最近、話題のエコビレッジ。
調べてみてもイメージがわからないかったのではないでしょうか?
この記事では、エコビレッジの特徴や事例をわかりやすく解説しています。
また、メンバーのエコビレッジ体験記も紹介しています!
目次
エコビレッジとは?
エコビレッジとは、環境に負担の少ない持続的な暮らしを追求し、デザインされた小規模な地域・コミュニティです。
住人は互いに支え合い、可能な限りの自給自足を目指し、独立した経済圏を築いています。
このようなエコビレッジは、世界中で広まり、15,000箇所以上あると言われています。
エコビレッジ4つの特徴
エコビレッジには、大きく4つの特徴を持っています。
ただし、エコビレッジによっては異なる場合もあります。
自給自足
エコビレッジでは、環境負荷の少ない有機無農薬栽培などを行い、可能な限り自給自足で生活しています。
また、地産地消で農作物の販売なども行っていることが多いです。
≫地産地消のメリット5選!デメリットやSDGs・6次産業との関係も解説
再生可能なエネルギー
太陽光発電や水力発電など、再生可能エネルギーを利用しています。
また、コンポストトイレや雨水・排水の再利用なども行っています。
≫コンポストとは?堆肥になる仕組みや種類、メリット・デメリットを解説
独立した経済圏
エコビレッジの住人同士で、独立した経済圏を築いている場合も多いです。
資本主義にとらわれず、物々交換などで生活をする人も少なくありません。
自給自足プラスアルファの生産で必要最低限のお金を稼います。
また、地域通貨やコミュニティ通貨などを活用しているエコビレッジもあります。
独自のコミュニティ
持続可能なコミュニティ目指し、独自の合意形成の仕組みが設けられています。
また、その地域の伝統や文化を尊重することが多いです。
エコビレッジの発祥とは?
エコビレッジは、60年代にデンマークでで生まれたCohousing(コウハウジング)という集合住宅やコミュニティが発祥だと言われています。
その後、80年代の環境・エコブームが広がる中で世界中に広まりました。
そして、近年でも、SDGsなどが広がる中で、持続可能な暮らしを求める日々との注目が集まっています。
日本と世界のエコビレッジ
世界のエコビレッジ
オーロヴィル
世界最大のエコビレッジと呼ばれている南インドのオーロヴィルを紹介します。
オーロヴィルは、フランス人ミラ・アルファッサの提唱で創られました。
現在は、約2,000人が暮らし、インド政府やUNESCOから、環境実験都市として支援を受けています。
ムンクスゴー
ムンクスゴーは、エコビレッジ発祥の地と呼ばれるデンマークにあるエコビレッジです。
コペンハーゲンから25キロのロスキレ市にあるムンクスゴーは、約250名の人が暮らしています。
≫ヒュッゲとは?デンマークで日常から行われている幸せを感じる空間
日本のエコビレッジ
木の花ファミリー
木の花ファミリーは、赤ちゃんからお年寄りまで約100人の人々が血縁を超えたひとつの家族として暮らす、富士のふもとのコミュニティです。
木の花ファミリーでは、宿泊することもできます。
https://konohana-family.org/visit/
日大エコキャンパス
日大エコキャンパスは、学生と研究・教育する教員達からのなる一つのまちです。
自然建築や持続可能な農業の開発が行われています
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エコビレッジとは、環境に負担の少ない持続的な暮らしを追求し、デザインされた小規模な地域・コミュニティです。
互いに支え合い、独自の経済圏を築いています。
滞在できるエコビレッジもあるので、ぜひ足を運んでみてください。
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。