本日インタビューさせていただいたのは、認定NPO法人フローレンスで働く山﨑剛さん。

6年間勤めた商社を退職し、フローレンスに入社しました。

社会課題に関心を持ったきっかけや転職の背景、ソーシャル・ベンチャーで働くことの魅力などをお伝えします。

プロフィール
山﨑剛(やまさきごう)

中央大学大学院修了後、新卒で専門商社に入社し、人事総務業務を担当。
2020年に認定NPO法人フローレンスに入職し、採用を中心とした人事を担当する。

現在の仕事

ーーー自己紹介をお願いします。

山﨑剛と申します。

現在は、認定NPO法人フローレンスで採用を中心とした人事の仕事をしています。

仕事内容は、営業や人事などのビジネス系職種の採用を中心に障害児保育事業部の保育士や看護師等の専門職の採用など幅広いです。

フローレンスに入社する前は、新卒で入社した商社で人事をしていました。

ーーーフローレンスでの人事の仕事の魅力は何ですか?

同じ志を持った仲間を見つけていくことですね。

「社会課題を解決したい」という同じ思いを持つ仲間を増やすことに携われるのは魅力的です。

そのような意味では桃太郎の仲間集めやRPGゲームをしている感覚と似ているかもしれません。

桃太郎も「鬼」という課題に対して共に立ち向かう仲間を見つけて、鬼退治に行きますよね。

しかし、採用は人の人生を変える側面がありますし、フローレンスは難しい課題に向き合うので、本当に社会を変えたいという志を持った人と一緒に働きたいです。

採用の業務は、意思決定によって応募者の方や組織の運命を左右することもあるので、社内では常に真剣に議論を重ねて決定しています。

桃太郎やRPGゲームと似た部分もありますが、決してゲームではなく共に戦っていくメンバーを集めていくという熱い気持ちで採用活動に取り組んでいます。


不合理な現状への疑問

ーーー社会課題に関心を持ったきっかけを教えてください。

東日本大震災や国際ボランティア、大学の国際公共政策の授業がきっかけです。

東日本大震災や国際ボランティアでは、世の中の不合理を感じました。

被災された方々や途上国で厳しい生活をしている方々の様子を見て、彼は偶発的にこのような環境に直面しているにも関わらず、どうして苦しい思いをしなければならないのだろうと思いました。

また、国際公共政策の授業も大きなきっかけです。

授業を通して、途上国で水の浄化ビジネスを行う日本ポリグルという会社を知りました。

支援だけではなく、ビジネスを通して社会を良くしていく姿勢に魅力を感じ、私も将来このような仕事をしたいと思うようになりました。

ーーー課題に向き合う上で大切にしてる価値観や考えを教えてください。

価値観や考え方を常にアップデートすることです。

フローレンスでは、生活困窮家庭や障害のあるお子さんを持つ家庭に対する事業も行っています。

応募者の方に事業について説明する際には、自分の主観や決めつけで判断し説明をすることは危険なことです。

決めつけになってしまわないためにも、常に学ぶことを意識しています。


ソーシャルセクターを意識したキャリア