ソーシャルセクターを意識したキャリア
ーーーファーストキャリアはどのように決めましたか?
人事職に就ける職場を選びました。
人事のスキルは、どの業界でも汎用性があると思います。
特に、将来はソーシャルセクターで働くことを意識していたので、そこで活かせるスキルを身に付けるために人事という仕事に就きました。
ーーー商社での仕事を経験して良かったことは何ですか?
人事制度や評価制度の構築や研修の企画、総務的な仕事など様々なことに1人で取り組んだ経験は良い経験となりました。
また、自分が働くということに関しての価値観・優先順位が定まりました。
私自身、働く上で金銭的な報酬に対する優先順位が高くないことが分かりました。
商社の給与は良かったですが、それが働く上でモチベーションになることはあまりなかったです。
お金を稼ぐために働きたい訳ではないと気づけたことは、とても大きかったですね。
転職の背景
ーーー転職を決めた背景を教えてください。
新しい環境に飛び込むタイミングは今しかないと思ったからです。
当時、私は30歳を越えると新しい環境への適応力が衰えるのではないかと思っていました。
そのため、新しい環境にチャレンジするのは今しかないと思い、29歳の時に青年海外協力隊を受験しました。
なので、もともとは転職する予定ではなかったです。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で青年海外協力隊への参加は延期になりました。
そのタイミングでフローレンスの説明会に参加し、フローレンスで働くことを考え始め、現在に至ります。
ーーーフローレンスに決めた理由は何ですか?
主に2つです。
1つ目は、人事の経験を活かせるからです。
人事職の募集があったので、今までの経験を活かして働けると思いました。
2つ目は、環境が合っていると思ったからです。
フローレンスは解決する課題を1つに定めておらず、母子支援、子ども宅食、特別養子縁組など様々なことに取り組んでいます。
私は当事者的な経験は少ないですが、さまざまな課題に関心があります。
多くの社会課題の解決に取り組んでおり、且つ新しい取り組みを次々に行っているフローレンスのような環境は、自分に合っていると思いました。
働く目的が明確だから楽しい
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。