地方創生 社会課題コラム

消滅集落とは?原因と増え続ける理由

6,3237

この数字は、現在、消滅集落になりかけている集落の数です。

もしかしたら、これまでに行ったことのある場所も消滅集落になりかけているかもしれません。

しかし、解決に向けた具体的な取り組みが未だに行われていません。

それは一体なんでしょうか。

また、消滅集落が解決されない理由はなんでしょうか。

消滅集落とは

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消滅集落とは、かつて住民が住んでいたものの、住民の人口が0になった集落です。

山間地や離島に位置することが多く、現在も消滅集落になりかけている集落は6万3237集落もあります。

日本では、2010年をピークに、人口が減少しており、少子高齢化が深刻化しています。

消滅集落はその影響を大きく受け、多くの集落の消滅が予測されています。

消滅集落の例

消滅集落の例は、次の通りです。

1906年 谷中村(栃木県)

1941年 廃村八丁(京都府)

1970年 西谷村(福井県)

1974年 角海浜(新潟県)

1974年 端島(長崎県)

1985年 飯高町蓮(三重県)

1998年 紀の川市今畑 (和歌山県) 

1989年 徳山村(岐阜県)

2005年 古座川町樫山 (和歌山県)

2006年 江津市瀬尻(島根県)

2011年 紀和町花井(三重県)

2014年 三好市双子布(徳島県)

2014年 四万十町大鶴津(高知県) 

 

上の例は一部になりますが、消滅集落は、北陸地方や四国地方に多くあります。

今回は、上記の中で2014年に消滅集落となった三好市双子布を4.消滅集落の状況で紹介します。

消滅集落と限界集落の違い

消滅集落と限界集落の違いは、住民が住んでいるか住んでいないか、です。

消滅集落は既に誰も住んでいない状態です。

一方で、限界集落は人はいるけれども人口が極端に少なく、地域としての機能が上手く回っていない状態です。

なお、詳しい定義は、下記のようになります。

〇消滅集落:かつて住民が住んでいたものの、住民の人口が0になった集落

〇限界集落:集落内の人口が減少し、地域としての機能がうまく回らなくなっている状態の集落

 

限界集落とは?限界集落が生まれる3つの理由と自治体の対策を解説

 

消滅集落になる原因

かつて、消滅集落の原因は、ダムの建設がありました。

しかし、現在では、原因も変わってきています。

現在の消滅集落になる主な原因は次の3つです。

 

都市への人口移動

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近年、人々はショッピングモールや駅など、利便性に富んだ場所に住みたいと考える傾向があります。

また、次の図は都市部から過疎地域への人口移動を表しています。

この図から特に若年層の減少が目立っていることが分かります。

そのため、若年層の人口分散が求められています。

 

高齢化

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消滅集落に成りうる地域の高齢化は、全国的に見てもより顕著に現れています。

このことで、地域の商店の消滅や公共交通の撤退、医師の不足が起こり、人口減少を加速させてしまいます。

 

地形の問題

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消滅集落の共通点として、地形の問題があります。

インフラ整備が不十分で、市役所や病院でさえ、車で20分以上かかる集落が目立ちます。

アクセスが悪く、生活が難しいために他の地域に移動することも。

また、農地や山林の放置や担い手不足が起こり、荒廃が進むことで、集落に住みたいと思う人が少なくなっています。

 

消滅集落の状況

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消滅集落の最後はどのようなものでしょうか。

三好市双子布は、昔は子どもも多く、毎日のように元気な声が響き渡っていました。

しかし、人が都市部へと移るにつれ、生活に必要な施設へのアクセスも困難になりました。

不便だったこととして、通院、交通、買い物が挙げられています。

やがて、2人のおばあちゃんが最後の住民となり、亡くなるまで過ごしました。

市役所の人が巡回に来るだけで、その他の人との交流は買い物や検診だけだったそうです。

参考:https://youtu.be/rExzZeij0CE

消滅集落が解決されない理由

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消滅集落の問題点は、集落機能の再編成が行われていないことにあります。

図は令和元年度 地方別 今後の集落機能の維持・再編成の見通しを表しています。

集落の再編成が考えられている地域は、僅か1.2%に過ぎません。

集落移転や補助金での対応はありますが、まちに賑わいを持たせるような取り組みは、あまり多くありません。

この傾向は5年以上前から変わっておらず、早急な対応が求められます。

さいごに

消滅集落解決に向けた取り組みは、あまり進んでいません。

しかし、消滅集落は増え続けています。

集落としての機能がなくならないよう、私たちには何ができるでしょうか。

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