平和で公平な社会の実現に向けて〜松尾沢子さん〜

3.社会にも自分にも/権利がキーワード

―――国際協力における今後のキャリア教えてください。

 自分にも他人にも暮らしやすい社会づくりに関わっていきたいです。

私は、長く仕事を続けたいと思っているので、その仕事を通じて社会に関わり続けるのだと思います。

今はNGOで仕事をしていますが、機会があれば非営利セクターに資金を提供する民間財団で働き、暮らしやすい社会づくりに関わる人たちを応援したり、仕組みを発展させてみたいと思っています。

―――今後の国際協力の潮流や新しい動きはどのようになっていくと考えていますか? 

権利という言葉がキーワードとなってくるでしょう。

開発の世界は、開発をする側の主導で仕組みが作られ、評価軸が作られていました。

しかし冷戦後、世界が直面する課題は複雑化し、かつその解決が一部の大国だけの力でできるわけではないことがわかってきました。
これはG7よりG20の方が影響力があることからも分かりますね。

また、直面する課題を見てみても、経済力や政治力だけでは解決できない、地球という惑星上で人類が共生、存続するかというグローバルな問いも突き付けられています。

この事態への対応策がSDGsです。SDGsは単に17つのゴールなのではなく、人々や社会が平和で公正な世界をいかに作り上げるかを提案したものなのです。

そしてそのためには、一人一人の権利を保障し、またその参加が前提となっています。これをいかに実現していくか、自分自身でも今までのやり方を見直し、考え試行していきたいと思っています。

人道支援に関する国際基準の普及を進めるJQAN(支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク)の仲間と

―――最後に、国際協力の道を志す人たちに応援メッセージをお願いします。

 直接働いている方や何か行動を起こしている方と会って話す機会を増やして、そこから備えをより具体的にできるようにするのが良いと思います。

というのも、私自身もキャリアを転換するときに相談したのは、私がこの20年間であってきた方々の中でも、特にキャリアを自ら作り出すために行動している方々でした。

なので、自分のロールモデルとなる方と出会うために行動することが、なりたい自分への道につながっていくのではないかなと思います。

cococolor earth(ココカラーアース)
ライタープロフィール
種村尚大
同志社大学
グローバル地域文化学部1年
複数の学生団体とベンチャー企業への長期インターンを両立。
将来は国際協力師になり1人でも多くの人を笑顔にすることが目標。

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