気候正義という言葉を聞いたことはありますか?

世界では、地球温暖化に変わって、当たり前の概念と成りつつあります。

気候正義(Climate Justice)とは、気候変動に対する負担や利益を公平に共有しようとする人権的な視点からの考え方です。

この記事では、気候正義が生まれた背景や具体的な運動について解説しています。

気候正義とは

気候正義(Climate Justice)とは、気候変動に対する負担や利益を公平に共有しようとする人権的な視点からの考え方です。

この背景には、先進国に暮らす人々が、化石燃料を大量に消費したことで引き起こされた気候変動への影響が、あまり使用していなかった途上国の人々へ被害を被っている現状があります。

2010年代から、気候変動は、国際的な人権問題であるという認識が広がり、世界中で環境正義を求める社会的運動が行われました。

また、2021年に行われた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、気候正義という言葉が頻繁に登場しています。

もはや、世界では、気候変動を単なる「地球温暖化」と捉えるのではなく、気候正義と捉えることが一般的になりつつあります。


気候正義が生まれた背景

出典)EDMC/エネルギー・経済統計要覧2021年版

気候正義が生まれた背景には、先進国に暮らす人々が、化石燃料を大量に消費したことで引き起こされた気候変動への影響が、あまり使用していなかった途上国の人々へ被害を被っている現状があります。

実際に2018年では、世界の排出量のうち、半分以上を中国・アメリカ・インド・ロシア・日本の5国が占めています。

しかし、そのような現状がある中で、気候変動の影響を受けやすいのがその他に含まれる途上国なのです。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測では、気候変動の影響は特に途上国において、貧困を悪化させ、人間開発を妨げるとされています。

気候変動は、経済成長の鈍化、貧困削減の困難化に影響を与えるだけではなく、新たな貧困を生み出しかねません。

また、農業への影響は深刻で、飢餓や水不足へのリスクが高まることが予想されています。

気候正義と環境正義の違い

気候正義と似た言葉に環境正義があります。

環境正義とは、人種や所得、身分などに関わらず、誰もが公平に安全な環境で暮らせるように提言することです。

そのため、気候正義とは大きく意味が異なります。


気候正義への運動

気候正義への運動は、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏の行動がきっかけで世界中で行われています。

グローバル気候マーチ

グローバル気候マーチは、気候変動や温暖化に具体的な政策・行動を求める国際的なストライキです。

2019年3月の最初のストライキでは、125か国以上から160万人が参加しました。

グローバル気候マーチ

世界気候アクション

世界気候アクションは年に数回、世界中で同時に大きなアクションを行う日のことです。世界中、数百万の若者を中心とした人々が気候危機を止めるための対策を求めて声を上げています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最近では、気候正義という言葉が世界では当たり前となっています。

すでに、地球温暖化は、時代遅れとも言えます。

この機会に気候変動が引き起こす問題について調べてみましょう!