※本記事は株式会社大翔様からの情報提供で作成しております。

(株)大翔(本社:滋賀県長浜市、代表:吉田 隆義、以下、大翔)は、2023年12月1日(金)にフィリピン公共事業道路省コルディレラ行政地域事務所(Department of Public Works and Highways – Cordillera Administrative Region、以下、DPWH-CAR)とフィリピン大学ディリマン校にて斜面防災セミナーを開催いたします。

本セミナーでは「フィリピンの斜面防災」に関連して、フィリピン大学教授やJICA技術協力プロジェクト担当者が登壇するほか、大翔からは、実施中のJICA案件化調査状況および「森林を伐採しない環境に配慮した斜面保護技術」に関する発表を行います。

「樹木を伐採しない環境にやさしい斜面防災」をテーマに、日本の法面保護技術を導入するセミナー
 本セミナーは、フィリピン公共事業道路省コルディレラ行政地域事務所(DPWH-CAR)と共同開催します。セミナーでは、フィリピンにおける地すべり災害と斜面対策工状況が紹介されるほか、斜面防災に関わるJICA技術協力プロジェクト、環境に配慮した斜面防災技術について紹介するプログラムを予定しています。

【開催概要】
イベント名称:「フィリピン斜面防災セミナー」
開催日時:2023年12月1日(金)13:00~16:00(日本時間14:00~17:00)
主催 :DPWH-CAR、(株)大翔
開催場所 :フィリピン大学ディマリン校 National Engineering Center Audio Visual Room, 
 およびオンライン
言語   :英語、日本語(同時通訳)
定員   :80名(対面形式)、制限なし(オンライン)

【プログラム(予定)】
13:00-13:05 開会挨拶(DPWHーCAR)
13:05-13:25 フィリピン地すべり災害(フィリピン大学Mark Zarco教授)
13:25-13:55 JICAが提供するフィリピン斜面防災プロジェクト(JICA技術協力プロジェクト)
13:55-14:25 森林を伐採しない斜面補強技術(大翔)
14:25-14:40    (休憩)
14:40-15:05 豪雨時の斜面地盤挙動(金沢大学 松本名誉教授、熊助教授)
15:05-15:20 斜面対策工における3次元データ活用例(大翔)
15:20-15:50 本邦受け入れ活動報告・日本技術のフィリピン適合性(DPWHーCAR)
15:50-16:00 閉会挨拶(JICAフィリピン事務所)


無料視聴お申込みリンク: https://sd-daisho.com/apply/

フィリピン大学(フィリピン地盤工学会)からの登壇予定】
 本セミナーには、フィリピン地盤工学会会長も務められているフィリピン大学のMark Zarco教授から、フィリピンの地すべりについて講演をいただきます。

【フィリピンにおける大翔のこれまでの活動状況】

La TrinidadにてLa Trinidadにて

Marcos HighwayにてMarcos Highwayにて

 JICA民間連携事業(案件化調査)において、バギオ市を中心とするコルディレラ行政地域の斜面崩壊現場をDPWH-CARとともに踏査し、フィリピンの地すべり災害状況を調査するとともに日本技術の導入活動に取り組んでいます。

【滋賀県企業×滋賀大生】
 大翔は、本調査にあたって地元の滋賀大学からインターンを受入れております。
<インターン生紹介>
滋賀大学経済学部企業経営学科3年 楠本 涼瑛
<インターン生メッセージ>


海外への興味から1年間オランダで留学に取り組みました。そこでの経験を実際のビジネスの場で活かしてみたいと思い、このインターンシップに参加させていただきました。

「滋賀県の企業と滋賀大の学生で海外に挑戦する」という貴重な機会を頂けたことに感謝しながら、全力で取り組みます!

【導入する斜面防災技術について】
 特殊削孔技術およびのり面保護技術により、森林伐採なしで斜面を補強する選択肢をフィリピンに紹介します。JICA民間連携事業におけるDPWH-CARをはじめとする現地政府機関や民間企業との調査活動を通して、提案技術がフィリピンの条件に適合できると判断しました。今回のセミナーを通して、フィリピンで斜面防災事業に関わる関係者の技術理解を促進し、現地への導入を目指します。
 フィリピン、特に観光都市のバギオは急峻な斜面を多く擁しながら、雨季には日本の災害レベルの雨が何日も降り続く環境におかれています。「松の都」と称されるバギオは環境保護の意識が極めて高く、防災工事においても森林伐採やコンクリートで斜面を覆う工法が避けられる傾向になりつつあります。森林を伐採せずに仮設足場もなく斜面を保護できる本工法の導入によって、樹木が残る危険な斜面を予防保全的に補強することも可能になることで、地すべり等の土砂災害による人命や経済的損失を抑えて、フィリピンの開発課題解決に貢献します。

特殊削孔技術:スタンドドライブ(SD)工法
特殊削孔技術:スタンドドライブ(SD)工法

のり面保護技術:ユニットネット工法のり面保護技術:ユニットネット工法

【株式会社大翔について】
「土砂災害から命と生活を守る」ことをミッションに掲げ、滋賀県を拠点に法面保護工事の3次元計測・設計から施工・施工管理までを一貫して提供しております。詳しくはURL: https://sd-daisho.com
大翔は地元の頼れる建設会社となることを第一に掲げながら、法面保護の分野で国際社会におけるSDGs達成にも貢献してまいります。

【会社概要】
社名:株式会社大翔
本社所在地:滋賀県長浜市木之本町木之本2008-12
代表者名:吉田隆義
設立: 2002年4月
HP: https://sd-daisho.com

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