日本に住んでいても環境問題や教育格差、自然災害、ジェンダーなどのさまざまな社会問題がありますが、世界に目を向けてみると日本には比べものにならない多くの社会問題があるのです。
本記事では、世界が抱える問題について解説していきます。
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目次
世界が抱える社会問題とは?

世界にはさまざまな社会問題があり、日本では考えられないような貧困問題や人身売買、難民問題、紛争などがありますが、日本人である私たちにまったく関係のない問題ではありません。
世界が抱える社会問題についてそれぞれを解説していきます。
また、日本の社会問題を知りたい方は以下の記事をご覧ください
≫日本の社会問題一覧!日本の現状や今後の対策を知ろう
貧困問題

貧困の定義は団体や組織によっても異なりますが、世界銀行では「1日1.90ドル未満で生活をする人」と定義づけされており、この定義での貧困の人口は世界で3億5,600万人の子どもが貧困生活をおくっているとされています。
≫子どもの貧困とは?日本の現状や原因、私たちにできることを解説
≫貧困問題に取り組む企業10選~ベンチャー企業を中心にご紹介~
飢餓

近年の日本では、飢餓による心配はありませんが、世界的に見てみるとさまざまな地域で飢餓が問題視されています。
飢餓になる理由はさまざまですが、気候変動が激しく食物が育たない場合やそもそも食物を育てる人が不足している場合などが主な理由です。
≫食糧危機は日本でも起こりうる?飢饉の歴史や3つの要因を徹底解説
≫飢餓をゼロに|WFP(国連世界食糧計画)って何するところ?|WFP坂本和樹
紛争

世界中にはさまざまな紛争地域があり、住民が死亡するという問題以外にも女性の性的被害や人身売買などの標的になることが問題視されています。
≫テロ・紛争問題にNGOで直接対峙する|NPO法人アクセプト・インターナショナル 河野智樹
≫紛争鉱物とは?定義や2つの問題点、私たちにできることを解説
人身売買

世界には人身売買が問題視されている地域もあり、世界中で4,960人の人身売買の被害者がいるとされています。
日本において人身売買はそれほど問題視されていませんが、実は国内でも令和3年だけでも61件の人身売買で検挙されているため、日本においても無視できない問題です。
≫人身売買の被害にあった女の子たちの輝ける瞬間を創る|TSUBAKI project 久安瑞貴
児童労働

世界では児童が働かなくてはいけない状況で生活している子どもも多く、児童労働が問題視されています。
児童労働は親から無理やり働かささせられている場合や人身売買によって売春などをさせられている場合もあるのです。
人口爆発

日本では子どもが生まれることが良しとされていますが、アフリカや東南アジアなどの発展途上国では人口が増えすぎることを人口爆発といい、問題視されているのです。
発展途上国の人口爆発によって水や食物の不足や経済化的格差が開くという問題が出てきます。
≫人口爆発とは?3つの原因や起こる理由、私たちができること・対策を解説
≫人口ボーナスとは?経済成長との関係や定義、日本の現状を簡単に解説!
≫人口オーナスとは?日本の現状や3つの問題点、経済成長する方法を解説
難民問題

世界にはさまざまな紛争が行われており、紛争によって母国から逃げ出す難民や迫害を受けるされるという被害が問題視されています。
紛争地域である母国から逃げ出したとしても、逃亡先で生活が保障されているというわけではなく、紛争難民を取り巻く問題は複雑化しているのです。
≫ロヒンギャ難民とは?迫害の歴史と現在の状況を解説!
≫入管問題とは?日本で起きている、非正規滞在者に対する人権侵害
≫日本の難民問題とは?他人事ではない、深刻な問題の裏側
教育格差

生まれた家庭や地域などによって子どもが十分な教育を受けることができず、教育格差が生じてしまうことが問題視されています。
発展途上国ではそもそも教育を受けることができない子どもも存在しますが、日本を含む先進国でも教育格差は生まれているのです。
識字率
日本の識字率はほぼ100%ですが、紛争地域や貧困地域の識字率は100%ではありません。
また、アフリカ地域の中でもサハラ以南では、女の子は教育を受ける必要がないという考え方が根強く残っている地域があり、実際に約6割の女の子が高等教育受けることができていないのです。
健康・衛生問題

世界にはトイレが完備されていない地域も多く、不衛生な環境で生活していることが原因で肺炎などの健康被害で命を落としている子どもが多く存在しています。
水問題
日本ではあり得ない話ですが、世界では安全な水が確保されていない地域も多く、不衛生な水を飲むことで下痢や病気になってしまうことも珍しくないのです。
気候変動

気候変動によって、世界では「気温の上昇」、「海水温の上昇」、「北極海の海氷現象」などのことが問題視されています。
≫気候正義とは?生まれた背景や環境正義との違い、具体的な運動を解説
自然災害

自然災害は日本でも問題視されている問題で、地震や津波や森林災害などが問題視されているのです。
大規模な自然災害が発生してしまった地域は一日にして経済活動がストップしてしまうなど大規模な被害を受けてしまいます。
環境問題

エネルギー問題
経済成長と人口増加から、さらなるエネルギーが使用されることが推測されますが、中でも化石燃料が不足することが問題視されています。
ゴミ問題
世界中では大量生産・大量消費が当たり前となっていますが、エネルギー問題や環境問題などが深刻になっていることもあり、リサイクルやリユースへの取り組みが加速しています。
プラスチック問題
世界では年間800万トンのプラスチックごみが世界中の海に流れ込み、環境破壊や海洋生物への影響が問題視されており、世界中でプラスチックの利用を制限する取り組みが行われています。
≫海洋プラスチック問題とは?海洋汚染やごみ問題と私たちにできること
その他環境問題
ここまでご紹介した問題以外にも、世界にはさまざまな環境問題があります。
日本人である私たちも無視できない問題ですので、下記の記事からチェックしてみてください。
≫環境問題とは?日本と世界の12種類の問題を一覧で簡単に解説
ジェンダー問題

日本でも無意識に男女による差別があるように、世界中でもジェンダーによる差別やLGBTQ+に対する対応などが問題視されています。
10種類のジェンダー問題に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
≫ジェンダーとは?10種類のジェンダー問題を例を用いてわかりやすく解説!
私たちにできること
本記事では、世界が抱える問題について解説していきました。
世界が抱える問題は日本でも関係のある問題も多いですが、日本に住んでいるうちは影響がない問題もあります。
ただし、同じ地球に住んでいる人間として無視できる問題ではありませんので、身近にできる問題に対する対策や国際協力によって手助けをすることも可能です。
ぜひ本記事を参考にして世界が抱える問題について、まずは知ることから初めてみてください。
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よくある質問[一問一答]
世界が抱える社会問題とは?
世界には貧困・飢餓・紛争・人身売買・教育格差などさまざまな問題があり、日本に関係のある問題がたくさんあります。
私たちができることは?
まず私たちにできることは、世界が抱えている問題を知って身近なことから行動をしていくことです。