環境問題 社会課題コラム

フードマイレージとは?概要や地方創生との関係を解説

いきなりですが、10,000,000メートルのトマトあなたは食べているかもしれません。

一体10,000,000メートルのトマトとはなんでしょうか?

1.トマトの大きさ
2.トマトの苗の大きさ
3.トマトが運ばれるまでの距離
正解は、3.トマトが運ばれるまでの距離です。

トマトの輸入先ランキング

順位輸入先輸入量
1位韓国4,807トン
2位ニュージーランド1,082トン
3位メキシコ977トン
4位カナダ956トン
5位アメリカ770トン

10,000,000メートルとは、日本(東京)-アメリカ(ニューヨーク)間の距離です。

つまり、あなたがスーパーで何気なく手に取るアメリカ産トマトは、10,000,000メートル運ばれて来ています。

この距離を意識する事が環境保全につながるのです。

これを「フードマイレージ」といいます。

フードマイレージとは

フードマイレージをざっくり解説

「輸入食料の総重量と輸送距離を合わせて数値化したもの」
もう少し詳しく解説すると、「食料の(food)+輸送距離(mileage)」 という意味で、1994年にイギリスの消費者運動家ティム・ラングが提唱した概念です。
計算方法 食品の輸送量(t)×輸送距離(km) 例5tのトマトを100km輸送するなら、
「フードマイレージ=5×100=500t・km」と表します。

2012年の世界のCO2排出量では、運輸が全体の23%、うち13%を航空機が占めています。

さらに、国連のIPCCは、航空セクターのCO2排出量が、2050年には現在の2〜5倍に達すると予測しているのです。

また、国民当たりのフードマイレージは、なんと日本が世界第1位となっています。

2001年の世界フードマイレージランキング

順位フードマイレージ(百万t・㎞)
1位日本900,208
2位韓国317,169
3位アメリカ295,821
4位イギリス187,986
5位フランス104,407
6位ドイツ171,751

※農林水産省農林水産政策研究所より

この背景を見れば、フードロスの深刻な問題なども見えてきます。

当たり前のように捨てられている食べ物は長い距離を移動してます。

食べ物だけでなく、CO2や燃料、生産者の努力なども捨てているのです。

近場でご飯を食べよう!

この問題の解決策として有名なのが地産地消です。

地産地消とは、地元で取れたものは地元で消費することです。(地域生産、地域消費の略)

ちなみに地産地消のメリットは他にもあります。

・新鮮な食材を買うことができる
・生産者の顔がわかり安心
・生産者との交流
・「旬」の味がわかる

詳しい地産地消についてはまたの機会にします。

意識改革が一番の対策

フードマイレージ世界1位の日本。

この問題を解決するには、国民一人一人の意識改革をする以外で改善することは不可能でしょう。

この事実を少しでも多くの人が知り、食品が食卓に届くまでの背景を考えることが唯一の道です。

また、食品の背景にはバーチャルウォーターやカーボンフットプリントなども考えると良いでしょう。

まず、あなたができることをしましょう。

この記事を1人でも多くの人に届けてください。

ライタープロフィール

COCOCOLOR EARTH代表 吉田 宏輝(よしだ こうき)
「ボランティアを職業にする」というビジョンをもとに活動中
個人ブログ:ボランティアを職業にする人.com
Twitter:ボランティアを職業にする人

 

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