今回は、加藤さんが現在の仕事に着くまでの経緯や仕事をする中でぶつかった困難についてお聞きしました。

プロフィール
加藤 大

1999年5月 バーモント州立大学卒業 経済学部
2004年2月 マッコーリー大学院 修士課程修了 国際関係
2006年から2年程クレディ・スイス銀行にて仕組債などの業務に携わる。
2008年よりJ.P.モルガンに勤務。
2019年よりCSR担当として働く。

J.P.モルガンに就職するまで

ーーーJ.P.モルガンに就職するまでの経緯を教えて下さい。

大学では経済学を学び、卒業後は周りの人がみんな就職していたという理由で金融機関に就職。

そこで何年か働きましたが、業務と自身のやりたいことの間にギャップを感じて転職しました。

しかし、その転職先がつぶれてしまい、少し露頭に迷った結果オーストラリアの大学院に行ったんです。

大学院の専門は国際関係でした。

東ティモールの独立の話などを見聞きする中で社会貢献に興味を持つようになりました。

証券会社も、社会に役立ってはいるのですが、もっと直接的に貢献を実感できる仕事をしたいと思い、院生の間に様々な就職先を探しました。

しかし、UNなど国際機関に応募する競争相手は、すでに現場で活躍しているすごい人ばかりでした。

その当時の僕には、そこまでの強い想いやコネクションがなかったので、国際機関では自分の出番はないと感じ、違和感を抱えつつも金融業界に戻りました。

それでも、違和感をぬぐえず数年で転職しました。

転職先のJ.P.モルガンはマネジメントと社員が信頼しあっていて透明性の高い職場でした。

人の役に立ちたいという思いは、転職先の役職クライアントサービスマネージャーというお客様のサポートをする仕事に就くことで満たされていました。


現在の役職に就任されるまで

ーーー現在の役職に就任されるまでの経緯を教えて下さい。

5年ほど前からCSRの仕事を本業にしたいという気持ちが芽生え始めました。

仕事とCSRとは関わりがなかった為、ボランティア活動を続け、社会の課題や、会社としてどのような社会貢献活動ができるか、等を考え続けたのです。

NPOと関われる機会があれば積極的に手をあげ、自分でイベントを企画をしてCSR担当に相談したりもしました。

ただ外資金融のCSR担当は人数が少なく、東京オフィスではたったの一人です。

昨年、僕の前の担当者の異動が決まるまではボランティア活動を地道に続けていました。

ポジションが空いて応募をした時に前の部署の上司の理解も得られ、スムーズに異動ができたのはこれまでの地道な活動の成果だと思っています。


困難だった体験

ーーー活動をしていく中で、「困難だった」と思う体験はありますか?

CSRの活動全てが困難でした。

CSR活動は決まったことをやるのではなく、常に社会課題についてアンテナを貼り続ける必要があります。

また、社内のニーズも把握しておかなければ、ボランティアイベントをしても人が集まらないなどズレが生じます。

独りよがりではなく、会社として皆が満足できるCSR活動をすることはとても難しいです。

でも、楽しい困難です。

失敗も多いですが、人の気持ちに訴えかけ、常に正しい事をすることが大事だと思います。

ーーー10年以上も活動を続けられた理由はなんですか?

あまり無理をしないことです。

僕は適当な性格で、マイペースで生きてきました。

忙しかったら無理をせずにボランティアをやめてしまいます。

大学時代からボランティアをやっているわけではなく、始めたのは遅い方だと思います。

しかし、いつ始めてもいいし、いつ始めても喜んでくれる人はいます。

昔はボランティアに参加する側でしたが、段々と他の人にもこの楽しさを知ってほしいと思い、イベントを企画する側になりました。

イベントに参加して何かに気づいてくれる人もいれば、喜んでくれる人もいると思うと続けていきたい想いが沸いてきます。

その想いを大事にしています。

ーーー次回予告

次回は加藤さんが見るCSRの姿についてお聞きします。