※本記事は特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン様からの情報提供で作成しております。

寄付はこちら

アフガニスタン西部ヘラート州で10月7日以降、相次ぐ地震により被害が拡大しているとの報告が寄せられています。国際NGOワールド・ビジョンは、地震が発生した直後から緊急対応を展開し、2週間で約25,000人に支援を提供しています。しかし、今回の地震が引き起こした人道危機は深刻であり、アフガニスタンの人々を支えるためには中長期的な支援が不可欠です。

10月7日に発生したマグニチュード6.3の地震には、同日の再度の地震や10月11日、15日の同規模の地震が続き、被害が拡大。多くの家屋が倒壊し、15万4,000人以上が影響を受けています。ワールド・ビジョンは、これに先立つ2021年からヘラート州を含むアフガニスタン西部で支援活動を展開しており、今回の地震でその活動地域も被災しました。

ワールド・ビジョンは地震発生直後から緊急対応を開始し、10月22日までに保健サービス、水・衛生、現金給付、緊急援助物資の配布、子どもや弱い立場にある人々の保護プログラムなどを通じて約2万5千人に支援を提供しました。特に子どもの保護分野では、ヘルプデスクの設置や安全な遊び場の運営、子どもの保護が必要なケースの特定、保護者へのオリエンテーションなどの活動が行われています。

アフガニスタンの現地スタッフやNGOの代表者であるワールド・ビジョン・アフガニスタン事務局長タミンドリ・デ・シルヴァは、「地震が発生する以前からアフガニスタンは気候変動や紛争、政治の混乱などにより困難な状況にあり、国際社会の対応が不十分であったため、今回の地震によりより多くの人々が支援を必要としている状況に追い込まれた」と述べています。

彼女はまた、「緊急なニーズに対応すると同時に、地震の中長期的な影響にも対応する必要があり、メンタルヘルスの悪影響や人道状況の悪化などにも注意を払うべきだ」とも指摘しています。

最も深刻な影響を受けているのは子どもたちであり、今回の地震により生き延びた子どもたちが未来に希望を持てるように支援が必要です。ワールド・ビジョン・ジャパンでは、「アフガニスタン地震緊急支援募金」を受け付けており、ウェブや電話を通じて寄付が可能です。

◆「アフガニスタン地震緊急支援募金」詳細
ウェブから: ワールド・ビジョン・ジャパン公式ホームページで「【アフガニスタン地震】緊急支援募金受付を開始」を選択 https://www.worldvision.jp 
お電話で: フリーダイヤル 0120-465-009 月曜~金曜日 9:00~23:00

寄付はこちら

参照記事