環境啓発はすでにやりつくした

ーーー大切にしている考えや価値観)や、その考えをもった原体験があれば教えてください。

「傍観者を演者にする」ということを大切にしています。

私が大学院時代に環境啓発はすでにやりつくしたと言われており、伝えるだけではなく行動変容を起こせるかどうかが重要になっています。

そのため、社会にいる多様な人々を後押しするために、ネットワーキングとコラボによるインキュベーションのような取り組みを推し進めていきたいです。


今後のキャリアと理想の社会

ーーー社会課題解決における今後のキャリアと理想の社会を教えてください。

水先案内人になりたいですね。

最近は、VUCA時代なんて表現もありますが、社会問題は深刻化、広範化していくと考えています。

ビジネスにおいても顧客課題だけではなく、社会課題に対応する必要性が高くなると思うので、法や経済などのレギュレーションがより多様化、複雑化するでしょう。

実際に2022年の4月にはたくさんの法改正があります。

そんな環境で困ってる方に、道を照らせる存在になりたいです。

そのためにも、まずは専門性を身につけ、個人としての価値も高めていきたいです。

また、理想の社会は声をあげられる社会ですね。

サイレントマジョリティーでは、コミュニティや社会の最適解は見せかけの不適切なものとなってしまいます。

誰もが声をあげられ、周りがそれを拾って最適解を模索することが、持続可能な社会を築けると考えています。


社会課題の道を志す学生へメッセージ

ーーー最後に社会課題の道を志す学生へメッセージをお願いします。

やりたい仕事をできる人や第一志望の会社に入れる人はほんのわずかです。

また、20年くらいしか生きていないのにベストな選択をすることは難しいです。

まずはそこを理解してください。

その上で、常にベストを探し続けることが大切です。

100年時代と言われる中で勤める会社は1社だけではないと思います。

ファーストキャリアが第一志望ではなくても、長期的な戦略を考えてみて下さい。

長期的な思考で考えるためにも、先輩の話をたくさん聞いて頂けたらと思います。

特定非営利活動法人 新しい公共のカタチtheFourthでは、産学官の多様なアクターと地域課題に取り組めるので、是非遊びに来てください。