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闘病を経て、残された時間を有意義に~株式会社ライフ&ワーク 倉増京平~

今回は株式会社ライフ&ワークの倉増 京平さんにお話を伺いました。

倉増さんはパラレルワーカーとして、起業家の伴走支援や大手企業の新規事業創出支援などの活動をされています。

第二弾では、闘病時のお話や起業家伴走支援をしている理由についてお伝えします。

プロフィール

倉増 京平(くらまし きょうへい)
高校卒業後、進学を口実に上京するも受験失敗。新聞配達員、ホテルマン、英会話教材セールス、駅でのお弁当販売員、人材派遣の営業、ITベンチャー営業など様々な職を転々とし紆余曲折の末2002年 電通グループ企業(現社名 電通isobar)に入社、ようやく定職に就く。
2009年心臓病を患い人生の転機を迎える。その後、様々な社会情勢の変化の中で「会社の仕事だけしてる場合ではない」と複業活動を始める。
現在はティネクト株式会社(コンテンツマーケティング)の取締役、BASE Q(新規事業創出支援)の活動、一般社団法人Work Design Labの理事、株式会社ライフ&ワーク(夫婦カンパニー)代表などパラレルに活動している。挑戦者を応援するのが人生ミッション。1979年生まれ、二児の父。

闘病の経験を経て

ーーー 29歳のときに心臓病を患ったとお聞きしましたが、当時の感情なども含めて詳しくお聞きしたいです。

残された時間を有意義に使いたいと思うようになりました。

手術は成功したのですが、お医者さんから再発のリスクがあると言われ、また手術したら死ぬかもなと不安になったんですよね。

最初はすごく落ち込んだのですが、時間が経つにつれて、だんだんと気持ちが変化してきました。

残りの時間を有意義にしたいと思ったときに、今までお給料もらうために嫌々やっていたことや、意味の見いだせないことを我慢し続けるのはやめました。

出世のためにやっていたこととか、そういうの全部やめようってなったんですよね。

もう死ぬかもしれないのに出世もなにもないなと。

じゃあ、逆に意味のある事ってなんだろう?と考えました。

東日本大震災の発生

ちょうどそう考えていたときに東日本大震災が起こり、社会の課題が増えてきました。

でも、正直自分と直接関係のある課題ってなかったんですよね。

そんな中で、自分と同じ心臓病を患った方が関わっているNPOに出会いました。

その方は病気になっても自分らしく生きられる社会を作りたいという理念のもとで活動しており、同じ病気を患っていたこともあってとても共感したんですね。

病気の経験をプラスと捉えて社会に価値提供していくことが素晴らしいなと思い、そのNPOに関わり始めました。

NPOでの経験を経て、本業の仕事として社会課題解決とビジネスを繋げる活動をしたいと強く思うようになったのですが、当時働いていた広告会社でそれを成立させるのは難しかったです。

こうして悩んだ末に、会社で働く時間を短くして、浮いた時間に複業としてソーシャルビジネスや社会課題に取り組もうと思いました。

あくまでも会社の仕事は生活するために必要な収入を得るための仕事であり、そこで満たされない想いの部分は複業で実現していく、という考え方です。

なぜ起業家伴走をされているのか

ーーーご自身の人生について考えてきた中で、なぜ起業家伴走支援をされているのかお聞きしたいです。

挑戦者や起業家と一緒に夢をみることの楽しさと役に立てることの嬉しさがあるからですね。

相手の価値観や創りたい世界に私が共感し、そして、今度は自分の価値観や創りたい世界に相手が共感したときに、2人の【共鳴】が生まれます。

私一人だけではできないことでも、相手と一緒に活動することで、そのテーマに関する世界が広がり、課題解決のスピードが上がるかもしれません。

前述のNPOと一緒に半年弱、伴走活動したことがこの活動を始めたきっかけになりますね。


ーーー次回予告

次回は起業家伴走支援するために必要なスキルや読者へのメッセージについてお伝えします!

気付いていないだけで誰でも武器は必ずある#03〜株式会社ライフ&ワーク 倉増京平さん

ライタープロフィール

石井 瑠璃子(いしい るりこ)
津田塾大学 多文化・国際協力学科
興味分野は韓国の若者、非婚意識、ジェンダー
Twitter:@rrmaaaru39

 

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