株式市場EXIDEAでEthical Choiceの事業責任者を務める吉高颯志さんへの公開インタビュー記事第3弾!
Ethical Choiceは人・地球・社会にやさしい商品やサービスを紹介するメディアです。
今回は、吉高さんがこれからやりたいことやキャリアを考える上でのアドバイスをお届けします!
吉高颯志(よしたかそうし)
1994年生まれで、日中英のトリリンガル。
大学在学中にカナダとフィンランドの2カ国で留学を経験し、入社前に南米一人旅を敢行。
現職のEXIDEAに2018年新卒入社。2020年より、グローバル事業Ethical Choiceの事業責任者を務める。好きな言葉は『やるか、やるか』、直近の目標は『地球を持続可能な場所にすること』
ビジョン達成のために
ーーー吉高さんはご自身のビジョンとして「2030年までに地球を持続可能な場所にする」を掲げていらっしゃいますが、そのために今後取り組みたいことはありますか。
3年以内にエシカルやサスティナブルだけで回る経済圏を作りたいです。
例えば、Ethical ChoiceにはECの機能も搭載する予定なのですが、地球にも健康にも良いオーガニック製品がすぐに買えたり、また社内で開発中の人材サービスとも連携したりして、ビジョンを持った社会課題解決企業と社会問題に取り組みたい人が就職できる環境があるイメージです。
そのためのプラットフォームとしてEthical Choiceを発展させたいと思います。
ーーー今のお話は先進国がメインである印象ですが、途上国に対してはどのようにアプローチしていきたいですか。
ゆくゆくは、ミッションの中に掲げている「貧困、飢餓、教育格差の問題を解決する」に対しても直接的に関わりたいです。
THE INOUE BROTHERSさんやマザーハウスさん、ビジネスレザーファクトリーさんなどがやれているようなビジネスを自分たちでもやる、もしくは他の企業さんと連携してオープンイノベーションのカタチで取り組めればと思います。
そのような形で途上国においてもよりよい社会をつくれたら嬉しいです。
読者へメッセージ
ーーー最後にキャリアを考えていく上でのアドバイスをお願いします。
自分のパッションが向くことを続けて頂ければと思います。
パッションがあれば自分の人生に使命を持って仕事に取り組めると思うので、見つけたパッションの道を進んで欲しいです。
また、それがない場合は探すために旅に出るのも一つの選択肢かと思います。
旅で色々な価値観や新しい文化に触れることで自分を客観視できます。
自分は本当に何がしたいのか、何のために生まれてきたのかを考えられるので、自分探しの旅でパッション見つけるのも良いですね。
参加者からの質問
今回のインタビューは公開で行われました!
参加者の方々から出た質問をご紹介します!
ーーーSDGsやサスティナブル、エシカルに関心がない人にはどうアプローチしていくべきでしょうか?
主に2つあります。
1つ目は情報を継続的に触れさせることです。
私自身、1人で食事をする時は肉を食べないようにしています。
そうなった理由は環境ドキュメンタリーを繰り返し観たからです。
1回観ただけでは食生活を変えようとまでは思わなかったので、継続的に情報に触れることは大切だと思います。
2つ目は強制しないことです。
ライフスタイルは強制されたくないですよね。
エシカルやサスティナブルに関心がない人たちが自然に変わるように見守ってあげることが大事です。
そのためにできることは、情報に触れさせることやエシカルやサスティナブルに関する話をしてみることが挙げられます。
ーーーエシカルに関する分野で起業を考えています。エシカルに関するビジネスは今後どうなっていくと思いますか。
とても拡大していくと思います。
現状、この分野は市場規模が小さいです。
まだ始まったばかりで、最初の芽が出るか出ないかのレベルです。
しかし、全世界の投資額の3分の1がESG投資に使われている現状もあります。
だから、この分野は確実に伸びてきます。
むしろこの分野に取り組んでいないことは致命傷になるでしょう。
現状マーケットが小さくて難しさはありますが、今後に関してはあまり心配していませんね。
ーーー編集後記
「エシカル・サスティナブルの領域はマーケットが小さく、難しさもありますが、これから確実に伸びます!」と力強くお話されている姿がとても印象的でした。
私も少しずつエシカルやサスティナブルなライフスタイルを心がけていければと思いました。
また、私はマーケティングにあまり詳しくなかったので、マーケティングが世の中を変える大きな可能性を秘めているお話にはとても驚きです。
次回の記事もお楽しみに!
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。