社会人が大学院に通うことは、限られた時間の中で仕事と学業の両立を図るのは大きなチャレンジです。
仕事のプロジェクト、授業の課題、そしてプライベートな時間をどうバランスさせるか、多くの社会人大学院生が時間管理の悩みを抱えています。
本記事では、社会人大学院を経験した方のインタビュー記事の抜粋を紹介します。
・社会人大学院インタビュー①~IMさん_サセックス大学~
・社会人大学院インタビュー②~小宮陽菜さん_リーズ大学~
・社会人大学院インタビュー③~松丸里歩さん_ロンドン大学ゴールドスミス校~
・社会人大学院インタビュー④~坂本さゆりさん_IE Business School~
・社会人大学院インタビュー⑤~河村泰志さん_サセックス大学~
目次
社会人大学院経験者 IMさんの「時間の悩み」インタビュー抜粋
Q:勉強・情報収集では何に一番時間がかかりましたか?
A:志望校を決めることに一番時間がかかりました。
大学院進学エージェント、大学院進学の経験のある知り合いなどの情報を利用し、情報収集に一番時間をかけました。
大学のホームページや情報提供サイトを使い、自分に合ったプログラムを選びました。
Q:どんな場面が一番大変でしたか?
A:志望校の選定や、必要な書類の準備が最も大変でした。
Q:勉強時間確保のために工夫していたことは?
A: スケジュールを厳格に管理し、仕事の合間に勉強時間を確保しました。
また、職場の理解もあり、応募前などの忙しい時期は業務量を調整してもらいました。
Q: 仕事と勉強の両立はどうしていましたか?
A: 仕事の後や週末に勉強時間を確保していました。
職場には事前に進学予定を伝えており、忙しい時期は業務量を調整してもらいながら準備を進めることができました。
社会人大学院経験者 小宮陽菜さんの「時間の悩み」インタビュー抜粋
Q: 大学院入学前、情報収集や準備にどれくらい時間をかけましたか?
A: 年末年始の休みに一気に進め、その後も土日を利用して準備を進めました。
特に在校生と連絡を取るのが大変で、SNSを活用して3人ぐらい連絡をとり、2人と実際に話をしました。
Q: 勉強時間を確保するためにどのように工夫しましたか?
A: 仕事の合間や休みの日を利用して勉強しました。
勉強とプライベートのバランスを保つことが難しいこともありましたが、工夫しながら両立させていました。
社会人大学院経験者 松丸里歩さんの「時間の悩み」インタビュー抜粋
Q: 大学院進学前の準備にどのくらいの時間をかけましたか?
A: 渡航までに約1年半をかけて準備を進めました。
まず、エージェントの無料カウンセリングを受け、留学先の大学やコースを決定した後、出願書類や奨学金の準備を進めました。
特に、奨学金の出願が大変で、書類の準備や教授に推薦状をお願いするのに時間がかかりました。
Q: 仕事と学業の両立で大変だったことはありますか?
A: 留学前に仕事を続けながら準備を進めることが大変でした。
特に、奨学金の出願と大学院の出願が重なった時期が、最も忙しかったです。逆にそこを乗り越えれば、準備はスムーズでした。
≫社会人大学院インタビュー③~松丸里歩さん_ロンドン大学ゴールドスミス校~
社会人大学院経験者 坂本さゆりさんの「時間の悩み」インタビュー抜粋
Q:入学前にどのくらい勉強時間を確保していましたか?
A:金融機関時代の仕事と勉強の両立はとても大変でした。
〇具体的な一日の流れ
・6時前:起床・オンライン英会話・通勤中に単語
・7時~8時:カフェで勉強
・8時~20時:出社・勤務
・20時~23時:カフェで勉強
・23時~:帰宅
2018年からは勉強に集中することと、不妊治療をするため、1年ほど専業主婦になりました。
1日約10時間を勉強に充て、特に英語と数学の基礎力を固めることに集中していました。
Q:勉強時間の確保のために工夫していたことはありますか?
A:勉強も食事もなるべくルーティン化することで時間を作っていました。
例えば、朝ご飯をゆで卵とR1にして、駅まで歩きながら食べつつ、英語のシャドーイングをしていました。
隙間時間に何をするか全て決めておき、1秒でも無駄にしないことを意識しました。
Q:在学中は、どのように時間を使いましたか?
A:仕事・妊娠・出産と並行して授業を受けることは非常に大変でした。
通勤時間や昼休みに課題を進めたり、出産後は、夜中の授乳のたびにメッセージをチェックし、時差のあるグループメンバーとの打ち合わせも夜中に行うなど、時間の調整が必要でした。
≫社会人大学院インタビュー④~坂本さゆりさん_IE Business School~
社会人大学院経験者 河村泰志さんの「時間の悩み」インタビュー抜粋
Q: 勉強・情報収集にどのぐらい時間をかけましたか?
A: 平日は、毎日2時間以上勉強していました。休日は4~5時間程度だったと思います。
勉強は主に朝に行い、情報収集は夜や週末に行っていました。
Q: 仕事との両立に影響はありましたか?
A: 仕事はなるべく早く終わらせることを心がけました。
効率化のためにMicrosoft 365の使い方をかなり学び、時間を節約しました。
Q: プライベートとの両立に影響はありましたか?
A: 特に大きな影響はありませんでした。コロナ禍で時間があったので、問題なく両立できました。
Q: 勉強時間確保のために工夫していたことはありますか?
A: 早起きをすることで、勉強時間を確保していました。
≫社会人大学院インタビュー⑤~河村泰志さん_サセックス大学~
社会人大学院の悩みをジャンル別に解説!
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社会人大学院と情報の悩み
社会人大学院と語学の悩み
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。