解と教育
人種差別の原因は人間の潜在意識。
これが人種差別の原因だとすると、デモや暴動では解決にもなりません。
まず、ひとり一人が潜在意識を認め、理解する必要があります。
人種差別をしていないと思っているあなたも、本能的に持っていると認めるのです。
それこそが、人種差別問題解決の一歩目となるでしょう。
その次に行うことは、教育です。
ここでの教育は、学校教育ではありません。
親が子どもに教育するのです。
世界には、自分たちと言葉や肌の色、考え方の違う人々がいること、その人々は仲間であることをなるべく早く伝える。
子どもが初めて自分や家族と異なる人種と出会ったとき、子は混乱します。
その時にかける親の一言が、大きな影響を及ぼすでしょう。
まとめ
僕の考える人種差別の原因は人間本能、そして解決策は理解と教育。
あくまでもこれは僕の仮説です。
皆さんの仮説や解決策なども聞けると嬉しいなと思います。
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。