企業がソーシャルビジネスって謳っているのに、全く社会貢献を軸にビジネスやってなかったなどがある…

名ばかりのCSRやソーシャルビジネス企業が沢山あるので調べるのが大変…

今どきどんな企業でも「SDGs」や「エシカル」という言葉だけは掲げてるので、どの企業がどれだけ本気で社会貢献に取り組んでいるか分からない…

このように、企業の社会貢献度が見えづらいという声が多く上がっています。

参考:社会貢献を目指す若者のキャリア意識調査~結果のご報告~

近年では、SGDsに取り組む企業が増える中で、表面的に取り組んでいるふりをするSDGsウォッシュという言葉も生まれています。

企業は、本質的に社会課題に取り組んでいるか、透明性が求められていることがわかりました。

SDGsウォッシュとは

SDGsウォッシュとは、実態以上にSDGsに取り組んでいると見せかけることです。

SDGsとwhitewash(ごまかし)を組み合わせた造語で、グリーンウォッシュが語源となっています。

SDGsウォッシュには大きく以下3つのパターンがあります。

①SDGsの項目を掲げているが、実際には取り組んでいないパターン

②取り組みはしているものの、実態よりも盛ってPRをしてしまうパターン

③掲げている取り組みに対してマイナスとなる事業を行っているパターン


グリーンウォッシュとの違い

グリーンウォッシュとは、企業等が、実態を伴わないのに、あたかも環境に配慮した取組をしているように見せかけることを言います。

whitewash(ごまかし)とgreen(環境配慮)を組み合わせた造語です。

環境意識が高まりつつあるなか、そのようなブームに乗って虚偽の広告をおこなう企業が出てきたのです。

大きな違いはなく、グリーンウォッシュはSDGsが広まる以前まで使われていました。

≫グリーンウォッシュとは?実際の事例や見分け方をご紹介


SDGsウォッシュと非難されている事例

大手銀行M

大手銀行Mは、環境指針として、CO2削減を策定しました。

しかし、策定した同年に石炭産業に投資を行い、その融資額は世界1位となっています。

石炭を用いた火力発電は、CO2排出量が高く、環境方針とは逸脱した行動でした。

このことにより、大手銀行Mは強い批判を浴びることになりました。

この件を通して、大手銀行Mは環境方針の抜本的な見直しを行っています。

大手アパレル企業H

大手アパレル企業Hは2019年、「コンシャスコレクション」とのキャッチフレーズで、リサイクル素材を使用した商品を売り出しました。

しかし、リサイクル素材の使用量など十分な根拠が示されていないことから、ノルウェー消費者庁は「違法なマーケティングの疑いがある」と非難しました。

SDGsウォッシュの影響

SDGsウォッシュと批判を受けると、どのような影響がでてしまうのでしょうか?

結果として、SDGsを全く行っていない企業よりも企業の評価が下がってしまう可能性が高いです。

具体的には、不買運動や取引の打ち切りなどが起こりうります。

さらに、世界のESG投資の割合が35%を超えているため、株価の暴落も可能性としては考えられます。

また、近年では、SDGsの取り組みや企業の社会貢献性を就活の軸に置く学生が増えており、採用への影響も避けられないでしょう。

SDGsに取り組んでいたとしても、SDGsウォッシュを疑われては元も子もありません。

それでは、学生や消費者はどのような視点で企業の取り組みを見ているのでしょうか?


就活生はここを見ている!企業が気をつけるべきポイント

サスティナビリティページやCSRページの充実度

学生は、サスティナビリティページやCSRページをよく見ています。

内容だけでなく、更新頻度や具体的なアクションを打ち出しているか、事業として取り組んでいるのかなどを見ています。

具体的な取り組みが行われていなかったり、十分な情報が刑されていない場合、ウォッシュを疑われてしまうのです。

SDGsへの取り組みが体現された事業であるか

事業としても、SDGsに取り組んでいるかにも注目しています。

サスティナビリティやCSRの取り組みとして、事業と独立した取り組みを行っていたとしても、就活生から評価を得ることは難しくなっています。

また、SDGsの目標と相反する事業を行っている場合は、企業イメージを下げかねません。

働く社員のモチベ―ション

社員の社会課題への意識も関係しているでしょう。

現在では、OB訪問やSNSを通して簡単に社員とつながることができます。

社会課題への意識やリアルな社内の話を聞く中で、SDGsに対してどのくらい取り組んでいるのかを見ている場合もあります。

そのため、社員のSDGsに対するモチベーションを高めることも欠かせません。


SDGsウォッシュを避けるためには

 

SDGsウォッシュを避けるためには、企業の行動指針であるSDGs Compassを参考にするとよいでしょう。

ここでは、SDGs Compassに沿って5つのステップで解説します。

①SDGsを理解する

1つ目のステップは、企業が SDGs に関し十分に理解することです。

そもそも、SDGsとは、2015年に国連サミットで採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称として知られています。

SDGsは、17の目標・169のターゲットから構成されます。

≫SDGsとは 生まれた背景と私たちができること

また、なぜ企業が行う必要があるのか、どういったメリットがあるのかについての理解もしましょう。

②優先課題を決定する

続いてSDGsの項目から力を入れて取り組む優先課題を決定しましょう。

SDGsは、17の目標・169のターゲットから構成されますが、全ての課題に取り組むことは難しいです。

SDGs Compassでは、自社のバリューチェーンにおいて、SDGsの正・負の影響を明らかにすることを推奨しています。

バリューチェーンの中で明らかになった正と負の課題が優先課題となります。

ここでの選定を間違えてしまうと、SDGsウォッシュに繋がってしまいます。

例えば、バリューチェーンの下流で、「目標13.気候変動に具体的な対策を」に正の影響を与えていることがわかり、取り組みを強化・PRをしたとします。

しかし、実は上流では負の影響を与えていました。

これを知った世間は、負の影響を隠して正の影響だけを取り上げたSDGsウォッシュだと認知してしまいます。

そのため、優先課題の設定は慎重に行いましょう。

③目標を設定する

目標範囲を設定し、KPI(主要業績評価指標)を選択することが重要です。

客観的に進捗がわかるようになるべく定量目標を定めましょう。

また、SDGs Compassは、世界的な視点から何が必要かについて外部から検討し、それに基づいて目標を設定する方法を推奨しています。

このような形で目標設定することで、企業は現状の達成度と求められる達成度のギャッ

プを埋めることができます。

④経営へ統合する

目標設定ができたら、経営への統合を行いましょう。

CSR部門のみが行うのではなく、CEOや経営幹部による積極的なリーダーシップをもとに各部門に組み込むことが根本的に重要です。

また、パートナーシップに取り組むことも検討しましょう。

SDGsを経営へ統合する過程で、壮大なSDGsの課題に自社だけでは達成が困難である状況が出てくることも考えられます。

⑤報告とコミュニケーション

最後に、報告とコミュニケーションを行いましょう。

SDGsに関する進捗状況を定期的に報告しコミュニケーションを行うことで、企業の信頼を高めることに繋がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

SDGsウォッシュが疑われてしまうと、不買運動や取引の打ち切りなどが起こりうります。

さらに、近年では、SDGsの取り組みや企業の社会貢献性を就活の軸に置く学生が増えており、採用への影響も避けられないでしょう。

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