世界だけでなく、日本にもたくさんの社会課題があります。

あなたも日本の社会課題をもっと知りたくてこのサイトを訪れたのではないでしょうか?

この記事では、日本が関係している18の社会問題について取り上げています。
1つ1つの問題に対して詳しく解説する記事も用意しています。

この機会に社会問題に関する知識を身につけましょう。

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社会問題とは?

社会問題とは、世界中にある解決すべき課題です。

具体的には、環境問題や人権問題、貧困問題教育問題などが含まれます。

しかし、社会問題に明確な定義はありません。

この記事では、日本の社会問題に焦点を当ててご紹介します。

≫社会問題に取り組む企業10選~ベンチャー企業から大企業、財団まで~


消滅集落

消滅集落とは、かつて住民が住んでいたものの、住民の人口が0になった集落です。

山間地や離島に位置することが多く、現在も消滅集落になりかけている集落は6万3237集落もあります。

日本では、2010年をピークに、人口が減少しており、少子高齢化が深刻化しています。

消滅集落はその影響を大きく受け、多くの集落の消滅が予測されています。

≫消滅集落とは?原因と増え続ける理由


デジタルデバイド

デジタルデバイドとは、インターネットやパソコンなどの情報通信技術を使える人と使えない人との間に生じる格差を指します。

情報格差とも言われ、デバイスの使用機会やICTリテラシーによってその差が生まれます。

年齢や年収などの違いで起こるものを「個人間・集団間デバイド」、国内の都市部と地方部の間に生じている情報格差を「地域間デバイド」といいます。

≫デジタルデバイドとは?国内外の現状や原因、課題に取り組む企業を紹介


水問題

水問題とは、水に関連するあらゆる問題を総称したものです。

気候変動や人口増加による水不足や上下水道の劣化、台風や豪雨による洪水や土砂災害もあります。

安全な水の確保は、人間の健康や命に関わるため欠かせません。

しかし、水問題は年々深刻化しており、すべての国で自分ごととして考えていく必要があるものです。

≫日本にもあるの!?水問題の現状と最新の取り組み

エイジズム

エイジズムとは、年齢に対する偏見や固定観念(ステレオタイプ)から生まれる年齢の差別を言います。

主に高齢者に対する差別で使われます。

具体的には、「いい年してこんな格好をして」、「○○してしまうのは年のせい」などがエイジズムに当たります。

≫エイジズム(年齢差別)とは?具体例や問題点、私たちにできることを解説!


子どもの貧困

相対的貧困状態にある子どもたちのことを意味します。

彼らは日本国民の年間所得の半分にも満たない環境で暮しています。

このような経済的影響から、他の子どもたちと比べて、教育機会が少なかったり、地域との関わりが薄いといった状況です。

≫子どもの貧困とは?貧困の現状や原因、私たちにできることを解説!

限界集落

限界集落とは、地域としての機能がうまく回らず、社会的共同生活が困難な集落のことを指します。

うまく回らない理由としては、65歳以上の人口の割合が集落の50%を超えたり、その集落で暮らしている人数が減少してしまうことなどが考えられます。

また、限界集落という言葉自体は、大野晃という社会学者が1990年代に提唱し、広まりました。

≫限界集落とは?限界集落が生まれる3つの理由と自治体の対策を解説
≫過疎化とは?なぜ問題?地方の現状や原因、取り組む企業を紹介


フラワーロス

フラワーロスとは、まだ使えるのに廃棄される生花のことです。

基本的には、規格外の生花になります。

しかし、コロナ禍で結婚式、イベント減により需要と供給のバランスが崩れ規格内の花までもが行き場を失うことになりました。

これにより「フラワーロス」問題が顕在化しました。

≫フラワーロスとは?現状の課題や取り組む企業を解説

ヤングケアラー

ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもです。

具体的には18歳未満の子どもで、兄弟の世話や両親、祖父母の介護、病気や障がいをもつ家族の世話に加え、料理や買い物、洗濯などの家事をしています。

他にも、日本語が第一言語ではない家族のための通訳や、アルコールや薬物、ギャンブルの問題を抱えている家族の世話、感情面のケアなどをしています。

2020年12月から今年1月にかけて文科省と厚労省による調査では、中学生は5.7%で17人に1人、全日制の高校で4.1%で24人に1人という結果でした。

≫ヤングケアラーとは?2つの問題点と私たちにできること


ジェンダーバイアス

ジェンダーバイアスとは、社会的・文化的な意味での性差に対する固定概念や偏見です。

「女はこうあるべき」、「男はこうあるべき」

これらが重視されるせいで、生きづらさを感じている人が大勢います。

ジェンダーバイアスは、その人らしさを否定して個人の可能性を狭め、自由を奪う原因になります。

≫あなたは大丈夫?日本社会に潜む無意識のジェンダーバイアスとは

留学生アルバイト問題

日本国内の都市部で多く見られるようになった外国人のアルバイト。

コンビニでは良く見られるようになった光景ではありますが、実は私たちの目に入らない環境でも、毎日深夜に何時間も働く外国人が多くいます。

実はその約2割が「留学生」なのです。

≫留学生アルバイト問題とは?増えた背景や留学生を取り巻く問題を解説


日本の食料問題

AO(国際連合食糧農業機関)によると、飢餓人口は2019年に約6億9,000万人にのぼり、2018年から1,000万人、5年間で6,000万人近く増加したと推定されています。

この背景にはパンデミックが大きく影響していると考えられています。

しかし、日本で暮らしていると食糧危機と言われてもイメージできないのではないでしょうか?

日本で食糧危機は起こるのか、6つの懸念点を考えてみたところ、近い将来食糧危機が起こる可能性が否定できないことがわかりました。

≫日本で食糧危機は起こるのか?6つの懸念点を考えてみた

貧困女子

現在、日本の20~64歳の一人暮らしの女性の3人に1人が貧困状態とされています。

ここでの貧困状態とは、相対的貧困であり、その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態を指します。

具体的には、世帯の所得が、その国の等価可処分所得の中央値の半分に満たない状態」のことです。

≫貧困女子とは?貧困女子が生じる3つの理由や貧困の実情を解説

教育問題

教育問題は言葉の通り、教育上で発生する問題のことです。

いじめ、引きこもり、教育格差、詰込み教育、学力低下…問題をあげたらキリがありません。

教育問題の1つには、「教員の多忙化」という問題があります。

そしてこの問題の背景には教員の仕事量が多いことや、教員の人数が足りないことなどが、挙げられます。

≫教員の多忙化から考える、日本の教育問題の原因と解決法

肩車型社会

肩車型社会とは、高齢者1人を支える現役世代が限りなく1人に近づいた社会です。

時代を遡ると、1960年では11.2人となっており、この時代は『胴上げ型社会』と言われています。

この時代の後から少子高齢化が進み、2020年は高齢者1人を支える現役世代の人数が2.06人となっています。

現在は、胴上げから大きく人数の減ったことで『騎馬戦型社会』と言われるようになりました。

そして、出生率の改善がない場合、2060年頃には高齢者1人を支える現役世代の人数が1.3人になると予想できます。

≫肩車型社会とは?超高齢社会で迎える4つの問題と私たちにできること

フードマイレージ

フードマイレージとは、輸入食料の総重量と輸送距離を合わせて数値化したもの」を指します。

「食料の(food)」と「輸送距離(mileage)」 の造語で、1994年にイギリスの消費者運動家ティム・ラングが提唱した概念です。

例えば、 食品の輸送量(t)×輸送距離(km) 例5tのトマトを100km輸送するなら、

「フードマイレージ=5×100=500t・km」と表します。

≫フードマイレージとは?日本の現状や環境問題との関係を解説

バーチャルウォーター

バーチャルウォーター(virtual water/仮想水)とは、輸入食糧を生産するのに必要な水の量を推定したものであり、ロンドンのアンソニー・アラン教授によって示された概念です。

例えば、牛1頭分のバーチャルウォーターは約12,000トンです。

牛の飼料となるトウモロコシは、1kgあたり1,800リットルの水が必要で、牛はこれを大量に消費しているため、大きな数字になります。

≫バーチャルウォーターとは?日本の輸入量や問題点、解決策を解説!

無戸籍問題

無戸籍者とは、戸籍を有しない人のことを指します。

日本では、戸籍法49条で「出生から14日以内に届出をしなければならない」ことが原則として定められています。

出生届を出す義務のある人(親など)が、何らかの理由で出さないことにより、子どもが無戸籍者になります。

日本には、約1万人の無戸籍者がいると言われています。

この数字は推定にすぎず、実際はもっといるのではないかとも考えられています。

≫無戸籍問題とは?原因と解決策を事例とともに解説

2040年問題

2040年問題とは、日本が2040年に直面すると考えられる問題の総称です。

2040年になると、1971年~1974年の第二次ベビーブームに生まれた団塊ジュニア世代が65歳以上となります。

このように、総人口に占める高齢者の割合が増えることで、あらゆる業種での人手不足や医療、福祉、社会保障の懸念が考えられます。

2040年問題とは?現役世代の負担や労働力不足にどう対応するか

社会問題に取り組む企業3選

株式会社ユーグレナ 

https://www.euglena.jp

株式会社ユーグレナは、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を使い、ヘルスケア・ビューティーケア商品を開発している企業です。

「ユーグレナGENKIプログラム」では、バングラデシュの子どもたちに栄養豊富なユーグレナクッキーの配布を行い、より多くの人が健康で過ごせる社会を実現しています。

また地球温暖化対策のため、2025年までにバイオ燃料の商業生産体制の構築を目指しています。

インタビュー記事でユーグレナを詳しくする
【株式会社ユーグレナ 】人が成長し続けられる社会を軸にした就活とは~喜多倫久~

株式会社ボーダレスジャパン

https://www.borderless-japan.com

「ソーシャルビジネスで世界を変える」ことを目指し、社会起業家が集うプラットフォームカンパニーとして2007年3月設立。

国際協力・環境問題など多様な社会問題を解決するため、国内外を問わず、30以上のソーシャルビジネスを展開しています。

偏見のない世界を作る多国籍コミュニティハウス「ボーダレスハウス」やオーガニックハーブで貧困農家の収入をアップする「AMOMA natural care」、バングラデシュに雇用を作るビジネス革製品「ビジネスレザーファクトリー」など多くの社会的事業を創出しています。

インタビュー記事でボーダレスジャパンを詳しくする
無国籍問題に、ソーシャルビジネスで挑む〜ボーダレスグループ アノテーションサポート株式会社 白石達郎〜

株式会社マザーハウス

https://www.mother-house.jp

株式会社マザーハウスは、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」と言う理念のもと、途上国で生産した商品を販売する企業です。

2006年にバングラデシュからビジネスを開始し、現在は6つの生産国と4つの販売国に範囲を広げています。

また、現地では健康診断などの福利厚生を整備し、安心安全の環境を作っています。

インタビュー記事でマザーハウスを詳しくする
【株式会社マザーハウス 内定者】新卒で国際協力を仕事にするためには○○が大切~稲葉汐美~

 

都道府県の社会問題

北海道・東北
北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島
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ジャンルごとにもっと社会問題を知りたい

≫環境問題とは?日本と世界の12種類の問題を一覧で簡単に解説
≫地方創生とは?問題となっている8種類の課題や企業の事例を分かりやすく解説
≫福祉とは?定義や10種類の具体的な問題、企業の取り組みを簡単に解説
≫国際協力とは?15の問題と日本の取り組み、キャリアについて簡単に解説!
≫ジェンダーとは?10種類のジェンダー問題を例を用いてわかりやすく解説!

世界が抱える社会問題を知りたい

世界にはさまざまな社会問題があり、日本では考えられないような貧困問題や人身売買、難民問題、紛争などがありますが、日本人である私たちにまったく関係のない問題ではありません。

世界が抱える社会問題については以下の記事で詳しく解説していきます。

≫世界が抱える社会問題一覧!私たちにできることを考えよう

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本には、今回取り上げきれなかった課題がまだまだ山積みです。

この記事も随時更新していくので、たまに訪れてみてください。

この記事を読んで満足するのではなく、できることからアクションをしてみましょう。

COCOCOLOREARTHでは、社会問題に対してアクションする方々のインタビュー記事をたくさん掲載しています。

ぜひこの機会に目を通してみてください。

18の社会問題まとめ
消滅集落
デジタルデバイド
水問題
エイジズム
子どもの貧困
限界集落
フラワーロス
ヤングケアラー
ジェンダーバイアス
留学生アルバイト問題
日本の食料問題
貧困女子
教育問題
肩車型社会
フードマイレージ
バーチャルウォーター
無戸籍問題
2040年問題

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よくある質問

社会問題の例は?

日本にはたくさんの社会問題があります。その中でも代表的なものとして「水問題」「貧困問題」「教育問題」などが挙げられます。

身近な社会問題の例は?

日本で身近な社会問題の例は「デジタルデバイド」「水問題」「ジェンダーバイアス」などです。

社会問題の一覧は?

・消滅集落
・デジタルデバイド
・水問題
・エイジズム
・子どもの貧困
・限界集落
・フラワーロス
・ヤングケアラー
・ジェンダーバイアス
・留学生アルバイト問題
・日本の食料問題
・貧困女子
・教育問題
・肩車型社会
・フードマイレージ
・バーチャルウォーター
・無戸籍問題
・2040年問題