今回は、株式会社Liberty代表 の三上結香さんにインタビュー!

学生時代は、世界学生環境サミットの運営や、アルゼンチンへ留学し現地ボランティアを行っていました。

現在は、エシカルやサスティナブル・ヴィーガンをキーコンセプトのセレクトショップ「style table DAIKANYAMA」とよもぎ蒸しサロン「YOMO〜食べられるよもぎ蒸し〜」の店舗運営を行っています。

三上さんのキャリアや大切にしている考え方について、じっくりお話を伺いました。

東京都渋谷区の代官山で2店舗経営

ーーー現在はどんな活動をされていますか?

東京都渋谷区の代官山で2店舗経営しています。

1つは、「style table DAIKANYAMA」というエシカルやサスティナブル・ヴィーガンをキーコンセプトに、スキンケアやコスメ、雑貨を扱ったセレクトショップです。

もう1つは、「YOMO〜食べられるよもぎ蒸し〜」という国産で無農薬、無着色、規定農家手摘みの上質で食べられるほど安心・安全なよもぎのみを使用したよもぎ蒸しサロンです。

また、学生向けのキャリア教育事業を展開する一般社団法人michiの代表理事や、代官山の地域のお祭りである「代官山春花祭」の実行委員長も務めています。


『エシカル』を7つのテーマで表現

ーーーまずは、style tableについて詳しく教えてください

style tableでは、「エシカルな」消費行動を通して、世の中に貢献しています。

『エシカル』という言葉にはさまざまな意味が含まれるため、style tableでは下記の7つのテーマで表現しました。

  1. J:JAPAN MADE ジャパンメイド
  2. O:ORGANIC オーガニック成分配合
  3. C:CLIMATE CHANGE 気候変動対応
  4. P:PLASTIC FREE プラスチックフリー
  5. V:VEGAN ヴィーガン
  6. F:FAIR TRADE フェアトレード
  7. N:NATURAL 天然由来成分配合

お店のポップにはそれぞれのテーマに当てはまるマークが付いており、どのテーマのエシカルに当たるのか一目でわかりやすくしています。

ーーーstyle table DAIKANYAMAを運営する中で、こだわっていることはありますか?

こだわっていることは、1人ひとりに寄り添った接客です。

カウンセリングや肌診断などを通して、お客様に合った商品をご紹介しています。

そのため、エシカルアドバイザーの採用と育成に力を入れており、一定の知識を身に付けてエシカルパスポートという試験に合格しないと店頭に立てないようになっています。

また、エシカルに関心がなく来店されたお客様にも商品の魅力だけではなく、エシカルな商品であることを踏み込んでお伝えすることも心がけています。


よもぎは、ハーブの女王

ーーー続いてYOMOについてもお聞きしたいと思います。立ち上げられたきっかけを教えてください。

style tableのお客様は、美や健康にこだわりのある方が多く、体の内部からも健康になっていただきたいという想いで立ち上げました。

よもぎは、ハーブの女王とも呼ばれており、ホルモンバランスや自律神経を整えるのに効果的と言われています。


きっかけは、世界学生環境サミット

ーーーエシカルや社会課題に関心をもったきっかけを教えてください。

きっかけは、大学生の頃に世界学生環境サミットin京都の運営をしたことです。

たまたま友人に実行委員に誘われ、世界から学生を同志社大学に集めて、環境問題について議論し、洞爺湖サミットに学生意見書として提出するイベントを運営しました。

運営する中で、メンバーに感化され、留学や社会課題に意識を向けるようになりました。

ーーー留学にも意識を向けるようになったんですね!

サミットで海外の学生と交流したり、サミットの運営メンバーがみんな留学に行くということで、自然と意識を向けるようになりました。

また、中学、高校とホストファミリーとして海外学生を受け入れていたことも影響していますね。

ーーー実際に大学生の時に留学はされましたか?

アルゼンチンに留学しました。

留学を検討するタイミングが少し遅く、選択肢はアルゼンチン、メキシコ、チリの3か国しかなく、政治経済で有名な大学があるアルゼンチンに決めました。

留学中は、現地でボランティアもしていました。

留学中のボランティアを通して感じたキャリア

ーーー留学後、新卒のキャリアはどのように決めましたか?

サミットを経験してから、社会課題解決を仕事にしたいという想いはずっとありました。

選択肢としては、外交官やNPO、民間企業など広く考えていました。

しかし、アルゼンチンでのボランティアがきっかけで、経済発展を通じた雇用創出が必要だと感じ、民間企業へのキャリアに決めました。

ーーーボランティアではどのようなことを感じたのですか?

ボランティアでは、直接的に支援ができ、やりがいや楽しさを感じていました。

しかし、金銭的なサポートをしても仕事がなければ持続的な支援ではなくなってしまうため、自分が本当に良い活動をしているかもわからないと。。。

また、アルゼンチンではほとんど政府や警察が機能しておらず、国レベルで仕事をしてもどれだけ国民の生活に直結できるのか疑問に思い、外交官や政府機関への興味は薄れていきました。


就活で意識していた3つの軸

ーーー会社を選ぶ時にはどのようなことを意識していましたか?

就活をしていた時は、明確にやりたいことが決まってなかったこともあり、以下の3つの軸を意識していました。

・海外で働くことができる

・様々な事業を行っており、選択肢が多い会社

・手に職をつける仕事

この軸に当てはまるということで、新卒ではNTTコミュニケーションズ株式会社に就職しました。

―――社会課題解決のような軸はありましたか?

もちろん意識していました。

新卒で入社した会社はインフラ事業を行っており、その点が魅力的でした。

というのも、アルゼンチンでボランティアをしているときに、インフラ設備の重要性を強く感じたからです。

直接的ではないですが、社会に貢献しているという実感は持てていました。

甲子園球児のように働いた3年間

ーーー新卒で入社後、27歳で独立されたとのことですが、どのような変化がありましたか?

新卒一年目に読んだある本がきっかけで、起業を志すようになりました。

ちょうどその頃に就職しながら起業をした先輩に出会い、事業に関わりながら経営のノウハウを教えてもらいました。

その時期の3年間は、甲子園球児のように会社の就業時間がが始まる前も終わった後もがむしゃらに働いていました。

モチベーションは、ここで頑張らないと会社員のまま一生が終わってしまうという危機感でしたね。


理想を描きリスクを取る

ーーー今の活動をしていて必要だと感じたスキルや知識を教えてください。

理想を描き、それを手に入れるためにリスクを取ることです。

どうしても、現状から物事を考えがちになってしまうのですが、その思考だと自分も事業もなかなか成長できないと感じています。

常に理想を描き、その状態を手に入れるために優先順位を入れ替え、努力することで自分の可能性が開かれると思います。

ーーー理想とする社会とこれからの活動について教えてください。

誰しもが理想を自由に描き、理想を叶えるためにチャレンジする人で溢れる社会を目指しています。

そのためにも、これからは3つのことに力を入れたいと思っています。

1つ目は、世界で挑戦をすることです。

過去の経験からも、今の事業を発展させて、世界にブランドを広げたいという想いがあります。

また、挑戦を通して、若い人たちのロールモデルとなるような生き方をしていきたいです。

2つ目は、次世代にバトンをつなぐことです。

私が事業を立ち上げ運営をできているのは、新卒の時に出会った先輩のおかげです。

先輩への恩返しを込めて、私自身が次世代にバトンをつないでいきたいと思います。

一般社団法人michiの活動も、この想いに繋がっています。

そして3つ目は、地域貢献です。

店舗を出して町にお世話になっているので、地域に貢献することは事業者の務めだと思っています。

2023年は、「代官山春花祭」の実行委員長を務めましたが、今後も地域のために取り組んでいきたいです。

社会課題解決の道を志す学生へメッセージ

ーーー最後に社会課題解決の道を志す学生へメッセージをお願いします。

将来を考えるとき、「美容師になりたい」「ネイリストになりたい」「起業したい」など、将来=職業や仕事だと考える人が多い印象があります。

ぜひ一度、「将来=仕事や職業」ではなく、プライベートを含め、残りの人生をどうしたいか視野を広げて考えてみてください。

「1回きりの人生でどうなりたいのか、どこまでいきたいのか」という理想を描いてみると、より視野が広がるのではないかと思います!