新卒でフリーランス大工に?
ーーー内定を辞退した後は、どのようなキャリアを選択されたのですか?
自分自身で、持続可能な村を創ろうと思い、フリーランスの大工として半年ほど建築現場で活動しました。
村のイメージとしては、エコビレッジのようなものです。
資本主義とは異なった経済圏のような環境を創ることで、理想とする社会に繋がると思っていました。
しかし、実際にやってみると、村づくりや建築にかかる費用を知り、すぐに成果を求めてしまう未熟さもあり、自分で起業することにしました。
起業するもやりたい事業はできず
ーーー起業後はどのような事業を行っていましたか?
ファンドレイジングを軸に事業を展開しようと考え、どんな事業ができるか、日々模索していました。
しかし、ソーシャルビジネスは簡単にできるものではなく、とても難しかったです。
少ない資本金が2~3ヶ月ほどで無くなっていき、ファンドレイジングとは関係なくWEB制作やLINE公式アカウントの運用支援などをせざるを得ませんでした
このままではなにも生み出せないと気づき、新しい環境を探し始めました。
ーーー起業をする上で失敗したなと感じることはありますか?
スキルがない状況で起業したことですね。
大学を卒業して、大工になり起業をしたため、IT関連のスキルがなく苦労しました。
ただ、起業して孤独の中で試行錯誤する経験を持てたことはとても良かったなと思っています。
コングラントとの出会い
ーーーコングラントへの転職の背景を教えてください。
ファンドレイジングを支援する企業を調べる中でコングラントと出会いました。
自分がやりたい理念経営、社会課題解決に関わる事業を体現されており、ここで働きたいと思いました。
「コングラントの売り上げが上がること=NPOの売り上げが上がること」と言っても過言ではなく、就活時代に感じた違和感も感じなかったです。
当時は、正社員の募集はなかったのですが、インターン募集から代表に繋いでいただき、採用していただきました。
大切なことは、当事者の声を聞くこと
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。