今回は、株式会社エージェントに勤める石井麻鈴さんにインタビューしました。
学生時代に行ったジンバブエでの国連ボランティアを機に国際協力を仕事にすることを志した石井さん。
そんな彼女は、なぜファーストキャリアとして株式会社エージェントを選んだのでしょうか?
石井 麻鈴(いしい まりん)
明治大学国際日本学部卒業。
在学中、アイセックに所属し、海外学生を日本企業にインターン生として受け入れる事業に2年間関わる。
また、3年時には自らインターン生としてフィンランドで難民支援に従事。
アイセック卒業後、アフリカ南部のジンバブエにて国連ボランティアとして広報の仕事に携わりました。
大学卒業後は株式会社エージェントに入社し、外国人就労支援事業に関わっています。
目次
自己紹介
ーーー自己紹介をお願いします。
株式会社エージェントに19年卒で新卒入社しました。
弊社は、「次代を創る」というミッションのもと、世の中に存在する様々なマンパワーをネットワークして企業の課題解決に繋げていく「総合人材サービス事業」を展開しております。
私の仕事内容としては、新規事業の立ち上げやキャリアコンサルタントとして転職支援、求人開拓の営業などです。
大手企業では、転職支援と営業の役割を分けることが多いのですが、弊社はベンチャーということもあり、両方行っています。
社外では、国際協力の業界に進むため、来年の大学院進学に向けての準備や開発学の勉強会に参加しています。
きっかけは、あるドキュメンタリー
ーーー社会課題に関心を持った原体験やきっかけを教えてください。
大学1年生の時、授業中にシリア難民のドキュメンタリー映画を見たことがきっかけです。
同い年の難民が「家族と安心して暮らしたい」と将来の夢を語っていて、今の自分が当たり前ではないのだと気づきました。
それと同時に、知ったからにはこの問題に取り組みたいと思うようになりました。
ーーー学生時代に力を入れて取り組んだ社会的な活動はありますか?
アイセックでの活動に力を入れて取り組んでました。
アイセックは、海外インターンシップの運営を通じてグローバルリーダーを輩出することを目指す団体です。
1,2年生の時は、海外にいる学生が、日本企業にインターンできるように企業へ営業をしていましした。
その後、自分自身も海外インターンをしたいと思い、フィンランドの難民支援プロジェクトに参加しました。
国連ボランティアで決まった将来像
ーーー様々な活動をする中で、国際協力を仕事にしたいと思ったきっかけや理由を教えてください。
ジンバブエでの国連ボランティアの活動を通して、国際協力を仕事にしたいと思いました。
理由は2つあります。
1つ目は、国連では、政府・行政レベル、民間企業レベル、現場レベルいずれもアプローチ可能で、かつグローバルコンテキストでの取り組みができるからです。
渡航前の目的の1つは、国連で働くことが自分の性格に合っているか、現地で働いて確認するためでした。
実際に活動してみると、国際協力のフィールドでかなりの実績を積まれている方々に囲まれながら切磋琢磨できる点が非常に魅力的でした。
クリティカルな議論を通じて、様々なカウンターパートを巻き込みながらインパクトの大きいプロジェクトを実施できます。
活動の影響力が大きく、各国のSDGs達成に向けて連携して進めている感覚を得られました。これらの経験から国連で働きたいと強く思うようになりました。
ーーーもう一つの理由は何ですか?
2つ目は、ジンバブエの社会起業家の方々と話す機会があり、様々な制約がある中で社会課題に取り組む彼らと一緒に働きたいと思ったことです。
滞在中に起業家の支援をクラウドファンディングを通じて成功させることもできました。
今でも彼らと、どうしたら事業をよくできるだろう連絡を取り合っています。
ーーー様々な選択肢の中で、民間企業に就職を決めた理由はなんですか?
一番の理由は、大学院進学に必要な資金を用意する必要があったからです。
また、社会人経験を積んでから大学院に行った方が実務経験を以て学びを深められるので結果的によかったと思っています。
就活で大切にしていた2つの軸とは?
ーーー就活で大切にしていた軸はありますか?
以下の2つを大切にしていました。
・自分が3年間でどれだけ成長できるか
・海外に関連する事業ができるかどうか
3年後には大学院に行くと決めていたので、どれだけ実績や経験を積めるかを重視していました。
ーーー実際には、どんな企業を受けましたか?
JICAや人材業界3社、アフリカと貿易している会社、幅広い分野の商社機能を持つベンチャーなどを受けました。
JICAは、国際協力の仕事に新卒で挑戦できるため志望していました。
第一志望度でしたが、残念ながら御縁がなかったですね。
また、人材業界を受けた理由は、学生時代に取り組んでいたアイセックの影響があり、人材業界で情熱を持って働いている人が多かったため魅力的に思っていました。
ーーーほかの方法で新卒で国際協力を仕事にすることは考えませんでしたか?
外務省やNPO、開発コンサルなどの進路も考えました。
ただ、外務省で働くと現場から遠ざかってしまったり、NPO/NGOは給与面で不安があったりと、最終的にはビジネスサイドに行き、経験を積んでから大学院→国連で行こうと決めました。
入社理由は、人の良さ
ーーーそんな中で、エージェントに入社を決めた理由はなんですか?
人の良さと海外に関われる事業を持っていることが決め手です。
まず人の良さの点では、社長自身ボランティア経験があったり、会社を立ち上げた背景にも共感したので、自分の理念に合っていると感じました。
実際に、その思いに共感する人が集まっており、他者貢献意識がとても高いです。
私と同じように将来的に国連で働きたいと思って入社した社員もいたりします。
また、海外に関われる事業という点では、外国人就業支援に取り組んでいます。
今後、国際協力の業界でも活かせるスキルが身につくと考えて、決め手になりました。
正直に伝えた国際協力への想い
ーーー将来は国際協力をやりたいという思いは、面接で伝えていましたか?
正直に、将来は大学院に行って国際協力をやりたいと、どの面接でも正直に伝えていました。
新卒として入れる会社は1つしかないので、ミスマッチが起こらないようにしたいと思っていました。
内定を取るためなら、正直に言わない方がいいこともありますが、やりたいことが明確なら正直に言うことをおすすめします。
エージェントはどんな会社??
ーーーエージェントでは「次代を創る」というビジョンを掲げていますが、実際は社内にはどのような人が多いですか?
前向きで積極的に挑戦していく人が多いと感じます。
どうしたらできるかを常に考えて、結果を出しているメンバーばかりなので、いつも刺激をもらっています。
また、とにかく人がいいです。
足を引っ張ったり、裏切るような人がいなくて、相手を思いやり、ユーモアと愛情あふれた人が多いなと思います。働いていてとても楽しいです。
ーーー会社の雰囲気として社会課題の解決に比重を置いていますか?
社会課題解決に比重を置いています。
社会の「困った」を解決する・「All Smile」・「志事」は、エージェントで働くうえでのキーワードです。
ビジネスなので利益を出すために、本当に困った人を助けるためのサービスを創るのは難しい場面もありますが、常に顧客のためを考えて行動できます。
仕事で身につくスキルは、事業創造力
ーーー今の仕事ではどんなスキルが身につきますか?
事業を創る力が一番身につきます。
有難いことに、一年目から新規事業の開発に配属されたため、ほぼゼロの状態から事業をスケールさせる経験を積むことができました。
また、会社全体としても新規事業を提案できる環境が整っており、提案を促進する制度があります。
その他には、転職支援や顧客開拓の営業をするため、面談力や営業力も身につくと感じます。
キャリアを予定通り計画できた理由は??
ーーー3年後に大学院に行くと決めて、計画できた理由や意識していたことはありますか?
常に、キャリアプランをシェアできる友人や上司がいたことは大きいと思います。
また、周りに発信をして自分を追い込むこともしていました。
発信は、自分を追い込むだけではなく、応援してくれる人もできたので後押しになりました。
長期のキャリアプランは、日本とアフリカの2拠点生活
ーーー今後のキャリアプランがあれば教えてください。
イギリスの大学院に進学して、国際協力の業界でアフリカの開発支援に関わりたいです。
長期的には、アフリカで拠点を作り、アフリカと日本の2拠点で暮らしたいです。
アフリカと日本の心理的距離を縮めたいと思っています。
就活生へ応援メッセージ
ーーー最後に社会貢献を軸に就活をする学生へ応援メッセージをお願いします。
社会貢献、国際協力、と学生時代にたくさん口にしていましたが、現実でやるのはかなり大変ですし、やりたいことと違うって諦めたくなる瞬間も多いです。
そのためにも、個人的には原体験を持っておいた方が、ぶれない軸ができると思います。
本当に自分がどうなりたいのか、後悔しないのかを向き合って志を高くもち、常に挑戦できる環境に自分を追い込むようにしてみてください。
「ボランティアを職業にする」というビジョンをもとに活動中
出版:日本一詳しいボランティアガイド ~初心者から仕事にしたいあなたまで~
ブログ:ボランティアキャリア
Twitter:よしだこうき/ココカラアース

この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。
