国際協力 社会課題コラム

私と世界の「つながり」って?|グローバル社会と相互依存

「六次の隔たり」という言葉を聞いたことはありますか?

これは、6人の友達に、友達を紹介していってもらうと、世界中のすべての人とつながることができるという理論です。

この理論上、世界中の人とつながることができるようですが、実生活とは縁遠く感じてしまうかもしれません。

今回のコラムは、1人の平凡な女子大生が気づいた世界とのつながりについて皆さんにお話ししたいと思います。

 

グローバル社会における相互依存とは?

いきなり難しそうな単語を並べてしまいましたが、少々お付き合いください。笑

相互依存とは、グローバリゼーションやテクノロジーの進歩に伴ってできた関係性であり、何もかもがつながった「連結された」世界の状態のことを言います。

言い換えると、世界は社会システムの深いところまでつながっているということです。

2010年頃、シンガポールの学者で元外交官のキショール・マブバニさんはこの現実を、船に例えてこのように述べています。

「地球という惑星に住む70億人の人々はもはや、100隻を超える船(国家)に別々に暮らしているのではない。全員が同じ1隻の船の193の客室で暮らしているのだ。」

このように相互依存の状態では、気候変動や地球温暖化などの世界全体に関わる問題はもちろん、1国の財政不安や感染症の広がりが世界の様々なリスクに影響を与える可能性があるのです。

つまり、私たちは知らず知らずのうちに、どこかの国の誰かから影響を受けていたのです。

私が感じた世界との「つながり」

前章でお話しした通り、世界はつながっています。

ここでは、私が感じた世界とのつながりを大きく3つに分けてお話しします。

日本においてまだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物の量は年間約600万トン。

(我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの発生量の推計値(平成30年度)の公表について )

これは赤ちゃんから高齢者まで、全ての国民が1人あたり毎日お茶碗1杯分の食べ物を捨てている計算です。

一方で世界には十分にご飯を食べられない人が存在するのも事実です。

十分に食べられない人もいる中で、小売、加工、輸送、生産など、たくさんの目に見えない人たちの仕事によって食卓に届いている食べ物を捨ててしまう、これほど残酷で失礼なことはないと思います。

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衣服

現在、国内で販売される衣服の90%以上が海外で生産されています。(数量ベースで約97%、金額ベースで約78%)

繊維産業の課題と 経済産業省の取組

海外生産することで人件費が抑えられ、生産コストを下げることができるためです。

しかし、縫製工場で働く人は低賃金かつ長時間労働をさせられている場合があります。 

その原因は、紛れもなく安くていいものをたくさん欲しいと考えている私たち消費者ではないでしょうか?

生産者の顔が見えていないだけで、その人の生活が苦しくなっていい理由にはならないと思います。  

プラスチックゴミ

風が強い日は特に道端にゴミがたくさん落ちていますよね。

実は、海のプラスチックのほとんどが陸からのプラスチックゴミです。

陸でポイ捨てされたプラスチックゴミは、風や雨によって河川に入り、海へ流れでます。

そして海の生物が間違ってそれらを食べてしまい、消化できずに死んでしまったり、たくさんのプラスチックを食べた魚が私たちの食卓に出てきたりします。  

このように何気なくポイ捨てしたゴミが、海の景観を汚したり、動物の命を奪ったり、誰かの健康を害したりする可能性があるのです。

あなたはどんな大人になりたいですか?

パンデミックによって、社会システム上はつながっているものの、国家間の連帯や個人間の連帯が大きく失われている世界であることが示されました。

失業者の増加を食い止めるために経済を優先するべきか、不要不急の外出をせず感染者を最小限に抑えるべきか、正しさは人によって様々だと思います。

自分の正義の反対は、誰かの正義かもしれません。

こんな時期だからこそ、自分と他の命に少しだけ優しくすることが大事だと思います。

人間は、1人で生きていくことができません。

目に見えない何千人、何万人の人たちによって支えられています。

私は自分の正しいと思う選択に責任を持ち、私を支えてくれる多くの人がよりよい人生を歩めるようなるために、そして未来の子どもたちのために行動できる大人になりたいです。

最後に

みなさんはどんな大人になりたいですか?

今回のコラムを読んで、誰かの何かのきっかけになれば幸いです。

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