※本記事は、SWC(社会福祉法人)あいの実様からの情報提供で作成しております。

SWC(社会福祉法人)あいの実(本部事務所:宮城県仙台市泉区実沢中山北100-2、理事長:乾祐子)は、医療的なケアを必要とする方たちに加え、そのご家族への支援にも取り組んでいます。2024年1月、あいの実新施設敷地内(宮城県仙台市泉区西田中松下23COCOON西田中EAST内)にカフェが竣工し、2月に6人の母親の採用が決定。重度の障がいのある子の母親たちが、安定して勤務するモデルケース創りがいよいよスタートします。

制度に頼らない支援

『医療的ケア児』という言葉が社会に浸透し支援制度が充実しつつある一方、当事者のご家族へのサポートは十分とは言えません。医療的ケア児の母親は、夜間の介護疲れや外出の難しさから、勤務や社会交流をあきらめがちです。また、デリケートな医療的ケア児は体調が変化しやすく、勤務の突然の変更に対応できる職場が限られてしまいます。現行の制度やサービスでは解決できない社会課題のため、SWCあいの実では制度に頼らない支援にチャレンジしています。多くの方のご期待を背負い、2024年4月にカフェがオープン予定です。カフェの運営を軌道に乗せることと、6人の母親の勤務安定を目指します。

24時間の介護が必要な医療的ケア児

モデルケースの確立

SWCあいの実では、保有する施設や事業経験を活かし、ケア児の居場所と母親の勤務できる場所の両方を確保しました。今後のカフェの運営は、母親たちに最適なシフトや、発生しうる状況や対策を把握するモデル事業でもあります。あいの実では、背景の異なる6人の母親の勤務に柔軟に対応しサポートする姿勢です。

カフェはあいの実の福祉施設に併設

課題の発信と共有

母親のカフェ勤務により、社会交流の難しいご家族に、地域との接点が自然に生まれます。カフェはあいの実の福祉施設に併設され、訪れる方たちの意識啓発や課題共有、支援の輪の広がりも見込めます。


SDGsへの取り組み

SWCあいの実の『仙台あばいんプロジェクト』では、どの家族も取りこぼされない未来を目指しています。プロジェクトの第一弾がカフェの運営です。重度の障がいのある子を持つ母親も『子どもを預けて働く』『社会と交流し生きがいを構築する』というあたりまえの選択肢を持つために、多くの方のご理解とご支援を必要としています。

どの家族も置いてけぼりにならない未来を目指して

パートナー企業を募集しています

カフェで働くお母さんたちは様々な制約があり、運営にも通常と異なるコストがかかります。それで、カフェに必要な物品の提供、カフェの維持に必要な協賛金の拠出など、このプロジェクトを支援していただけるパートナー企業を募集しております。
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コメント

専務理事 久保潤一郎

カフェプロジェクトで総責任者をしている久保です。カフェの採用にお母さん方が手を上げてくださり、またあいの実のスタッフの協力によりシフトを決めるなどすることができました。障害児のお母さんが働くことは予想以上にハードルが高いのだなと感じるとともに、高いからこそハードルは超える価値が高いとも思いました。「最後のチャンスだと思って応募した」という声もありました。その機会を作れたことを誇りに思います。これまで社会とのつながりが少なかったお母さんたちが輝く姿を心待ちにしています。

情報元サイト:PRTIMES
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