海外の社会人大学院に進学することは、キャリアの飛躍や国際的な視野の拡大に大いに役立ちますが、一方で語学の壁が大きな課題となることも少なくありません。
特に、仕事と学業を両立しながら現地の言語や専門的な英語を習得する必要があるため、多くの方がこの悩みと向き合っています。
本記事では、社会人大学院を経験した方のインタビュー記事の抜粋を紹介します。
・社会人大学院インタビュー①~IMさん_サセックス大学~
・社会人大学院インタビュー②~小宮陽菜さん_リーズ大学~
・社会人大学院インタビュー③~松丸里歩さん_ロンドン大学ゴールドスミス校~
・社会人大学院インタビュー④~坂本さゆりさん_IE Business School~
・社会人大学院インタビュー⑤~河村泰志さん_サセックス大学~
目次
社会人大学院経験者 IMさんの「語学の悩み」インタビュー抜粋
Q: 出願書類はどのように準備しましたか?
A: 基本的には自力で準備し、必要に応じてサポートを受けました。
Q: 英語力はどれくらい求められましたか?
A: 私が進んだコースでは、IELTS 6.0~6.5のスコアが求められました。
Q: 英語力はどれくらい求められましたか?
A: 私が入学したコースではIELTS 6.0~6.5が求められました。
ただ、IELTS 7.0があると、現地での勉強にもう少し余裕を持って取り組めたかもしれません。
Q: 事前に準備しておくべきだったと感じたことはありますか?
A: 日本語で、まず移民学や難民に関する基本的な勉強をもっとしておくべきだったと思います。
専門用語を理解していないと、英語から日本語に翻訳しても内容の理解が難しくなることがあります。
Q: 英語での課題提出や議論の際に役立ったツールはありますか?
A: DEEPLとパラフレーズアプリをよく使いました。
特にパラフレーズアプリは、他の論文を引用する際に言い換えを行い、剽窃を避けるのに役立ちました。
Q: 試験の英語と実際に使用される英語にギャップを感じましたか?
A: はい、感じました。アカデミックな英語に慣れておくべきでしたね。
そのギャップを埋めるための準備として、オックスフォード大学などの研究所が発表している小論文を事前に読んで慣れておくことをおすすめします。
Google Scholarなどで検索すると、多くの資料が見つかります。
社会人大学院経験者 小宮陽菜さんの「語学の悩み」インタビュー抜粋
Q: 語学の準備はどのように行いましたか?
A: 4歳から8歳まで海外に住んでいたため、語学に関してはそれほど苦労しませんでした。日本でもシェアハウスで外国人と暮らし、定期的に英語を使うことでスキルを維持していました。
Q: 入学後、語学に関して苦労したことはありましたか?
A: 特にありませんでした。事前に十分な準備をしていたため、試験や課題でも問題なく対応できました。
社会人大学院経験者 松丸里歩さんの「語学の悩み」インタビュー抜粋
Q: 大学院進学前に語学の準備はどうしましたか?
A: IELTSスコアの取得が必須でした。以前の留学時に取ったスコア7.5を維持できればよかったので、IELTSの問題集を何度か解きました。
特にライティングは独特な形式のため、重点的に対策しました。
出願時に必要なPersonal Statementの作成も英語になりますが、自分で作文をした後、ネイティブの友人にも添削などサポートしてもらい、対応できました。
Q: 英語での授業や生活に不安はありましたか?
A: 過去にカナダやロンドンでの留学経験があり、日本での大学でも英語での授業を受けていたほか、職場でも英語話者がいて日常的に英語を使っていたため、特に大きな不安はありませんでした。
現地での生活や授業もスムーズに進められています。
Q: 語学力を向上させるために行っていることはありますか?
A: 日常的に英語を使う環境に身を置くことで、自然に語学力が向上しています。
また、授業でのディスカッションやプレゼンテーションを通じて、実践的な英語力を養っています。
あとは、現地の友人との交流も、語学力向上にとても役立っています。
Q: 英語で議論したり、課題を提出するにあたって、使用したサービスなどはありますか?
A: grammarlyという文法チェックサービスは、課題提出前に必ず使うようにしています。ちょっとしたミスはどうしてもあると思いますが、そうしたミスに気づいてくれます。
また、zoteroというサービスは、エッセイや修論で使用する参考文献をカテゴリ別に管理できたり、自分の使っている引用スタイルに合わせて参考文献リストを自動生成することができ、最近使っていて便利だなと感じています。
≫社会人大学院インタビュー③~松丸里歩さん_ロンドン大学ゴールドスミス校~
社会人大学院経験者 河村泰志さんの「語学の悩み」インタビュー抜粋
Q: 語学試験はどの試験を受けましたか?
IELTSを受験しました。目標はIELTS 7.0で、実際には7.5を取得しました。
大学生時代のオーストラリア留学前にTOEICで955を取得していたので、 半年程度の勉強で済みました。
Q: 勉強法を教えてください。
・Listening(L)
早い英語に慣れるため、Podcastを倍速で聞いていました。
・Reading(R)
英文記事を読みながら情報収集を行い、英文に慣れるようにしました。
・Speaking(S)
ネイティブの友人に、IELTSの面接官役をしてもらい練習しました。
・Writing(W)
大学時代の英語の先生に連絡して、自分が書いたEssayを添削してもらいました。
詳しくは河村さんのnoteを参照
≫社会人でイギリスの大学院5校からOfferをもらった話③-英語篇-
Q: 試験の英語と実際の英語にギャップを感じましたか?
イギリス出身でない先生も多く、様々なアクセントや英語に対応する必要がありました。
≫社会人大学院インタビュー⑤~河村泰志さん_サセックス大学~
社会人大学院の悩みをジャンル別に解説!
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この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。