大切なことは、当事者の声を聞くこと
ーーー大切にしている考えや価値観や、その考えをもった原体験があれば教えてください。
「当事者の声を聞くこと」を大切にしています。
当事者の声を聞くことについては、貧困支援をしているNPOの現場を見学させていただき実感しました。
実際に、現場の状況と2次情報で把握することでは認識に大きな乖離が生まれています。
例えば、ホームレスの方の中には、現状に不満を持っていない方や様々な事情で生活保護を受けられない方などがいらっしゃいました。
それまでは、「この社会課題にはこういった支援が必要」とカテゴライズして考えていましたが、実際は支援を必要とする人のバックグランドや求めていることは多様で、本質的な支援をするには深く相手を知る必要があると感じました。
だからこそ、可能な限りは自分で足を運び、それが出来ない場合は実際に支援している人の意見を聞くことを大切にしています。
ーーー現在はどんな思いをもって働かれていますか?
「社会貢献を志す学生が心からやりがいを持って働ける雇用を作る」という想いを持って日々働いています。
理由としては、私自身が社会貢献を軸に内定を辞退し、起業したが社会貢献性のある事業は出来ず、社会貢献を仕事にすることに苦労したからです。
就活生の自分と同じような思いを持っている人が、社会貢献を仕事にできる雇用を生み出したいですね。
お金が目的で仕事をしていない
ーーービジョンに対して、社内にはどのような人が多いですか?
社外活動にも積極的に取り組む方が多く、社会貢献に対する強い想いを持って働いている人が多いなと感じます。
ベンチャー企業なので業務量はとても多いですが、皆さん楽しく働いている印象です。
企業としても、ビジネスとして利益を出すことは追求していますが、比重は100:0で社会課題の解決に置いています。
今後もあらゆるソーシャルビジネスに挑戦する予定です。
ーーー今の会社ではどんなスキルが身に付きますか?
様々な仕事があるので、私の仕事に限ると、ソーシャルビジネスの立ち上げ方、WEBデザイン、ビジネススキルですね。
特に代表ととても近くで仕事をさせていただいているので、経営に対するマインドやソーシャルビジネスの考え方について日々刺激を受けています。
また、会社全体を通しては、組織風土から主体的に仕事を進める力はあらゆる職種で求められます。
1日単位でやり切る生活を
ーーー今後のビジョンがあれば教えてください。
2022年は、企業向けサービスの立ち上げに全力を注ぎ、3年以内にソーシャルビジネスを立ち上げて5名以上に雇用を作るという目標を立てています。
毎日の積み重ねが未来を作ると思うので、「1日単位でやり切る生活」を今後も継続しようと思います。
ーーー最後に社会貢献を軸に就活をする学生へ応援メッセージをお願いします。
これまでのキャリアを振り返って大切だと思うことは、「自らの想いを発信し、共感する人に見つけてもらうこと」です。
皆さんが同じ志を持って働ける会社を探しているように、企業の方も同じ志を持って働ける未来の仲間を必死になって探しています。
だからこそ、企業の方から見つけてもらえるように面接やSNS、就活媒体などで自分を発信することが大切です。
コングラントでも同じ想いを持って働ける方を積極的に募集しているので、興味のある方はぜひお声がけください!
皆さんの就活が大成功することをお祈りしています。
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。