マーケティング×社会課題解決で就職活動
ーーー就活で大切にしていた軸は何ですか?
大きく2つの軸を大切に就活をしていました。
1つ目は、マーケティングに携われること。
そして2つ目は、単に製品やサービスを提供するだけでなく、企業として社会課題を解決するためのアクションを起こしていることです。
ーーーー1つ目の軸になった背景は大学のゼミが関係していますか?
そうですね。
大学で学んだマーケティングに今後も取り組みたいと思ったからです。
近年は製品やサービスを作った人の気持ちが上手く反映されていないマーケティングが多いように感じており、その状況を変えたいと思っていました。
ーーー2つ目の軸の背景は何でしょうか?
ゼミでの経験から、社会課題解決のためにマーケティングを活用したいと思っていました。
そのためには、私自身が働く企業としても社会課題の解決に取り組む姿勢は重要です。
いくら社会課題解決のためにマーケティングを提供していたとしても、その企業が社会課題の解決のためにアクションを起こしていなければ説得力はないと思います。
なので、企業がいかに社会課題の解決に取り組んでいるかを重視しました。
消費の流れを変えたい
ーーー就活ではどんな企業を受けていましたか?
食品メーカーを中心に受けていました。
理由としては、消費の流れを変えることがマーケティングの1つであり、特に食品は人々の生活に欠かせないものだからです。
ーーー食品メーカーという選択肢もあった中で、最終的にメンバーズに決めた理由は何ですか?
食品メーカー1社のマーケティングを行うより、多くの企業にアプローチする方が消費の流れを変えるために効果的だと思ったからです。
1つの企業に執着するとその企業にしか目が向かず、消費全体の流れを変えるまでには至らないと考えました。
その点メンバーズは、受託型の事業で大手企業との取引実績が多く、かつCSVマーケティングに力を入れているため、社会に与える影響が大きい点に魅力を感じました。
ーーーメンバーズのような社会課題に取り組む企業はどのように探していましたか?
社会課題に取り組む企業を集めた就活イベントに参加したり、私と同じく社会貢献を軸に就活をする友人と情報交換したりしていました。
私が就職活動していた時は、今よりもサステナビリティやSDGsに取り組む企業は少なく、特にWeb検索を通じてそのような企業を見つけることが難しかったです。
また、いわゆる「SDGsウォッシュ」ではないことを明らかにするために、CSRページの内容や更新頻度、具体的なアクションを打ち出しているかなどを確認して、社会課題の解決に取り組む熱量を判断していました。
CSVマーケティングの価値を届ける
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。