大学院とインターンの両立の日々
ーーーインターンではどのようなことを行っていましたか?
マーケティングをメインに担当していました。
ただ、当時は10人くらいのベンチャーだったので、何でもやっていました。
当時は、大学院に週4日通って、週5日働くような生活だったのでかなりきつかったですね。
卒業後も、そのままその会社に就職して1年間働いていました。
ーーーその後クアッガを立ち上げられたのですか?
実は、クアッガを立ち上げる前に、知人と廃棄物領域で会社を起こしています。
しかし、廃棄物領域では、新規参入が難しかったり、法律の問題があったりしたため、新しくクアッガを立ち上げることにしました。
クアッガのインターンで身に付くスキル
ーーーちなみにクアッガでもインターンの募集はしていますか?
絶賛募集中です。
インターンでは、マーケティングやカスタマーサクセス、数値の解析、事業開発など、適性に合わせてあらゆることを行います。
例えば、冒頭でも話したグルテンフリーの定期便は、ほとんどインターン生がゼロから立ち上げました。
ーーークアッガのインターンでは、どんな力が身につきますか?
インターンであっても裁量に制限が無いため、学習の速度が早い方は1年もあればどこでもリーダーになれる力がつくと思います。
特に、汎用的なスキルである速度を重視した行動と改善,解析を繰り返す、俗にいうPDCAが身につきます。
身につく力は汎用的なものなので、どんな業界であっても将来活かせることは間違いありません。
パンに注目をしたきっかけとは?
ーーーパンに注目されたきっかけはなんですか?
パンは、大学院を卒業する時に目をつけていました。
卒業をする前に、廃棄物関連で何かやりたいと思い、数十人の業界の方にお話を伺いました。
その中で、法律の規制が比較的少なく、専門である農業に関連するものとして食品、特にパンが出てきたんです。
なので、いつかはパンの食品ロスに取り組もうと思っていました。
間接的な支援は失敗だった
ーーークアッガを立ち上げる中で、「これは失敗だった」と思う体験や経験はありますか?
お金をもらわないで支援をすることが失敗でしたね。
rebakeを始める前は、パン屋を応援するメディアを立ち上げて、間接的に支援や啓発活動をしようと取り組んでいました。
しかし、お金の取引を行うことで、お互いが真剣に向き合えると感じ、半年くらいで直接的な支援をする形に変えました。
ロスパンを路上で売る
ーーー直接的な支援としてrebakeが生まれたんですね。
実は、rebakeの前に売れ残ったパンを買い取って、路上で販売していました。
これはかなりハードでしたね。
18時くらいに売れ残ったパンを買い取り、19時から22時まで販売をして、余ったら翌朝の7時からも販売するような生活でした。
路上で食品を売るのはとても難しく、毎日同じ場所・同じ時間に何カ月も立ち続けてやっと売れ始めるようなものです。
また、このような形では支援できるパン屋も限られてしまうので、通販という手段に至りました。
社会課題に悪者はいない
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。