エコフードシステムの構築を目指して
ーーー大学院へ進むのはなぜですか?
環境問題に関して、追求したいと思ったからです。
元々進学する思いは無かったのですが、あるきっかけで研究室を紹介されました。
そこは、自由な研究室でありながらも、環境分野で突出している研究室で、私に合っていると感じ、進学を決めました。
ーーー会社を経営しながら大学院に行くことに不安はありますか?
特にはないです。
エコフードシステムを研究するのですが、今のこの食料システムを更に環境に良いものにする方法を大学院で研究し、それを実践するのが私の会社だと思っています。
大学院で学ぶことをすぐ実践に移せる環境があるということがとても価値だと思っているので、不安よりも楽しみの方が強いです。
ーーー社会課題解決における今後のキャリアを考えていれば、教えてください。
生産者と消費者の距離を縮め、経済的にも環境的にも合理的な形を作る、エコフードシステムを作りたいと思っています。
そこで、5年後に父親の会社とドッキングするため、大学院の2年間はひたすら研究し、Perma Futureの事業を拡大して行きたいです。
卒業後は、ブランドをどんどん増やして、ある程度広がった段階で、卸売の会社とドッキングすると、その一連の流れをもっと単純化できます。
このようにして、エコフードシステムを作っていきたいです。
人間のエゴを認める
ーーー社会課題解決において、「これは失敗だった」と思う体験や経験はありますか?
環境合理主義になったことです。
環境問題を考えると、お肉を食べない、プラスチック、ペットボトルを一切使わないとなるんです。
それは、人間のエゴを抑えているような気がして、色々な人の話を聞いた結果、エゴは悪いものではないと思いました。
究極的に環境合理的になると、人間が存在する必要は無くて、そもそも人間の存在が矛盾していると思ったからです。
だから、矛盾やエゴを認めた上で、自分はどうするか考える方が自分らしいと思います。
経営力を伸ばす
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。