今回は、サラヤ株式会社で働く新卒一年目の新居さんにお話を伺いました。

衛生商品や健康食品を通じて、世界の「衛生・環境・健康」の向上を目指すサラヤ株式会社。

学生時代は、国際協力に取り組んでいた新居さんは一体どのような思いを持っているのでしょうか?

プロフィール
新居ゆかり

桜美林大学卒業
大学四年間の学びを通し、現地での学びを大切に、様々な海外研修に参加。
東京サラヤ株式会社に21卒として入社。
現在はコンシューマー事業本部営業部所属。

現在の仕事について

ーーー現在はどんなお仕事をされていますか? 

2021年4月に新卒でサラヤ株式会社に入社しました。

サラヤ株式会社は、世界の衛生・環境・健康に関わる革新的な商品とサービスを提供する会社です。

具体的には、医療や福祉、食品工場やオフィス・公共施設などの衛生管理に関わる各種洗浄・消毒剤の他、環境に配慮した台所用品や洗濯用品、健康食品等の商品を取り扱っています。

現在は、コンシューマー事業本部の営業部に所属し、商品を導入していただくため、ドラックストアなど販売店様に対して営業を行っています。


社会問題に関心を持ったきっかけ

ーーー社会課題に関心を持った原体験やきっかけを教えてください。 

四国の自然豊かな地域で育ったことが影響しているのか、小学生の頃から環境問題へ関心を持っていました。

親や周りの大人にリサイクルやゴミの分別を求めたりする子どもでしたね。

また、その頃に世界の歴史について取り上げている教育番組を観て、世界史にも興味を持ち始めました。

世界史は、国際協力に関心を持ったきっかけになります。

ーーーどのような背景で国際協力に関心を持ちましたか?

高校3年生の時、イスラム過激派組織ISによる、日本人ジャーナリストの誘拐、殺害のニュースを目にし、衝撃を受けたことが背景にあります。

高校時代は、世界史を知ることで過去から現代、未来への可能性を見出す面白さを感じて履修していました。

その中で、このような衝撃的な出来事が未だに世界中で起きているということを実感し、私は世界の現状を知らなければいけないと強く思いました。

これらの出来事がきっかけとなり、国際協力の学びを深められる大学へ進学しました。


国際協力に取り組んだ学生時代

ーーー学生時代に力を入れて取り組んだ社会的な活動はありますか?

学生時代は、様々な国際協力に関する活動に携わりました。

その中でも印象に残っているのは、大学1年生の時に訪れたカンボジアのスラム街での経験です。

スラム街では、小学生にも満たない子どもたちの歯が虫歯でほとんどなくなっていました。

また、虫歯が原因で命を落としてしまうことも少なくありません。

ほかにも、手洗いうがいをすれば守れる命がたくさんあるにも関わらず、彼らには手洗いうがいという概念がありません。

生まれ育った国でこんなにも人生が異なるということに驚き、私は日本で当たり前の手洗いうがいの習慣を世界にも繋げていきたいと強く思いました。

その後は、国際協力のゼミに所属し、宗教とジェンダー問題の関係性や、ジャーナリズムと国際問題について学びを深めました。

ーーー大切にしている考えや価値観(現地の国や現地の人に対しての向き合い方、社会課題における考え方)や、その考えをもった原体験があれば教えてください。

必ず対等な立場で向き合うことを大切にしています。

学生時代は、まわりの大人からはよく「なんでわざわざ途上国なんかに行くのか」と言われていました。

途上国を対等でないと捉えているようなその言葉に、いつも悲しみや呆れ、憤りを感じていました。

途上国には、様々な問題が蔓延していますが、貧困、環境問題などの背景には先進国の私たちの何気ない日々の暮らしが密接に関わっています。

私たちが、彼らの生活を搾取しているといっても過言ではありません。

「途上国に行く=支援」ではなく、同じ目線で向き合うことで見えてくる現実が必ずあると思っています。

そのため、対等な立場で向き合うことを意識しています。


就活の軸は、世界の人々の健康を守る