2025年2月のCOCOCOLOREARTHには、
・竹由来セルロースナノファイバーとアップサイクル原料を使ったサステナブルコスメのアワード受賞
・日常づかいもできて水も運べる「フェーズフリー」な防災ふろしき第2弾
・社会的事業を行う団体の「企業連携」が過去最高となった実態調査レポート
・不安なニュースが多い時代に「HOPE」を届ける新メディア立ち上げのクラウドファンディング成功
といった、“サステナブルなものづくり”と“希望をひろげる情報発信・連携”に関するニュースが集まりました。
本記事では、2025年2月にCOCOCOLOREARTHで紹介したプレスリリースをダイジェストでご紹介します。
目次
◆今月のトピックサマリー
・wood-ness DF モイスチャライジングミストが「サステナブルコスメアワード2024」審査員賞(アップサイクル部門)を受賞
・PFAS規制に対応した非フッ素撥水加工の「防災ふろしき」第2弾がMakuakeで先行販売開始
・『社会的事業を行う非営利・営利法人の実態調査レポート2025』発表、企業連携経験ありが65%で過去最高に
・“HOPEを届ける希望のメディア”「HOPIUS(ホピアス)」、クラウドファンディングを開始1週間で達成しネクストゴールへ
◆竹由来セルロースナノファイバー×アップサイクル原料
wood-ness DF モイスチャライジングミストがアワード受賞
※本記事は、LA・BHEN&CO株式会社様からの情報提供で作成しております。
LA・BHEN&CO株式会社が展開するスキンケアブランド「wood-ness(ウッドネス)」の「wood-ness DF モイスチャライジングミスト」が、「サステナブルコスメアワード2024」にて審査員賞(アップサイクル部門)を受賞しました。
・自然由来指数99.7%(ISO 16128準拠)の全身用ミスト化粧水
・鹿児島県産の竹から抽出したセルロースナノファイバー(CNF)を配合し、保湿・保水力を強化
・サフランの花から抽出したアップサイクル原料を配合し、肌荒れを防ぐ処方
・ミストでありながら乳液のような保湿感をめざした高濃度処方
といった特徴を持ち、大人の乾燥・ゆらぎ肌をやさしくケアするアイテムとして評価されました。
サステナブルコスメアワードは、成分だけでなく原料生産・製造・販売・流通・廃棄までのライフサイクル全体をSDGs視点で審査する国内唯一のアワードです。今回の受賞にあわせて、公式オンラインショップではDFモイスチャライジングミストの10%OFF&送料無料キャンペーン(2025年2月10日~3月15日)も実施されています。
自然素材・アップサイクル・デザイン性を兼ね備えた「サステナブル×ラグジュアリー」なコスメとして、今後の展開にも注目が集まります。
◆日常でも災害時でも使える「防災ふろしき」第2弾
PFAS規制に対応した非フッ素撥水で、もっとサステナブルに
※本記事は、株式会社アイクリエイト様からの情報提供で作成しております。
サステナビリティに特化した企画実行支援を行う株式会社アイクリエイトは、「未来をつくる企画プロダクション」Planners(プランナーズ)の新プロジェクトとして、「防災ふろしき」の第2弾をMakuakeで先行販売開始しました。
第1弾は、東日本大震災の被災経験から生まれた「日常でも災害時でも使えるフェーズフリーな防災アイテム」として企画され、Makuakeで目標金額の621%を達成。多くのメディアでも紹介されました。
第2弾「Plannersの防災ふろしき ~つながりの根~」では、
・PFAS規制に対応した「非フッ素撥水加工」を採用
・高い撥水性を保ちつつ、環境負荷を抑える加工技術を実現
・「自然との協生」をコンセプトに、自然と人のつながりを表現したデザイン
・96cm×96cmの大判サイズで、荷物を包む・レジャーシート・ひざ掛け・防寒・非常時の水運びなど、多用途に利用可能
・小さく折りたたんで日常的にバッグに入れておける設計
といった点が特徴です。
「防災グッズを持ち歩かないなら、日常で使えるものにすればいい」という発想から、「防災」と「ライフスタイル」をつなぐアイテムとして、フェーズフリーな暮らしを提案しています。
プロジェクトを通じて、サステナブル素材・防災・デザイン・共創コミュニティが重なり合う、新しい日常防災の形が模索されています。
◆社会的事業を行う団体の「企業連携」が65%で過去最高
『社会的事業を行う非営利・営利法人の実態調査レポート2025』
※本記事は、ICHI COMMONS株式会社様からの情報提供で作成しております。
企業のサステナビリティ経営を支援するICHI COMMONS株式会社は、地域社会の現場で社会課題解決に取り組む非営利・営利法人を対象に『社会的事業を行う非営利・営利法人の実態調査』を実施し、その結果をまとめた『実態調査レポート2025』を発表しました。
・調査対象:全国の社会的事業を行う組織 4,237団体
・回答数:452団体
・調査期間:2024年8月20日〜10月20日
・調査方法:インターネットアンケート
主な結果は以下の通りです。
・企業と連携して活動したことがある団体は65%で過去最高
・企業との協働による効果の上位は「団体の信頼度向上」「認知度向上」「社会的インパクトの増大」
・一方の課題として、「継続的・持続的な連携を保つこと」が1位に
・取り組んでいるSDGsでは、「目標3:すべての人に健康と福祉を」が3割超で最多
・業務の主な担当者は多くの項目で「代表」が1位となり、「時間・お金・人材」の不足感が浮き彫りに
・スタッフ・ボランティア・連携先企業の募集は、「直接的なつながり」を活用する方法が最多
・NPO法人の認定取得による効果として、「団体の信頼度が高まった」が43%で最多
2018年の「全国非営利組織実態調査」から継続して見ていくと、「企業との連携は増えているが、負担の偏りや継続性の確保にはまだ課題がある」という状況が見えてきます。
レポート全体では、ソーシャルセクター側の課題と、企業との協働によって生まれるインパクトの両面が分析されており、「どのようにパートナーシップを設計すれば、社会課題解決が加速するのか」を考える材料となる内容です。
◆“HOPEを届ける希望のメディア”「HOPIUS」
クラウドファンディング開始1週間で目標達成、ネクストゴールへ
※本記事は、合同会社HOPIUS様からの情報提供で作成しております。
“HOPEを届ける希望のメディア”「HOPIUS(ホピアス)」を立ち上げる合同会社HOPIUSは、クラウドファンディングサイト「READYFOR」で実施しているプロジェクトが、開始から1週間で目標金額100万円を達成したことを発表しました。
・クラウドファンディング期間:2月14日〜3月16日
・当初目標金額:100万円(1週間で達成)
・ネクストゴール:150万円(+50万円)
・支援枠:500円〜30万円
・プロジェクト名:HOPEを届ける希望のメディア「ホピアス」を皆の力で立ち上げたい!
ホピアスは、
・世界の見方を「不安」から「希望」へ転換する
・希望を感じる行動や思考が生まれるきっかけをつくる
ことを大切にしたオンラインメディアです。
コンテンツは、
・市民
・経済
・政治
・教育
・地球
といったカテゴリーに分かれ、それぞれの分野で「希望が生まれ、広がっていくストーリー」を伝えていく構想です。
ネクストゴール設定の背景には、「運営メンバーの知人以外にも、ホピアスのコンセプトに共感して応援してもらえる場にしたい」という思いがあり、500円から支援できる枠が新設されました。
不安を煽る情報が多いなかで、「希望ベースで社会を見つめる視点」を増やしていこうとするメディアの立ち上げに、多くの共感と支援が集まっている様子がうかがえます。
◆編集部から:2025年2月を振り返って
2025年2月のニュースを振り返ると、
・コスメや防災グッズといった「日常の持ち物」をサステナブルにアップデートする動き
・社会的事業を行う団体と企業とのパートナーシップが広がり、データとしても可視化されてきていること
・不安な時代だからこそ、「希望」を軸にニュースを届けようとするメディアの誕生
といった流れが見えてきます。
どのトピックにも共通しているのは、「特別な人だけの活動」にしないこと。
・スキンケアを選ぶ
・防災グッズを1つ持ち歩く
・企業とNPOの連携のあり方を見直す
・希望を感じるニュースに触れてみる
といった日常の選択そのものが、サステナブルな社会づくりや「HOPEが広がる未来」につながっていくことを示しているように感じます。
※本記事で紹介したニュースは、各プレスリリースおよび公式情報をもとに、COCOCOLOREARTH編集部が再構成しています。
参考記事
サステナブルなコスメの未来を切り拓きます。wood-ness® DF モイスチャライジングミストが「サステナブルコスメアワード2024」にて審査員賞・アップサイクル部門を受賞しました。
サステナブルに進化!日常使いできるデザインで水も運べる「防災ふろしき」がMakuakeにて2月13日より先行発売開始
『社会的事業を行う非営利・営利法人の実態調査レポート2025』を発表。企業と連携して活動したことがある団体は65%で過去最高に
”HOPEを届ける希望のメディア”「HOPIUS(ホピアス)」、クラウドファンディング目標金額を開始1週間で達成

この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。
