日本にもあった!?一夫多妻制という優れた制度

メンバーコラム
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人は人を愛する。

おませな幼稚園児はある子を好きになり、
小学生や中学生は同じクラスの子にをする。

好きになる経験は、多くの人に共通するはずだ。

ある一人を愛し続ける人は一途と言われ、
愛情が移りやすい人は多情で浮気性と言われる。

一途は良く、浮気性は良くない。そう思えるし、多くの人がそう考える。

例えば既婚者が異性と関係を持つ浮気は不倫と呼ばれる。

不倫とは「倫」あらざること、つまり人の道に背くことである。

芸能人などの不倫が発覚すると、何の関係もない人たちが騒ぎだすのは、
不倫が悪いこと、というイメージがあるからであろう。

実際、日本では不倫こそ違法ではないものの、重婚は違法である。

しかし、なぜ不倫は人の道を外れることで、重婚は罪なのか

歴史をさかのぼると複数の人と同時に関係を持つことは一般的であった

例えば江戸時代以前、富裕層が妾を取るのは普通のことであり人の道理を外れる行為ではなかった。

しかしキリスト教と共に一夫一妻制が伝来し、明治時代には列強へ追いつくため一夫一妻制は民法で定められた

世界各国でも近代に列強諸国が推し進めた帝国主義により、日本に限らず多くの国で一夫一妻制は採択される。

一方で一夫多妻制を採択する国もある。

例えばイスラム教の聖典「コーラン」の中で平等を条件に重婚は認められているため、イスラム教を信奉する国家では時に一夫多妻制が採択されるのだ

我々には馴染みのない一夫多妻制について、もう少し補足説明をしたい。

イスラム教ではコーランのもと4人の妻帯までが許される。しかし条件があり、全員を平等に扱わなければならない。

これは気持ちの問題だけでなく生活面の話でもある。

例えば春子に銀座のマンションを買い与えるのなら、夏子にも秋子にも冬子にも銀座のマンションを買い与えなければならないのだ。

つまり4人と結婚すれば4倍お金がかかるのである。

これは富の再分配も意味し、
豊かな家庭に生まれる子も増える

だいぶ魅力的な制度であるが、実情コーラン通りにことを行えている人は多くなく、男に逃げられたシングルマザーも多いようだ。

さてここまで説明したが、一夫多妻制(一妻多夫性)または多夫多妻制と一夫一妻制はどちらが良いのか。

一夫一妻制に慣れ親しんだ我々からすると、一夫多妻制は人の情に反しているように思う。

一方で、互いを独り占めする一夫一妻制は欲張りだとも言える。

人類史上、女性は沢山の男性と交わりを持ったことがあるようだ。

それは、沢山の男性と交わうと個々の優れた遺伝子を取り込むことができるとされたから。

その時子どもはコミュニティ内みんなの子どもであり、全員にいつくしまれる存在であっただろう。

コミュニティ全体が大きな家族になるようなものになる。

すると個々人はコミュニティ全体の利益を目指すはずだ。

少なくとも自分さえ良ければ良いという発想には至らない。

みなが全体の利益を考えて行動したら社会はきっと良くなる

こう考えると、僕らに馴染みのない一夫多妻制も優れた制度に思えるのだ。

関連記事:一夫多妻制の国ってどこ??認められる国と認められない国を解説

COCOCOLOR EARTH(ココカラアース)
ライタープロフィール
木下悠(きのしたゆう)
早稲田大学社会科学部に在籍。平和学を専攻。興味分野は報道、教育。
考えるゴリラとしてnoteで執筆中
Twitter:きのしたゆう@考えるゴリラ
note:考えるゴリラ@早稲田webライター
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