民間企業へ就職を決めた理由
ーーー民間企業に就職を決めた理由はなんですか?
一番大きな理由は、人生を賭けて取り組みたい社会問題が明確にはなかったからです。
ないのであれば、思いのある人のサポートができるようにスキルを身につけようと考えました。
また、学生時代はNPO法人や一般社団法人など寄付に依存しがちな組織で活動していたので、一度違った組織に入ってみようと思ったのも一つの理由です。
それまで勝手に「会社=お金第一の組織」というイメージを持っていたのですが、様々な人に会ったり本を読んだりした中でそのイメージが崩れて「そうじゃない会社もあるのかもしれない」と思ったということもあります。
ーーー就職活動はいつ頃から始めましたか?
就職活動を始めた時期はかなり遅く、大学4年生の6月から始めて8月には終えました。
もともとは留学をする予定だったのですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で行けなくなり、遅めの就職活動が始まりました。
就職活動の軸は、「人」と「ビジョン」
ーーー就職活動で大切にしていた軸はありますか?
2つの軸を大切にしていました。
1つは、誰と働くか。
もう1つは、会社が目指しているビジョンに共感できるか。
この軸は、学生時代の活動の共通点を考える中で、「組織で居心地の良さを感じられるか」と「組織の取り組みへの共感」の2つがあったという気づきから来ています。
学生時代にお世話になった組織には人を大切にする人たちが多く、就職してからもそのような環境で働きたいと思いました。
ーーー「会社が目指しているビジョンに共感できるか」についてもう少しお聞きできますか?
ビジネスに重きを置いている企業もあれば、限りなくソーシャルビジネスに近い意識を保ちながら運営をしている会社もあります。
その中で私は、何かしらの形で限りなくソーシャルビジネスに近い会社で働きたいと思っていました。
このような会社であれば、人を大切にしている人たちが集まっている可能性も高いだろうと考えていました。
ーーー限りなくソーシャルビジネスに近い会社はどのように探していましたか?
「エージェントに聞く」「鎌倉投信が支援している会社リストを見る」「好きな起業家さんの本を読んでお勧めされている会社をリストアップする」などをしていました。
自分のありのままを伝えた面接
ーーーこれまで取り組んでいた社会的な活動はどのように伝えていましたか?
もちろん、社会的な活動に理解を得られないこともありましたが、割り切ってありのままの自分を伝えていました。
「猫をかぶって入社しても、その後のギャップに悩むなら、ありのままの自分を認めてもらえる会社に入ったほうが長期的に見ていい。」と自分に言い聞かせていましたね。
ボランティアの話を煙たがる会社は自分に合わない、と切り替えていました。
ただ、切り替えは難しく、つらかったですね。
2か月で終わったというよりは、2か月で終わらせた感じはあります。
割り切ってありのままの自分を伝えて、一緒に働きたいと思われる(=内定をもらう)保証はないので常に不安でした。
リブセンスの魅力とは
ーーーその中でリブセンスに決めた理由はなんですか?
自分の就活の軸にとても当てはまっていたからですね。
特に人の良さと、企業のフィロソフィーに惹かれました。
面接では、合否をジャッジするのではなく、人として向き合ってもらえているという実感がありました。面接というよりは会話を楽しんでいる感覚でしたね。
また、面接が終わるごとに面接の内容や、面接官から見た自分自身の感想など丁寧にフォローがあり、印象に残っています。
ーーー鶴田さんは、どんな思いをもって働かれていますか?
リブセンスの会社員としては、自分が関わっているサービスの目指す姿を実現すべく働いています。
また個人としては、経験を重ねて、自分が応援したいと思った活動やプロダクトをサポートできる実力をつけるために仕事をしています。
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。